ものすごく間が開いてしまいました。
ブログを止めたわけではありませんが、一旦習慣から外れるとなかなか定期的に更新するのは難しいですね。
さて、ちょっと前になりますが、4月に2024年組が6年生になって初のSOが行われ、そこで各中学の偏差値の更新も行われました。
こちらは本年2月の入試動向を踏まえた偏差値となっていると思われますので、動きを見ていきましょう。
今回は男子編です。
以下の表は、それぞれ2021年9月、2022年9月、2023年4月(今回)の偏差値をまとめたもので、1つめの「差」の欄は2021年と2022年の差、2つめの「差」の欄は2022年と2023年の差を表示しています。
21/9 | 22/9 | 差 | 23/4 | 差 | |
男子校 | |||||
筑駒 | 70 | 70 | 0 | 70 | 0 |
開成 | 67 | 67 | 0 | 68 | 1 |
聖光① | 64 | 65 | 1 | 66 | 1 |
聖光② | 64 | 65 | 1 | 66 | 1 |
麻布 | 62 | 62 | 0 | 61 | -1 |
栄光 | 61 | 62 | 1 | 61 | -1 |
海城② | 61 | 62 | 1 | 62 | 0 |
武蔵 | 60 | 61 | 1 | 61 | 0 |
早稲② | 61 | 61 | 0 | 61 | 0 |
駒東 | 60 | 60 | 0 | 60 | 0 |
海城① | 58 | 59 | 1 | 60 | 1 |
慶應普 | 59 | 59 | 0 | 59 | 0 |
早稲① | 58 | 58 | 0 | 59 | 1 |
本郷③ | 58 | 58 | 0 | 59 | 1 |
浅野 | 58 | 57 | -1 | 58 | 1 |
早学院 | 56 | 56 | 0 | 56 | 0 |
本郷② | 56 | 56 | 0 | 58 | 2 |
サレB | 56 | 56 | 0 | 56 | 0 |
芝② | 56 | 56 | 0 | 56 | 0 |
21/9 | 22/9 | 差 | 23/4 | 差 | |
共学校 (男子) |
|||||
渋幕① | 64 | 64 | 0 | 65 | 1 |
渋幕② | 64 | 64 | 0 | 64 | 0 |
渋渋③ | 64 | 64 | 0 | 64 | 0 |
渋渋② | 63 | 63 | 0 | 63 | 0 |
筑附 | 62 | 62 | 0 | 62 | 0 |
栄東東 | 61 | 61 | 0 | 61 | 0 |
慶應SF | 60 | 60 | 0 | 60 | 0 |
小石川 | 60 | 60 | 0 | 60 | 0 |
慶應中 | 59 | 59 | 0 | 58 | -1 |
渋渋① | 58 | 59 | 1 | 59 | 0 |
千葉 | 58 | 59 | 1 | 59 | 0 |
早実 | 57 | 57 | 0 | 57 | 0 |
広尾③ | 57 | 57 | 0 | 57 | 0 |
市川② | 57 | 57 | 0 | 58 | 1 |
東葛飾 | 56 | 56 | 0 | 55 | -1 |
市川① | 56 | 56 | 0 | 57 | 1 |
広尾① | 56 | 56 | 0 | 56 | 0 |
東邦後 | 56 | 56 | 0 | 55 | -1 |
明明② | 56 | 56 | 0 | 56 | 0 |
東邦前 | 55 | 55 | 0 | 54 | -1 |
明明① | 55 | 55 | 0 | 55 | 0 |
感想
・全般的に男子校の偏差値が伸びている傾向があります。共学校はちょっと一息という感じですね。また、開成・聖光・渋幕と、筑駒を除く地域最難関校の偏差値が軒並み上昇しているのが特徴的です。2023年入試の受験者動向として、コロナ禍の影響が薄まる中で、最難関校の受験者が回復したといわれていますが、その影響が出ているものと思います。
・個別に気になったところをみてきましょう。2年連続で偏差値が上昇しているのは聖光①②と海城①です。
・聖光はやはり近年の東大現役合格実績がものをいっているのでしょう。開成と互角の東大現役合格率ですし、それを裏打ちする「塾いらず」の「手厚い」学習指導で人気を集めているものと思われます。
・海城は新設の理科棟完成により今年は人気をかなり集めたと思います。特に理系分野に興味がある男子に人気化しているのでしょう。また、昔から医師志望が多い学校だと思いますが、この理科棟は医師のご家庭にもかなり受けがよいと考えています。東大現役合格実績も堅調ですし、気づけば海城①と同じ1日入試の駒東と偏差値が並びました。
・しばらく67で動かなかった開成ですが、今年は68に上昇しました。本年2月の入試ではコロナ禍の影響が薄れたこともあり、受験者が増加し、競争が激化したことが影響しているものと思います。
・本郷もかなり人気が上昇しています。ここ数年進学実績を伸ばしていることが一つの要因でしょう。また本郷②は2月2日の都内男子校ではトップの偏差値です。上位には渋幕②、渋渋②、栄光、慶応SFがありますが、共学校あるいは千葉・神奈川の学校であり、都内の男子校志望者は本郷②を志望する傾向にあると思います。また、特に渋渋②の偏差値が上昇しすぎて、受験しづらくなったということもあるかもしれませんね。
・共学校に目を向けると、渋幕①が唯一偏差値を上昇させていますが、それ以外はほぼ無風という感じです。男子にとって渋幕①は開成・筑駒など最難関校の前哨戦という意味合いも大きく、今年は最難関校の受験者が大幅に増加したのと同様に、渋幕①の受験生も増加しています。これが偏差値上昇の要因でしょう。
次回は女子校・共学校(女子)編の予定です。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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