「エクスペンダブルズ ニューブラッド」 ★★★~ニューブラッドよりオールドブラッドを望む | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
ニューブラッドよりオールドブラッドを望む
★★★
(C)2022 Ex4 Productions, Inc.

 

(2023年/アメリカ/103分/Expend4bles
 
【 監督 】
スコット・ウォー
 
【 出演 】
ジェイソン・ステイサム

シルベスター・スタローン

カーティス・“50セント”・ジャクソン

ミーガン・フォックス

ドルフ・ラングレン

トニー・ジャー

イコ・ウワイス

ランディ・クートゥア

アンディ・ガルシア

 

 

【あらすじ】

 

 CIAから依頼される数々のミッションを命を懸けてこなしてきた“消耗品”の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”。

 CIAのマーシュからの依頼により、隊長のバーニー・ロスと相棒のリー・クリスマスらエクスペンダブルズは、リビアの軍事工場から核弾頭を強奪しようとするテロリストのラフマトを阻止すべく向かうが、ミッションは失敗、バーニーの命も失われてしまう。

 バーニーを助けるため単独行動したためエクスペンダブルズから離脱を余儀なくされてしまうクリスマスは、バーニーの仇討のため単独行動を開始、残りのエクスペンダブルズたちも核弾頭による第3次世界大戦を阻止すべく行動する―

 

 

【コメント】

 

 さあ始まりました2024年。今年も映画鑑賞張り切っていきましょう!

 記念すべき2024年の第1弾は、あのシルベスター・スタローン(敬意を表して僕はスライ兄貴と呼んでいる)率いる“消耗品”野郎たちが帰ってきた!2010年『エクスペンダブルズ』、2012年『エクスペンダブルズ2』、2014年『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』に続く、実に10年振りとなる待望の第4弾が満を持して公開ということで、消耗品ファンの僕としてはヒッジョーに楽しみにしていた作品です。

 これこそ2024年の映画鑑賞第1弾に相応しいということで、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2022 Ex4 Productions, Inc.

 

 うーん、これは・・・これはちょっと・・・ですなー。

 とりあえず個人的には消耗品軍団がまたスクリーンで観られるというだけでも良しというスタンスなので感想的には大甘採点ですが、正直言ってしまうと期待を下回る完成度、シリーズの中でもビミョーな仕上がりでしたかねー。ちょっとガッカリです。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.エクスペンダブルズの良さが失われている

2.映像がいろいろと雑

3.ニューブラッドよりオールドブラッドを望む

 

 今回は主役のスライ兄貴が一歩引いてジェイソン・ステイサム兄貴がメインで活躍する物語。冒頭のド派手なミッションで、あろうことかスライ兄貴演じるバーニー・ロスが殉職するという意外な展開。俺たちはしょせん消耗品と自負しつつもバーニーを兄弟のように慕っていたステイサム兄貴演じるクリスマスは、ミッション遂行よりもバーニーの命を助けようとしたことからエクスペンダブルズを追われ、バーニーの敵を討つべく単独行動で敵に立ち向かうというもの。

 

 消耗品としての生き様を見せつけてきたこれまでのシリーズから、今回は仇討という人間味のあるアクション展開ということで個人的には悪くはなかったんですが、一方で、シリーズを通して見せてきた“エクスペンダブルズ”という映画の良さというのが失われているような気がしてなりません。

 じゃあ“エクスペンダブルズ”の良さって何かと言うところなんですが、それは言わずもがな、かつての映画界を賑わせてきたスターたちの夢の競演、これに他ならないと思うんです。スライ兄貴を中心としてシュワちゃんにブルース・ウィリス、ドルフ・ラングレン、ジェット・リー、ミッキー・ロークにジャン=クロード・ヴァン・ダムにチャック・ノリスにウェズリー・スナイプスにメル・ギブソンにアントニオ・バンデラス、極めつけはハリソン・フォードと、80年代90年代にハリウッドを大いに賑わせてきたアクションスターたち、互いの確執もあって共演が出来ていなかったかつてのスーパースターたちがひとつの映画に一堂に会すという、当時熱狂して観ていたオッサンどもが泣いて歓喜するキャスティングが魅力だと思うんです。

 

 本作はアンディ・ガルシアという強いカードを出しつつ、トニー・ジャーとイコ・ウワイスというアジアのアクションスターを配置しての布陣だったわけですが、正直オッサンである僕が胸高鳴るキャスティングではなかったです。

 もちろんトニー・ジャーもイコ・ウワイスもアクションとしては最高に見せてくれるし文句のつけようはないんですが、そこじゃないんだよーエクスペンダブルズの魅力はさーというのが正直な感想でしたかね。

 んで、映像的にもなんかCGとかセットが丸わかりの感じがして、本作予算無かったんかなーという感じもしていてちょっと残念でしたね。

 

(C)2022 Ex4 Productions, Inc.

 

 シリーズとしては新たな血“ニューブラッド”でもって継続を図りたいという願いがこもっているんだと思います。しかしながら、やっぱり僕のようなオッサンがエクスペンダブルズに望んでいる“オールドブラッド”なんです。アクションスターとして大活躍していたかつてのスターたちの再結集。懐古主義と言われても良いから、やっぱり僕はそれを本シリーズに望みたいですね。

 まあでも、みんなもう歳だからムリか・・・

 

 

【2024年度 Myランキング】(1/6時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 新年から仕事で気が重い。 

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:

  2位:

  3位:

  4位:

  5位:

  6位:

  7位:

  8位:

  9位:

 10位:

 次点:

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:

  2位:

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッド

 


 
 
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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