


バランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ智子です
あなたには
ここぞという時に
心を開いて相談できる人、
つまり
心から信頼できる人は
いるでしょうか?
そしてその「信頼できる人」は
あなたにとってどんな人ですか?
私にとって「信頼できる人」というのは
私の行動を見張り
ああだこうだと口出しせず
日ごろから私を暖かく見守り
困った時には親身になってくれる人、
そんな人です。
私の旦那さんと娘ちゃんが
まさにそういう人です
幸い
私の旦那さんとも
私の娘ちゃんとも
信頼で結ばれた愛情深い人間関係が
できているのですが
信頼関係を築き
それを維持するのは
やはり努力が必要なことです。
結婚したからとか
親子だからとか
そんな理由だけで
お互い分かり合えるはずもありません。
ことあるごとに
相手の立場に立ち、共感し、
愛情をべ-スに接する、
絶え間ない努力が必要なのです。
でも
たとえ大きな努力が必要でも、
たった一人でも
そんな人がいてくれたら
人生に逆風が吹く時も
地に足をつけていられますよね。
そんなわけで
今日は
アドラ-心理学の「信頼」とは何か、
そして「信頼関係の育て方」について
少し書いてみようかと思います。
娘と私の例を出しますので
特に親子の信頼関係構築の
参考になるかも知れません。
アドラー心理学の「信頼」は
相手が自分の思い通りにならなくても
自分の期待通りに行動しなくても
相手の可能性と能力を
信じ続けること、
何度ガッカリさせられても
また心新たに
相手の良さ、可能性を
信じなおすことです。
そして
アドラ-心理学では
xxするなら信じる
xxになったら信じてあげる
そういった「条件付き」の「信じる」は
「信頼」ではなく
銀行が何かを担保にお金を貸すような
「信用」と呼び、
この2つをハッキリ区別して考えます。
つまり信頼とは
xxができたからこの子を信用する
xxができるならこの子は大丈夫
という態度ではなく
この子には
この子の課題と向き合う力がある
親である私はその力を信じ
必要な時にだけ支援すればいい
そう自分に宣言し、
その姿勢を貫くことなんです。
だから
相手を信頼することは
自分の心を無担保で
相手に差し出すようなものであり
どんな時も
相手を見守る覚悟を持たねばならない、
とても勇気がいること
でもあるのです。
簡単に言うと
信頼関係を育てるには
相手から担保を取ってから
自分が信じるのではなく
これは上記の通り「信用」であり「信頼」とは違います
まず自分が信じる勇気を出し
その勇気を示し続けることがカギ
ということになります。
先日突然
娘ちゃんから
人間関係の悩みを相談されました。
その内容はここには書けませんが
彼女なりに深く悩み
友達から意見を聞いたりして
自分で答えを出そうと
一生懸命もがいているところでした。
そんな中、娘ちゃんは
人生経験のある大人の意見が欲しい
という理由で
私に相談してくれたのでした。
私が彼女を信頼しているように
彼女も私を信頼してくれていることが分かり
純粋に嬉しかったのですが、
こんな喜びが味わえるのも
娘の言動にガッカリする度に
何度も何度も心を新たにして
ストイックなまでに
娘を信じ続けてきた努力があったから、
信じる勇気を
出し続けた結果だと思います。
繰り返しになりますが
信頼するということは
とても勇気がいることです。
その勇気を示し続けるにも
また勇気が必要です。
だから
私たちはすぐに
色んな知識を詰め込んで
分かったつもりになったり
ガミガミ口うるさく
相手をコントロールしようとしたり
問題を見て見ぬふりをしたりして
信頼という勇気ある行為から
逃げようとします。
でも
あなたが
勇気ある一歩を踏み出さないと
本当の信頼は育ちません。
相手が失敗するのを見る勇気
相手に自分で考えてもらう勇気
相手が自分で立ち上がるのを待つ勇気
相手が助けてと言った時に
全力で助ける勇気
…信頼には
色々な種類の勇気が必要ですが
まずはその一つでもいい、
本当に勇気を出してみて下さい。
頭で理解することより
行動すること、
あなたが一歩踏み出すこと、
そして踏みだし続けること、
そこから信頼は生まれてきます。
そして
本当の信頼で結ばれた関係は
ちょっとやそっとでは壊れません。
一生の宝になるような
信頼に結ばれた関係は
あなたにも作ることができます。
最初は小さな勇気でいい。
出せる勇気を出してみてください。
そして
あなたに勇気が足りない時は
あなたがあなたを応援する時。
何度失敗したっていい、
自分の心を勇気で満たしながら
どんな自分にも優しく寄り添いながら
勇気を出し続けてください。
応援しています!
今日があなたと
あなたの大切な人にとって
とっても素敵な日に
なりますように
それではまた明日
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は33年目、現地日系商社勤務は30年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
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マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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