筑駒が発表されたので、以下の記事のアップデートです。
トップ10結果
私のどうでもいい予想は削除し、単純に今年と昨年の結果のみまとめています。
①開成 148※理Ⅲ3名(①193)(△45)
②筑駒 87※理Ⅲ7名(②96)(△9)
③灘 86※理Ⅲ15名(③92)(△6)
④聖光 78※理Ⅲ4名(④91)(△13)
④麻布 78※理Ⅲ3名(⑨64)(+12)
⑥渋幕 74※理Ⅲ2名(⑦74)(±0)
⑦西大和 73※理Ⅲ1名(⑤79)(△6)
⑧桜蔭 72※理Ⅲ11名(⑥77)(△5)
⑧駒東 72※理Ⅲ5名(10位圏外55)(+17)
⑩日比谷 51※理Ⅲ1名(⑧65)(△14)
注)前回の記事から開成と日比谷は数人増加しています。
全体としてみると、麻布は好調でしたが、今年はトップ10勢は軒並み数字を落としています。では中高一貫校ではなく公立高校が好調だったのかというとそういうこともなく、都立高校勢も総じて不調でした。
今年は私立公立問わず、特定の学校に集中するのではなく、例年に比べると多くの学校に分散したということが言えるのかも知れませんね。
もう一つ、今年は理系数学、物理、化学が難化したようです。特に物理はここ10年で最高難度という話です。そうすると、やはり中高一貫校有利の展開となります。この点については、別の記事で考察したいと思います。
理Ⅲランキング
個人的にはトロフィー目的の理Ⅲ受験は本当に日本社会の損失だと思っていて、もちろん医学分野に優秀な才能が進む必要はあるものの、集中しすぎるのも問題だと考えています。語弊をおそれずに言えば、理Ⅲ離れはどんどん進んだ方がいいと思っています。理Ⅰ・理Ⅱと理Ⅲの合格者最低点の差が昨今縮小傾向にあるそうですが、これはとてもいいことです。ただ、いまだに理Ⅲの難度がズバ抜けていることは事実ですので、あくまで指標として理Ⅲランキングを取り上げさせて頂きます。
①灘 15名
②桜蔭 11名
③筑駒 7名(+推薦医1名)
④駒東 5名
⑤聖光 4名
⑤ラサール 4名
⑦開成 3名
⑦麻布 3名
⑨渋幕 2名
⑨洛南 2名
ここまで合計56名=募集人員の57%
JGが未発表なので、入ってくる可能性はあります。
その他、神戸女学院、東海などが複数名という情報もあるのですが、真偽がよくわかりませんのでひとまず入れていません。
感想
・灘が貫禄の返り咲きですね。かつては20名以上合格していた年もありましたから、ひょっとすると灘OBからすれば物足りないのかもしれないですが、圧巻です。
・桜蔭は昨年15名で初の理Ⅲ合格者数トップとなりましたが、今年も二桁合格しました。これはやはり凄いことです。
・筑駒の7名もまあ例年通りというところでしょうか。筑駒はそれほど理三偏重ではなく、理一が多い学校ですので、こんなものでしょう。
・駒東の5名はなかなか凄いです。今年は本当に好調でしたね。
・ラサール4名も特筆するべきものです。ラサールは必然的に首都圏・関西圏の予備校に通えないわけですし、学校の指導でこの結果を出しているということなのでしょうか。凄いですね。
・逆に開成3名は少々物足りない数字となりました。医学部離れという影響もあるのかも知れませんね。
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