「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」★★★★~美味しいところはしっかり埼玉が持っていく | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
美味しいところはしっかり埼玉が持っていく
★★★★
(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
 
(2023年/日本/116分
 
【 監督 】
武内英樹
 
【 原作 】
魔夜峰央
 
【 出演 】
GACKT
二階堂ふみ
加藤諒
益若つばさ
堀田真由
くっきー!
アキラ100%
朝日奈央
和久井映見
川崎麻世
藤原紀香
片岡愛之助

 


 

【あらすじ】

 

 麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により、東京都民から自由と平和を手に入れた埼玉県民。そんな麗は“日本埼玉化計画”の推進により越谷に海を作ることを計画、そのために必要な白浜の美しい砂を求め仲間たちと和歌山へと向かう。

 しかし、和歌山は大阪の支配下にあり、かつての埼玉県民と同様に迫害を受けていた。麗はそこで知り合った滋賀解放戦線のリーダー桔梗とともに、大阪からの支配から自由を取る戻すべく奮闘する―

 

 

【コメント】

 

 2019年に社会現象ともなった大ヒット映画『翔んで埼玉』。その待望(というか、まさか)の続編が4年の時を経ていよいよ公開!ということで、前作劇場で鑑賞した際、“埼玉あるある”ネタの応酬に劇場が揺れるほどの大爆笑をかっさらっていたのが未だに記憶に沁みついている僕としては、今年の目玉作品のひとつとして非常に楽しみにしていた作品です。

 今回は関東圏のバトルから関西圏がネタになるようなタイトルですが、そもそも続編自体原作がないのでパワーダウンしてしまうのではないかという懸念や、GACKTの体調不良による活動休止という時期もあり、本作は本当に完成するのかどうか疑問もありましたが、今般めでたく劇場公開ということで、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

 

 最高、今回も前作に負けず劣らずのバカバカしさ。最高に楽しませていていただきました!

 翔んで埼玉というタイトルながら、今回メインになるのは関西圏。大阪という地を関西圏の暴君として仕立て上げ、その周囲の県、和歌山や滋賀、奈良といったイマイチパッとしない県が迫害を受けているという構図。これは関西圏ならずとも皆が何となくわかっている勢力図でしょう。その暴君・大阪からの独立を目指し奮闘するというもので、前作の展開を踏襲しつつ、関西圏あるあるネタをこれでもかとぶち込んでいき、だけど最終的にクライマックスの美味しいところはしっかり埼玉が持っていくという展開は最高に面白かったですね。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.今回は関東じゃなく関西圏メイン

2.だけど美味しいところはしっかり埼玉が持っていく

3.関東、関西ときたら次はあそこしかない

 

 冒頭の武蔵野線のくだりでひと笑いあって、埼玉に海を作るべく和歌山に船出するも、そこは大阪の支配下。各県の解放戦線と手を組み大阪からの解放を目指して奮闘する。

 ぶっちゃけもう埼玉ほとんど関係なくなっちゃっているので、前作でフィーバーした埼玉県民にとってするとちょっと肩透かし食らっちゃうかもしれません。しかしながら、誰もが知っている関西圏あるある、たとえば大阪の粉ものネタや、京都の本音と建前ネタ、琵琶湖の水止めるネタなどなど、関西圏の小争点がたくさん登場し、それをしっかりストーリーに練り込んでいる所はさすが。

 それでも、大阪の陰謀を食い止めるべく、クライマックスはしっかりと埼玉県民の心を掴むネタを用意しているのでご安心。クライマックスはもう爆笑必至のネタが用意されています。

 

 いやしかし、今回も超豪華キャストですなー。片岡愛之助と藤原紀香の夫婦競演もさることながら、杏や川崎麻世、山村紅葉、和久井映見といった超ベテラン勢が揃いも揃ってこんな壮大な茶番劇にマジメに挑んでいるところが実に素晴らしい。

