そろそろ息子の中1も終わりつつありますので、たまには息子の学習というか、親がこの1年息子の学習について何をしたか(しなかったか)について、問題無い範囲で書こうと思います。
1 我が家の基本方針は「深海魚上等!」
まず、我が家の中学生からの基本方針は、親は手を離すです。「深海魚上等!」の姿勢です。
これはこの1年貫き通しました。最初は我慢するのが大変でしたが、最近もうかなり慣れてしまいました。笑
この方針は賛否両論あると思うのですが、やはり「最後に頼れるのは自分だけ」だ、ということ、「何のために勉強するかといえば、自分のためだ」、ということをこの6年間で染みつかせるためには、保護者は助けない、という姿勢が重要だと思います。
これを前提に以下お読み下さい。
2 息子の成績状況など
これはやはり参考に書かざるをえないと思うのでかきますが、ざっくりと息子の学校での成績状況です。
深海魚上等!といっておきながら申し訳ないのですが(笑)、まあそこそこの成績をとってきています。科目によってはトップクラスですし、とんでもなくできない科目はないというのが相変わらず息子らしいです。
まあ部活をがんばっている割には良い方なのではないでしょうか。
3 保護者として学習面でしたこと、しなかったこと
以下リストアップします。
したこと
・テスト結果の確認と声かけ
・学習面の声かけ(気づいた時だけ宿題やってる?とか、定期テストの勉強してる?とか)
・本人が受験したいと言ってきたテスト・英検等の申込み
・(聞かれた時だけ)学習内容のアドバイス
・日々の学習(特に英語や数学)の積み重ねが如何に将来重要になってくるかについてしばしば話す
しなかったこと
・宿題管理
・プリント管理
・学習スケジュール管理(定期テスト前等も含めて)
・積極的な勉強内容のアドバイス
・参考書のアドバイス
・テスト・英検等の強制
こんな感じですね。声かけはしますが、学習スケジュールの管理や勉強内容の中身の確認まではしません。
それでもこの1年で、定期テスト等にむけて自分でスケジュールを立てて実施するようになりましたし、英検も自分で受験したいと言って勉強・受検していました。周囲の影響もあるのでしょう。
本人的には、英語の重要性は結構認識しているようで、「どの程度の英語力があれば将来仕事で困らない?」などという質問もしてきており、声かけの効果はでてきているのかも知れません。
4 英数の重要性をどう伝えるか?
中高一貫校ですと、6年先の大学受験を見据えて、中学時代は特に英数に特に力を入れますよね。鉄緑会、SEG、東進など、中高一貫校生が多く通う塾もそのような方針だと思います。
英数を重視すべきという点は私も全く同感です。
ただ、やはり自分から学習するようになるためには、勉強への動機付けが必要だと思います。まあそれが動機付けになるなら「東大に行きたいから」でもいいと思うのですが、中1にとって大学受験を現実的な目標にするのはちょっと気の早い話なのかなとも思います。目標が東大、というのも何か夢のない話です。
中1だと、もっと大きな夢のある話をしたいところです。まだ将来の進路をどうするか決めていない子も多いでしょうから、それも難しいところではありますが、ポイントは英数の力は将来の選択肢を広げる力だ、というところでしょうかね。
私が息子に伝えているのは、「英語ができないと仕事のフィールドはほぼ日本限定だけど、英語ができればそのフィールドは地球丸ごとに広がるよ」ということですね。
また、「日本語は現状比較的文献等に恵まれた言語だけど、人口や経済規模が縮小していると将来どうなるかわからないよ。英語ができれば将来的にも世界中のあらゆる知識・学問にアクセスできるようになるよ。」ということも伝えています。
数学については「英語が学問・ビジネス上の世界共通語だとすると、数学は理論上の世界共通語だよ。数式一つでコミュニケーションが取れるのは素晴らしいよ。」という話しをしています。
そして、「数学は理系学問の全てで基礎になるし、応用するにも必要。逆に言えば、数学の力さえあれば、将来やりたいと思うことができたら何でもできる。」と言っています。
そして、英語と数学を中学生からコツコツやる意義として、「中学受験の算数と同じで、英数は一朝一夕にはいかない科目で、基礎が非常に重要だから」と言っています。
まあ、本当は中学生時代さぼってても高校3年間一生懸命やればできるようになるんですけどね(ソースは私。笑)。これは伝えてません。笑
5 おわりに
息子のこの1年は、学校を除いた時間について部活8割、学習2割という感じで過ごしましたが、それでも自分なりのペースで自主的に学習できるようになってきたので、保護者目線からはきちんと成長曲線を描いているな、と感じています。
この調子で、大学受験に本腰を入れるようになる高校2年生くらいまでは、ある程度勉強もしつつ伸び伸びと過ごして欲しいなと思います。
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