「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

亀山千広
趣里
白洲迅
佐々木蔵之介
増田貴久
藤吉夏鈴
齊藤なぎさ
佐藤二朗
ユースケ・サンタマリア
真矢みき
甲本雅裕
松下洸平
【あらすじ】
世界屈指の巨大都市・東京。
ある時、3Dプリンターで作った拳銃による連続殺人事件が発生する。さらには盗まれた毒性ウイルスを街にばらまくという脅迫も発生、警視庁は大混乱に陥る。
捜査の優先順位をAIが判断する中、警視庁刑事部捜査第一課の青島俊作は、湾岸署で培った足を使って捜査するという信念を胸に東京を駆けまわるー
【コメント】
さあ、2026年の邦画最大の目玉作品といっても過言ではないでしょう。2012年『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる野望』から14年、まさに満を持しての続編がいよいよ公開!ということで、「陥る」ファンは待ち焦がれていたに違いないでしょう。
フジテレビの「踊るプロジェクト」が立ち上がり2024年度に公開された『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』で主人公・青島俊作の良きライバルである室井慎次の物語にけじめをつけ、いよいよ青島俊作の「踊る」本編となる本作ですが、過去のブログでも書いているとおり、ぶっちゃけ僕はそれほど「踊る」シリーズに思い入れはないんですが、かつて社会現象にもなったこのシリーズの復活とあって、映画ファンとしては観ない手はないだろうと楽しみにしておりました。
きしくもシルバーウィークのタイミング、雨降りの中でも観に行くべき作品だろうとさっそき「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
さすがの話題作、劇場は「踊る」ファンで溢れ返っておりましたね。
©2026 フジテレビジョン BS フジ ビー・エー・シー
過去の記事でも書いていますが、こういった人気TVドラマシリーズの映画化や期間が空いて何年振りの続編といった作品については、どんな内容であろうとファンにとってはそれが観られるだけでOK、夢中になったキャラが劇場という画面でまた観られる、あの役者がまたあのキャラを演じてくれる、それだけで十分に価値のある作品なんだと思っております。
この「踊るプロジェクト」の始動については、フジテレビの視聴率不振で立て直しに必死なこともあり立ち上がったプロジェクトなのは個人的に薄々感じとれますが、それでも『~THE FINAL』の時からどうせまた作るんだろうなーというのも薄々感じていたし、当時の織田裕二もまだ青島俊作をやりたそうなコメントをしていたことは記憶にあります。
なので、どういう理由であれ14年という期間は空いたものの、こうして満を持して「踊る大捜査線」が復活したということにこそ価値があるし、御年58歳になる織田裕二がまた青島俊作を演じてくれたということだけでもすべて許される作品だと僕は思います。
とはいえですよ、あえてここは内容について触れると、正直お世辞にも褒められた内容ではありません。そこは僕ならずともネットでもファンからの苦言が多くコメントされていますね。久しぶりのシリーズということで作り手の気合いが入りすぎたんでしょうか、いろいろと詰め込み過ぎたためストーリーそのものが取っ散らかりすぎていて主軸がブレまくってる気がしてなりません。
オープニングで発生する、青島が現金が入ったバッグを持って都内を走り回るエピソードが、とにかくど派手に展開されておいて、実のところ単なる演習だったという、一体何を見せられてたんだという肩透かしから始まり、スリーアミーゴスやら水野美紀やら映画版1作目の犯人やらといったストーリーとは直接関係ない過去の懐かしキャラを続々と登場させて一笑い二笑いを取りに行かせるような展開が続き、肝心の物語の核心である3Dプリンター拳銃による連続殺人事件が一向に進まない。シリーズの本質である“警視庁VS所轄”の構造も今回はイマイチ効いてなくて、「若者はSNSばかりを信用する」だのといった単なる老害発言をしているだけで威厳もへったくれもない。クライマックスもムリヤリいい感じに収束させた感があってなんともモヤモヤが残るシーンが山ほどありましたね。
個人的には映画版2作目以降はスピンオフも含めてあまり褒められた出来ではないと思っていますが、本作はそのさらに上をいく取っ散らかりようツッコミどころ満載の完成度だったのが残念でなりませんね。
©2026 フジテレビジョン BS フジ ビー・エー・シー
あのラストシーンから察するに、復活した「踊る」シリーズを続行させる気満々な感じは受け取れました。今回は14年振りの復活ということでまあ良しという感じはありますが、もしこのまま続けるのならば、いま一度原点に立ち戻った大幅なてこ入れをする必要があると僕は思います。織田裕二も歳なので何年も間が空くことはないと思いますが、本作を改めて見直して立て直していってほしいですね。
【2026年度 Myランキング】(9/22時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
結局9月ほとんど雨かよ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:ロングウォーク ★★★★
7位:君のクイズ ★★★★
10位:俺たちのアナコンダ ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:八つ墓村 ★
2位:夜勤事件 The Convenience Store ★★
3位:恋愛裁判 ★★☆
<その他ランク外一覧>
ワーキングマンナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン(未)ウォーフェア 戦地最前線大洪水(未)パンダプランMERCY マーシー AI裁判HELP 復讐島クスノキの番人This is I (未)超かぐや姫!ウィキッド 永遠の約束ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編教場 Reunion(未)コート・スティーリングエイペックス・プレデター(未)アギト-超能力戦争-SAKAMOTO DAYSファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2ALL YOU NEED IS KILLグランド・イリュージョン ダイヤモンド・ミッションミステリー・アリーナスター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー箱の中の羊シラート黒牢城スーパーガール新解釈・幕末伝有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」トイ・ストーリー528年後…白骨の神殿スパイダーマン ブランド・ニュー・デイおしり前マン~復活のおしり前帝国~ヒグマ!!スパイナル・タップⅡ 最後の爆音(未)マスターズ・オブ・ユニバースモータルコンバット ネクストラウンドオークストリートの異変名無しザ・ラストハウス(未)ブゴニアバックルームズカミング・ホーム白鳥とコウモリトゥギャザー悪魔祓い株式会社オデュッセイアエディントンへようこそ踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリス駆け抜けろ!
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