昨日はこの2月1日の直前の週末に、お子さんとの中学受験の記憶を残しておくことをオススメしました。
もうちょっと補足として、あれから1年経った今これをしておいて良かったと思うことがあるので、こちらで述べておきたいと思います。
1 2月以降の受験生
多くの家庭でそうだと思うのですが、受験までひたすら努力してきたお子さんには、中学受験が終わった後の小学生最後の時期を勉強のことは忘れて楽しんでもらいたいと思うでしょう。
もちろん意識高く、中学入学後の塾を申し込んだり、何なら春期講習を申し込んだり、英検の準備をさせたりする家庭もあるでしょうが、大半はそうでないと思います。
我が家も前者です。方針として中学受験以降は手を離すという考えであったこともありますが、本人が言い出さない限り勉強については基本放置です。
そうなると、そこはもう普通の小学生に戻った受験生達ですから、遅れを取り戻すかのように遊びまくります。笑
それはとても健全な姿で、しばらくはああ終わって良かったなあ、と保護者も思います。
息子も受験までは、「受験後はサピでもらった数学や英語の基礎トレをやる」と言ってましたが、その後ページを開くこともなく埃をかぶっていました。笑
おそらく入学までほぼ全く勉強というものはしていなかったと思います。
2 保護者の心境の変化
最初は「今まで何年も頑張ってきたんだから、たくさん遊んでほしい」と思っていた保護者も、春休みぐうたら過ごしている我が子の姿を見て、徐々に「あんなに勉強しなくて大丈夫?」という心境になってきます。遅かれ早かれ、しまいには「もうちょっと勉強したら?」と言いたくなってしまう時期がくるでしょう。学習の管理から手を引いていると、最初の定期試験くらいまでにはこの流れになります。勝手なものです。笑
他方で、子供は中学受験を乗り越え、精神的にも成長し、反抗期を迎えるお子さんも多いでしょう。中学受験時代のように、素直に勉強しろと言って聞いてくれることはありません。
そうなると、せっかく希望の中学に入学し、楽しい中学生活を送っているにもかかわらず、親子はあまりいい関係にならないという状態もありえます。
この時期になってしまうと、今この入試直前期に抱いているお子さんへの気持ち、思い出の記憶も薄れてしまいます。笑
なので、思い出を記録するのは今なのです。
3 中学受験の思い出の記録を見直す
そして、中学生になって、お子さんに主に勉強面で怒りたくなった時、中学受験の時にお子さんと築いた思い出の記憶を読み返すのです。
すると、一生懸命やっていた子供も様子や、その時に子供に抱いていた感情を思い出すことができます。そして、今は反抗期だし、あの頃に築いた親子の絆は残っている。子供は中学受験であれだけ頑張れたんだから、今は見聞を広める時期で、そのうち自分で頑張る日がくる、と思うことができます。
中学生になって自立心を持つようになったお子さんを信じて、温かく見守る心境になれるのです。
4 まとめ
私が思う、中学受験を振り返って思い出を記録する効用をご説明しました。
騙されたと思って記録をのこしてみて下さい。お子さんが中学生になってから、おそらく役に立つ時が必ず来ると思います。
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中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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