紀伊国牟婁郡
三重県紀宝町鵜殿
(詳細住所不明、烏止野神社の背後の山中)
※登拝道がありますが今回は磐座背後を確認するため崖を下りました。過去の登拝道の写真が見つかり次第UPします。

■祭神
饒速日命


烏止野神社の元社とされる社、背後の山中に鎮座します。社殿無し、巨岩のみ、注連縄がかけられ手前で祭祀が行われています。
当地を拠点とした
熊野連は第13代成務天皇の御代に熊野国造となっています。「新撰姓氏録」には「熊野連 饒速日命孫味饒田命之後也」とあります。祖神である饒速日命を祀った社であるとされます。中世には鵜殿氏が当地を支配、烏止野神社を麓に創建したようです。後には熊野本宮大社を奉斎する氏族となっています。
2体で構成される巨岩の背後には、陽石らしきものなど磐が群集。それらを含めて祭祀対象であったかと思われます。






こちらが陽石かと思われます。明らかに立て起こされています。