「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。
これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。
マイロ・マンハイム
ジェイレン・トーマス・ブルックス
ネル・ベルラーク
パトリック・デンプシー
リック・ホフマン
ジーナ・ガーション
【あらすじ】
感謝祭発祥の地とされるマサチューセッツ州プリマス。
感謝祭のとあるスーパーマーケットで起こった惨劇から3年後、今年も住民たちが祝祭に沸き立つ中、街中で次々と人が残虐に殺されていく事件が発生。しかも、それらの死体を食卓に並べSNSにアップするという異常な行動を取る。
高校生のジェシカら友人たちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎の人物のSNSに自分たちがタグ付けされたことに気づき、命を狙われることになる―
【コメント】
仕事の課題が山積で残業続きの今日この頃。3/20春分の日が周の中日という中途半端な祝日のなか、出かけるのもめんどいしこの日はゆっくり家で骨休めしようと、動画配信サービス「U-NEXT」で映画を物色。おおこれは！とすかさず選んだのが本作です。
なんてったって、グロエンタメを撮らせたら右に出る者はいないあのイーライ・ロス監督待望の最新作。本作は12/29に劇場で公開されたスラッシャーホラーで、往年のイーライ・ロスが帰ってきたぜ！と、ぜひ劇場で鑑賞をしようと思っていたんですが、折しも年末年始の帰省等々で結果的にスルー。今般、U-NEXTにて配信されていたのを発見し、すぐさま飛びついた次第です。
これこれー、これよーイーライ・ロス監督は。これこそイーライ・ロスの本領発揮とも言うべきゴア描写満載のスラッシャーホラー。これぞイーライ・ロス！と呼べるに相応しい作品でしたね。個人的にはちょいと小粒な気もしましたが、それでもイーライ・ロス監督らしさ爆発のホラーであったことは間違いありません。僕は十分に楽しめました。
そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。
１．ゴア描写満載！イーライ・ロス監督の本領発揮！
２．だけどちょっとイマイチパワー不足
３．このご時世にここまでできたことを評価
先に劇場で鑑賞していた会社の先輩が「グロかったー」と言っていたのでちょっと気合を入れて挑んだんですが、そこはエンタメホラー、悪趣味な撮り方ではなくどこか漫画チックで痛さと笑いが紙一重であるかのようなゴア描写。そこはさすがイーライ・ロス監督といったところ。
とはいえ、個人的にはちょっと小粒なホラーだったかなーという感想も。ちょっと期待し過ぎたところはあったかもしれません。というのも、展開的には王道のスラッシャーホラーを踏襲していて、特段の真新しさはない。ゴア描写もここまで頑張ったかというねぎらいと敬意の気持ちはあるものの、いまいちパンチが効いてない。クライマックスのサンクスギビングの食卓にしても、あのシーンが本作の売りであるゴアの最高潮になるはずなのに、いまいち盛り上がらない。全体的にパワー不足は否めないところでしたかね。もっと行けたはずだとは思うんですが、映像的にはこれが限界だったんでしょうかね。
まあでも、なにかと世知辛い今の世の中で、ここまでゴア描写を満載にした本作に対して素直に評価したいところ。昨今はR指定の区分も厳しくなっていると思うし、この程度でR18+なの？という作品は多い。R指定入っちゃうと露骨に興収に影響出ちゃうしね、配給会社もマイルド路線にせざるを得ない。そんな中でのあえての本作公開は個人的に評価してあげたい。いいじゃないか、こんな映画があっても。
そんなわけで、本領発揮のイーライ・ロス監督には引き続きこのゴア路線で活躍していってほしいと思う今日この頃です。
【2024年度 Myランキング】（3/20時点）
本作は、本年度のベスト10中7位（暫定）にランクイン。
大掛かりな仕事やっとひとつ片づけた。
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
４位：カラオケ行こ！ ★★★☆
７位：サンクスギビング ★★★☆
８位：
９位：
１０位：
次点：
（ワースト）… ★★☆以下が基準
３位：
＜その他ランク外一覧＞
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