「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!」★★★~日本じゃマネできないアートなアニメ | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
日本じゃマネできないアートなアニメ
★★★

(C)2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.

 

(2023年/アメリカ/100分/Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem
 
【 監督 】
ジェフ・ロウ
 
【 声の出演 】
マイカ・アビー(榊原優希)
シャモン・ブラウン・Jr(梶裕貴)
ニコラス・カントゥ(宮世琉弥)
ブレイディ・ヌーン(土屋神葉)

アヨ・エデビリ(齊藤京子)

ハンニバル・バレス(梶裕貴)

ローズ・バーン(沢城みゆき)

ジョン・シナ(中村悠一)

ジャッキー・チェン(堀内賢雄)

アイス・キューブ(佐藤二朗)

 


 

【あらすじ】

 

 マッドサイエンティストにより作られた液体で、カメからミュータントとなったミケランジェロ、ドナテロ、ラファエロ、レオナルドは、父であるネズミのミュータント、スプリンターととも地下に身をひそめながら武術の腕を磨いていた。

 普通の人間のティーンエイジャーと変わらないミケランジェロたちは、人間のティーンエイジャーと同じ生活を送ってみたいと密かに願っていた。

 そんな中、ハエのミュータントであるスーパーフライを筆頭としたミュータント軍団が人間たちを脅かしていた。スーパーフライは人間社会を乗っ取ろうと画策しており、ミケランジェロたちはそれを阻止すべく戦いに身を投じていく―

 

 

【コメント】

 

 一難去ってまた一難。こっちが片付けばまたこっちを片付けなくてはいけないと、下半期に入っても相変わらず忙しい日々を送っておりますが、そんな忙しない中で心癒されるのがやっぱり映画鑑賞。今回劇場で鑑賞したのが本作であります。

 ミュータント・タートルズといえば90年代に実写化されているし、2015年『ミュータント・タートルズ』、2016年『ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影<シャドウズ>』でマイケル・ベイによってリブートされていますが、今回はアニメーションとして復活。

 日本ではイマイチ人気が出ないものの、僕はちょっと面白そうだなと興味が湧いていたので、さっそく「TOHOシネマズ立川立飛」に足を運んだ次第。

 今回は吹替版で鑑賞しましたが、字幕版では我がヒーロー、ジャッキー・チェンが吹き替えを担当。しまった、字幕で観ときゃよかった。

 

(C)2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.

 

 うむ、面白かった!タートルズたちのヒーロー誕生の物語という位置付けでしょうかね、ユーモラスでテンポも良いし、何と言ってもアメリカだからこそできるアーティスティックなアニメの表現方法。今年観た『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』にも通ずる新たなアニメの表現方法を確立しつつありますね。こんなアートなアニメ、今の日本じゃ絶対にできませんよ。カトゥーンな感じでもCGな感じでもなく、もちろんジャパニメーションでもない。壁にスプレーで描いた絵がそのままアニメになったようなダウンタウンなテイストがとても見応えありましたね。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.日本じゃマネできないアートなアニメ

2.タートルズはヒップホップが良く似合う

3.日本では爆死っぽいけど続編に期待

 

 本作は、これまでの実写版タートルズと違って、タートルズ4人のティーンならではの悩みや向こう見ずな勢いが強く出ていて、友達が欲しい恋がしたい映画が観たい、といった人間のティーンエイジャーたちが体験することへの憧れ、人間嫌いな父親スプリンターの過保護過干渉に対する悩み、こうと決めたら最後まで突っ走る向こう見ずだけど勢いがある若者ならではのパワフルな行動力といったところが強く出ていますね。要は青春モノとしてのテイストが強く含まれていて、自分が若かりし頃の悩みとかぶったりして共感できます。

 加えて、ミュータントに対する人間の偏見や差別といった、現代の社会問題にも通じる部分もほんのりとあったりして、さらに奥深くさせているところもGOODです。

 本作がテンポよく楽しめるのは、数々のヒップホップ音楽をBGMに置いているところも大きいでしょう。こんなアートなアニメにはヒップホップの音楽が良く似合いますね。

 

(C)2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.

 

 というわけで、ハリウッドのアニメと言えばディズニーのテイストが王道でしたが、本作しかり『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』しかり、新たなアニメの表現方法がハリウッドで確立しつつありそうな気配。

 本作はアメリカでは絶賛だったものの、残念ながら日本では初週11位と爆死の模様。やっぱり日本じゃ人気は出ないかなー。とはいえ、続編は大いに期待できそうだし、またタートルズたちの活躍を観れる時が来るのを期待してやまないです。

 

 

【2023年度 Myランキング】(9/30時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 仕事でこっちがパニック。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

  2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

  3位:ザ・フラッシュ ★★★★☆

  4位:ロストケア ★★★★

  5位:ヴィレッジ ★★★★

  6位:キングダム 運命の炎 ★★★★

  7位:リバー、流れないでよ ★★★★

  8位:ジョン・ウィック:コンセクエンス ★★★★

  9位:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★★

 10位:シン・仮面ライダー ★★★★

  次点:SAND LAND ★★★☆

     アントマン&ワスプ クアントマニア ★★★☆

     バービー ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★

  2位:レジェンド&バタフライ ★★

  3位:忌怪島/きかいじま ★★☆

 

 

<その他ランク外一覧>

非常宣言映画 イチケイのカラスカンフースタントマン 龍虎武師キラーカブトガニルパン三世VSキャッツ・アイ(未)パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女スランバー・パーティー大虐殺FALL フォール#マンホールバイオレント・ナイトシャイロックの子供たちBLUE GIANT湯道別れる決心ミッドナイト・マーダー・ライブフェイブルマンズシャザム!神々の怒りマッシブ・タレントエスター ファースト・キル生きる LIVINGノック 終末の訪問者AIR エアスマホを落としただけなのに(未)search#サーチ2東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-ナイブズ・アウト:グラス・オニオンTAR ター最後まで行く岸辺露伴 ルーヴルへ行くクリード 過去の逆襲極道統一怪物M3GAN ミーガンワイルド・スピード ファイヤーブーストスパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース大名倒産バビロン東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-ホーリー・トイレットPearl パール君たちはどう生きるか65 シックスティ・ファイブオオカミ狩りミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE逆転のトライアングルトランスフォーマー ビースト覚醒ダークグラスリボルバー・リリープロジェクトX-トラクション(未)ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー三茶のポルターガイスト死霊のはらわた ライジング(未)GメンMEG ザ・モンスターズ2呪呪呪 死者をあやつるもの劇場版シティーハンター 天使の涙<エンジェルダスト>ミステリと言う勿れ名探偵ポアロ ベネチアの亡霊ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!

 


 
 
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