「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」★★★~面白さは保証、だけど全体的に間延び | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
面白さは保証、だけど全体的に間延び
★★★
(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
 
(2023年/日本/118分
 
【 監督 】
渡辺一貴
 
【 原作 】
荒木飛呂彦
 
【 出演 】

高橋一生

飯豊まりえ

長尾謙杜

安藤政信

美波

木村文乃

 


 

【あらすじ】

 

 相手を本にして生い立ちや秘密を読み、さらに書き込むこともできる“ヘブンズ・ドア”の能力を持つ漫画家・岸辺露伴。

 ある日、取材のため担当編集者の泉とともに絵画のオークションに参加、そこで露伴は真っ黒な絵画を購入する。ところが、その謎の男たちに絵を奪われそうになり、真相を探ることに。

 この真っ黒な絵は、フランスのルーヴル美術館に所蔵されてあると噂される、この世で最も邪悪な“最も黒い絵”の模写であることを突き止めた露伴は一路フランス向かう。

 そして、その絵は露伴自身の過去にも深く関係するものだった―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回劇場で鑑賞したのは、荒木飛呂彦先生の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」で登場した漫画家・岸辺露伴を主人公とした「岸辺露伴は動かない」をはじめとしたスピンオフ漫画の実写版。

 本作はNHKで高橋一生が岸辺露伴に扮した同名ドラマの延長線上にあるもので、高橋一生と飯豊まりえが続投しています。僕はそのドラマをDVDで観ていたので、NHKがジョジョ系のドラマを作ったという驚きもあったんですが、さすがのNHK、完成度は中々に高く見応えがあるドラマだったので、映画化と聞いたときはこりゃ観なきゃならないなと楽しみにしていた作品です。

 ということで、土曜のレイト、さっそく「TOHOシネマズ立川立飛」に足を運んだ次第です。

 ジョジョファンなのか、はたまたドラマファンなのか、パンフレット完売となるくらいの盛況ぶり、劇場はかなりの観客がいましたね。

 

(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

 うむ、面白かったッス。そらぁ面白いでしょう、だって荒木飛呂彦先生原作ですからね。ストーリーも練られているし、ヘブンズドアもしっかり登場する。スタンド同士の戦いと話しませんでしたが、ひとつのドラマとして見応えはありましたよ。ただ、ちょっと間延びが激しいですが・・・

 そんな僕の本作の感想は以下の3つです。

 

1.面白さは保証、ドラマファンなら満足できる

2.だけど全体的に間延びが過ぎる

3.引き続き岸辺“一生”露伴のドラマを望む

 

 恥ずかしながら原作未読なので、原作との比較はできませんが、とにもかくにも面白さはしっかりしているし、原作のファン、ドラマ版のファン、双方ともに楽しめることは間違いないでしょう。

 今回は岸辺露伴の過去というパーソナルな部分にスポットを当てた作品だし、フランスのルーヴル美術館で撮影できたというところも劇場作品に耐えうるパーツとなっている。相変わらずシリーズの醍醐味であるミステリアスでホラーな展開は文句なし。さらに今回はドラマチックな見どころもあるので、物語の奥深さも見応えがありましたね。

 

 しかしながら、ドラマ展開に重きを置き過ぎたのか、全体的に間延びが過ぎる。おそらくは意図的な演出と思いますが、一場面一場面がとにかくもどかしいほどにゆっくりと長回しで撮影しているので、なかなか先に進まない。露伴の回想シーンも随分と長いし、ラストシーンも蛇足気味。要はテンポが悪いんですね。

 肝心の暗闇倉庫で見つけた邪悪な黒い絵のクライマックスも、本作の大きな見せ所のシーンなのにイマイチ盛り上がらなかったのは非常に勿体ない。

 面白いのは間違いないんですけどね、全体的にテンポが悪いしメリハリが効いてないのでちょっと残念だったかなーと感じます。

 

(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

 そんなわけで、役者・高橋一生として岸辺露伴というキャラは当たり役になったのではないかと思います。なので、原作のストック次第だとも思いますが、引き続きドラマ版は岸辺“一生”露伴で続けてもらいたいと思っております。

 願わくば、2017年に公開された『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の続編に岸辺露伴として高橋一生がクロスオーバーすれば面白いだろうなーと個人的には思いますが・・・まあ無理かwあれすこぶる評判悪かったし、もはや無かったことになってるのでw

 

 

【2023年度 Myランキング】(5/27時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 ギターもっと上手くなりたい! 

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

  2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

  3位:ロストケア ★★★★

  4位:ヴィレッジ ★★★★

  5位:シン・仮面ライダー ★★★★

  6位:アントマン&ワスプ クアントマニア ★★★☆

  7位:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 ★★★☆

  8位:非常宣言 ★★★☆

  9位:最後まで行く ★★★☆

 10位:BLUE GIANT ★★★☆

  次点:バイオレント・ナイト ★★★☆

     #マンホール ★★★☆

     search#サーチ2 ★★★☆

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★

  2位:ノック 終末の訪問者 ★★☆

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

映画 イチケイのカラスカンフースタントマン 龍虎武師キラーカブトガニルパン三世VSキャッツ・アイ(未)スランバー・パーティー大虐殺FALL フォールシャイロックの子供たち湯道別れる決心ミッドナイト・マーダー・ライブフェイブルマンズシャザム!神々の怒りマッシブ・タレントエスター ファースト・キル生きる LIVINGスマホを落としただけなのに(未)AIR エア東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-ナイブズ・アウト:グラス・オニオンTAR ター岸辺露伴 ルーヴルへ行く

 


 
 
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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