あえか。まで
マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師マインドフル・セルフコンパッション（MSC™）Trained Teacherアドラー心理学勇気づけ講師としてバランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ智子です
秋と言えば読書の秋。
そして食欲の秋でもありますね。
ドイツは日本に比べて
食材が全般的に乏しいので
秋だからと言って
何が特に美味しいわけではありませんが
カボチャや栗のような
こっくりしたものが旬になります。
↓食用、飾り用、色んなカボチャがあります
食欲の秋、あなたは
楽しんでいますか？
美味しいものを食べることは
生きる楽しみのひとつでもありますよね
ただ
食べ過ぎや暴食は
身体を壊すもとになるのも事実。
ちなみに私は若いころ
一年半ほどアメリカ留学したのですが
勉強しながらポップコーンを
お腹いっぱい（以上
）に食べるという
良くない習慣を身につけてしまい
日本に変える頃には
日本を出た頃の体重から
6㎏プラスになっていたという
苦い経験があります
当時は流石に
身体の切れが悪くなり
動くのが億劫になりました…
あなたにも
似たような経験があるかも知れません。
最近はドイツでも
美味しい柿が手に入るようになりましたよ↓
食べることは
喜びでもありますが
美味しいものを食べる時
お腹が空いている時
私たちがよくやってしまうのが
食欲に任せて一気に「詰め込む」
前のめりに食べてしまう
ということだと思います。
美味しいものにかぶりつきたい！
とにかく空腹を満たしたい！
誰でも知っているその気持ちは
とても人間らしいものですが
脳の満腹中枢は
食べ始めて20分ほどして刺激されるので
前のめりの早食いや
詰め込むような食べ方は
どうしても
食べ過ぎにつながりやすいもの。
つまり
食べ過ぎを防ぐには
食べ始めの20分のスピ－ドを落とすこと
が大切ということですね。
食欲の秋を健康に満喫したいなら
食べるスピ－ドを落とすのが一番
なのです。
ドイツの秋の果物と言えばプラム↓
ここでお役に立てるのが
マインドフルネスの実践のひとつ、
「食べる瞑想」Mindful Eatingです。
瞑想といっても
眼をつぶって行うのではなく、
ただ純粋に
今自分が食しているものを
五感を使って味わっていく
という、
とてもシンプルな実践です。
やり方を簡単に
ご紹介しますね。
1．その食材に手を伸ばす自分を意識する
2．「食べたい」欲求はどんな感じか感じてみる
3．食材を手に取る（箸やフォークも使ってOK）
4．色、形を始めてみるように観察する
5．香りを嗅ぐ
6．ゆっくり口に運ぶ
7．口の中での感触を味わう（まだ噛まない）
8．ゆっくり噛みながら味や風味を感じる
9．少しずつ飲み込んでいく
10．飲み込んだ後の余韻を感じる
…これをひと口ひと口、
丁寧にやっていきます。
「こんなにやるの？」と
思われるかも知れませんが
「食べる」という行為は
実はこんなに複雑なのですよ！
リストにすると
とても長く見えますが
要は「五感を使いながらゆっくり食べる」
ということなんです。
もちろん食事全てを
このように食べる必要はなく、
時間がなければ
最初の2-3口だけでもOKです。
私が食べる瞑想をガイドする時は
五感を使ってゆっくり食べることに加え
これら食材が
自分の目の前に置かれるまでに
どれほどの時間がかかり、
どれほど多くの人の手間や尽力があったか
という点にも
想いを馳せてもらっています。
食材にまつわる自然の恵みや
育つまでにかかった時間、
農家の方のご苦労や
流通に携わった方々の時間など、
食べ物の「舞台裏」を考えると
自然と感謝の気持ちも湧いてきます。
そうすると
これまた自然に
食べる速度が落ちるのです
美味しいものいっぱいの
食欲の秋。
運動の秋でもありますから
お腹がペコペコになることもあるでしょう。
そんな時こそ
ゆっくりと食べてみて下さい。
健康維持はもちろん、
心もしっかり満たさせること請け合いです！
最後までお読みいただき
有難うございました
今日も美味しいものを
感謝しながら頂きましょう
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は34年目、現地日系商社勤務は31年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとセルフコンパッション、アドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
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