 キャスティングも含め、今回も最高に楽しませていただきましたね。惜しむらくはもうちょっと大ハコで観客皆と大爆笑しながら観たかったところですが。

 

(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

 

 そんなわけで、今回は関西圏がメインの話になったので、地元埼玉をはじめとした関東圏としては前作よりもイマイチ響かなかったかも知れませんが、それでも前作のバカバカしい茶番劇をしっかり継承した面白さをキープしたのは素晴らしいところです。関西圏での大ヒットを願うばかりですね。

 監督曰く、3まであるという宣言をしており、主演のGACKTは渋っている模様ですが、もし3があるとすると、関東圏、関西圏とくれば次はもうあそこしかないでしょう。そう、九州ですよ九州。主題歌も担当しているはなわがその昔「S・A・G・A佐賀~♪」で大ヒットをしているのを見ても分かるように、次なる解放戦線は佐賀になるに違いない!あそこも福岡という一大巨大都市がありますからね、その周りを囲む九州勢との関係を考えると、関東、関西にも負けてないと思います。

 ともあれ、3があることを僕は期待してやまないです。ぜひとも実現してほしいですね。

 

 

【2023年度 Myランキング】(11/26時点)

 

 本作は、本年度のベスト10中8位(暫定)にランクイン。

 急に冷え込んできたで!

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

  2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

  3位:ザ・フラッシュ ★★★★☆

  4位:ロストケア ★★★★

  5位:ヴィレッジ ★★★★

  6位:キングダム 運命の炎 ★★★★

  7位:リバー、流れないでよ ★★★★

  8位:翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~ ★★★★

  9位:首 ★★★★

 10位:イコライザー THE FINAL ★★★★

  次点:ジョン・ウィック:コンセクエンス ★★★★

     インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★★

     シン・仮面ライダー ★★★★

     

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★

  2位:レジェンド&バタフライ ★★

  3位:クレイジークルーズ(未) ★★

 

 

<その他ランク外一覧>

非常宣言映画 イチケイのカラスカンフースタントマン 龍虎武師キラーカブトガニルパン三世VSキャッツ・アイ(未)パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女スランバー・パーティー大虐殺FALL フォール#マンホールバイオレント・ナイトシャイロックの子供たちアントマン&ワスプ クアントマニアBLUE GIANT湯道別れる決心ミッドナイト・マーダー・ライブフェイブルマンズシャザム!神々の怒りマッシブ・タレントエスター ファースト・キル生きる LIVINGノック 終末の訪問者AIR エアスマホを落としただけなのに(未)search#サーチ2東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-ナイブズ・アウト:グラス・オニオンTAR ター最後まで行く岸辺露伴 ルーヴルへ行くクリード 過去の逆襲極道統一怪物M3GAN ミーガンワイルド・スピード ファイヤーブーストスパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース大名倒産バビロン東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-ホーリー・トイレットPearl パール君たちはどう生きるか65 シックスティ・ファイブオオカミ狩りミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE逆転のトライアングルトランスフォーマー ビースト覚醒ダークグラスリボルバー・リリープロジェクトX-トラクション(未)ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーバービー三茶のポルターガイストSAND LAND死霊のはらわた ライジング(未)GメンMEG ザ・モンスターズ2呪呪呪 死者をあやつるもの劇場版シティーハンター 天使の涙<エンジェルダスト>ミステリと言う勿れ名探偵ポアロ ベネチアの亡霊忌怪島/きかいじまミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!沈黙の艦隊BAD LANDS バッド・ランズソフト/クワイエット次元大介(未)おまえの罪を自白しろ映画ネメシス 黄金螺旋の謎ザ・クリエイター 創造者バイオハザード:デスアイランドインシディアス 赤い扉(未)ドミノゴジラ -1.0ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービープー あくまのくまさん法廷遊戯マーベルズ先生!口裂け女です!スクリーム6(未)高速道路家族マッド・ハイジ

 


 

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