石船神社 (京田辺市)


山城国綴喜郡
京都府京田辺市高船里111
(P無し、駐車は下部写真参照)

■祭神
饒速日命
[配祀] 大国主命 事代主命


京田辺市「高船里(たかふねさと)」、奈良県生駒市高山町との県境に鎮座する社。社殿は丘陵斜面を切り開いて鎮座します。
◎饒速日命が「河内の哮ヶ峰(たけるがみね)」に降臨する前に、当地に降臨したという伝承有り。これは「神社明細帳」に「古老の口伝によると饒速日命が天磐船に乗りこの地の櫂峯(かじがみね)に降臨し、それから河内の哮峰に至り、大和の鳥見白庭山に遷ったという」とあります。
◎「河内の哮ヶ峰」とは当地より目と鼻の先。真偽のほどは確かめようも無いものの、当地に先に降臨したとしても何ら不思議はないところ。
◎また続けて「石船と称する石は社の北の山腹にあり、今は船石という、また舟繁松というのも大将軍という山上にあったが、今は枯れたが、古株が残る」と。
◎この石(巨石)は極楽寺との間の山腹にあるとのこと。その仏教施設と当社とは隣接しており、そちらの手水舎(仏教用語で何と言うか不明)の背後に、半分近く埋もれている巨石が二体座しており、そちらのことであろうと思います。おそらくは太古に組まれた磐座に、饒速日命の降臨神話が被さったのではないかと思うのですが。


この坂道の先に当社と極楽寺という仏教施設が並んでいます。車はこの坂を登る前の右手前道路に寄せて停めました。

当社へは真っ直ぐ、仏教施設へは右手に見える石段を。






こちらが「船石」であろうと思います。



東側麓を。