「マウントを取る」とは
相手に対して優位な立場になって
相手を見下すような態度を取ることですが、
学歴や仕事、恋愛や人間関係、
知識量や社会的地位など
何か誇示できることがあれば
人に対してマウントを取ることができます。
このアメブロにも
マウントをテ-マにした記事が
沢山ありますから
マウントを取る、取られることは
沢山の人を悩ませているのでしょう。
そして
この記事をお読みのあなたは
きっと心やさしい方でしょうから
マウントは「取るもの」ではなく
マウントは「取られるもの」ではないかと思います。
そんな「マウントを取られたと感じる側」としては
マウントを取る人と
取られる立場の自分は全然違う
と思うかもしれませんが、
マウントを取る側、
取られたと感じる側、
どちらにも共通していることが
結構あるんです。
この共通点をわかっておくと
マウントを取られたと感じた時
感情的にならずに対処しやすくなりますし
自分の心を見つめ直す
よいきっかけになるかと思いますので
今日は
マウントととる人、
取られたと感じる人の心理について
書いてみようと思います。
マウントする側
されたと感じる側、
どちらにも
不足がちなものは:
自己肯定感
そして
過剰気味なものは:
比較意識
承認要求
競争意識(負けず嫌い)
です。
マウントを取る側は
自信満々に見えますが
実は自己肯定感が低い、つまり
自分の絶対的価値を
信じることができないがゆえに
人と比べること、
相手に勝つことで
自分の価値を確認したがります。
相手が「すごいね」と感嘆し
期待通りの反応をすれば
過剰気味の
承認要求が満たされる、
だから
マウント行為に走りがちなのです。
一方で
マウントを取られたと感じやすい人は
こちらもまた
自己肯定感が低いがゆえに
人に「自己肯定できていない部分」を
刺激されると強く反応してしまいます。
自分は「仕事ができない」と思い
そこを引け目に感じていると
私、仕事は定時で終わらせるよ!
今日はサクサク仕事ができた!
…という誰かの言葉を
マウントと解釈する、
という感じですね。
だから
相手はただ「事実」を伝えているのに
マウントを取られた、
傷つけられたと感じるのです。
そして
マウントを取る人と同じように
自分の絶対的価値を信じられないので
人との比較で自分の価値を計り、
その比較で生まれた価値を
自分の価値だと信じようとします。
相手に勝てば自分の価値は上がり、
負ければ下がるので
マウントを取られて
負けを意識することはとてもつらいのです。
マウントを取られる側も
自己肯定感が低く
競争を通して相手に勝って
承認要求を満たし
自分の価値を確かめたい
という点では
マウントを取る側と
とても似ているのですね。
逆に
自己肯定感が高い人は
人と比べる必要をそもそも感じません。
自分の生き方、
自分の働き方、
自分の在り方、
自分の幸せ、
そういったものに
自信と満足感を感じているからです。
だから
人の人生で起こったことや
人の話を
「自分と比べるもの」ではなく
「その人に起きたこと」として捉えることができ、
人の幸せや成功を
純粋に喜ぶことができるんですね。
そもそもの話、
人生は競争ではありません。
ひとりひとりが
自分の荷物を背負って
自分の選んだ道を
ひたむきに歩き
毎日をできるだけ
充実させて生きていけば
それでいいんです。
このことが
あなたの腑に落ちた時
マウントを取ることも
取られると感じることも
あなたには無縁なことになると思います。
私は
マインドフルネス、
アドラ-心理学、
セルフコンパッション、
全部使って
何年も時間をかけて
少しずつ、少しづつ、
自己肯定感を上げてきました。
そのおかげで今は
「マウントの世界」から離れて生きています。
自慢げに話をする人がいても
うふふ、今日はまた
ずいぶん自慢してる!
みたいに聞き流したり、
へえ、そうなんだ!
よかったねえ!
と同調したりしながら
感情的にならずに
やり過ごすことができます。
こういうことを書くと
私に競争心を持っている方は
私がマウントを取っていると感じるかもですね
自分に深い愛情と理解を持ち
人との比較も競争も止めてしまうと
とっても楽になるんですよ。
こう考えると
自己肯定感を育むことは
心軽く幸せに生きるための
最強の処方箋
なのかも知れません
もしあなたが
マウント問題で
心が乱れがちなら
自分の心の中にうごめく
劣等感や競争心、承認要求に
やさしい愛情の目を
向けてあげてください。
そんなあなたに対しても
限りない理解と愛情を示していくと
だんだんと
自己肯定感が育っていきます。
時間はかかるかも知れませんが
あなたがあなたを、
そしてあなたの人生を、
心から好きになった日には
あなたの人生の辞書から
「マウント」という言葉は消えるはずです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました
それではまた明日!
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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