「ハンガー・ゲーム0」★★~いや長ぇーよ | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
いや長ぇーよ
★★
(C)2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
 
(2023年/アメリカ/157分/The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes
 
【 製作・監督 】
フランシス・ローレンス
 
【 原作 】
スーザン・コリンズ
 
【 出演 】
トム・ブライス

レイチェル・ゼグラー

ピーター・ディンクレイジ

ハンター・シェイファー

ジョシュ・アンドレス・リベラ

ジェイソン・シュワルツマン

ビオラ・デイビス

 

 

【あらすじ】

 

 独裁国家パネムで年に1回行われている、各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う“ハンガー・ゲーム”。

 記念すべき第10回の新しい試みとして、特権階級の子供たちが各地区のゲーム参加者の教育係を任命されることになる。

 最も弱い第12地区の教育係に任命された18歳のコリオレーナス・スノーは、少女ルーシーを優勝させるべく教育するが、いつしか互いに心を惹かれ合うようになる―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回TSUTAYA DISCASにてお取り寄せした映画は、日本の「バトル・ロワイアル」をぜってーパクっただろーと勝手に信じてやまないアメリカのティーン向けアクション「ハンガー・ゲーム」シリーズ待望?の最新作。2012年『ハンガー・ゲーム』、2013年『ハンガー・ゲーム2』、2014年『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』、2015年『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の一連の3部作の前日譚であり、独裁国家パネムの極悪非道な大統領スノーの若かりし頃を描いた作品です。

 バトロワのパクリ云々は置いておいたとしても、個人的に本シリーズとは相性が合わないようで、4作品すべて鑑賞済みではあるものの、全然面白くないという感想しかありません。なので、本作が年末に劇場公開された時も劇場に足を運ぶ気はさらさらなく、今般レンタル開始ということで、期待もせずまあ観るだけ観とこうかとレンタルしてみた次第です。

 

(C)2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

 

 ・・・いや長ぇーよ。長い!それでいて相変わらずつまんねーなー。

 上映時間157分という超大作ながら、グダグダと若者の人間模様ばかり描かれていて、罪なき少年少女たちの無慈悲な殺し合いが見どころの肝心のハンガーゲームの模様はほんとと少しだけ。映画の醍醐味が全く感じられない。非常に退屈な157分でしたね。やっぱり僕にはこのシリーズ合わないようです。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.いや長ぇーよ

2.ハンガーゲームの醍醐味ほぼなし

3.それでもシリーズはまだ続く・・・

 

 先にも書いたとおり、3部作で独裁的な存在感を発揮したスノー大統領の若かりし頃を描いた内容で、心優しき青年スノーが、いかにして無慈悲な大統領に闇落ちしていったのか、というくだりが本作では描かれています。

 特権階級生まれとはいえ貧しい家庭で育ちながらも成績優秀。晴れてハンガーゲームの生贄の教育係に選出されるも、教育するのは一番弱い第12地区。勝気で歌が上手い第12地区の生贄ルーシーに振り回されながらも、教育を通じて次第に心を通わせていく。

 仲間の教育係との友情や反目もありつつ、なんとかルーシーを優勝させようと奮闘するも、様々な理不尽に直面し、ルーシーとの恋も破れ、国家への忠誠を誓い闇落ちしていく。

 

 とまあ、内容はザックリこんな感じなんですが、この内容で157分は非常にキツイ。ハンガーゲームとは名ばかりで、ドラマな部分が大部分を占め、友情やら恋愛やらのティーンならではの展開も多く、泣かせるわけでも笑わせるわけでもなく、ただただ退屈なドラマばかりが続いていく。

 唯一動きのあるハンガーゲームにしても、第10回だからなのか大したひねりもギミックもなく、ただただ広場で少年少女たちが殺し合うだけ。いきなり大量の蛇が投入されたりと、主催者側の都合で変な流れになってしまうし、ひねりもなにもあったもんじゃあない。

 全体的に見どころが恐ろしく少なく、かつテンポもよろしくない。157分が酷な作品でしたね。

 

(C)2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

 

 そんなわけで、思ったとおり本シリーズと僕はやっぱり相性がよろしくないようで、御多分に漏れず本作もつまらなかったです、という感想でした。

 それでもやっぱり本シリーズのファンが多いんでしょう、2026年11月に第6作目となる新作が製作中とのこと。今度は3部作の24年前、第50回のハンガーゲームが描かれるとのこと。小説でもう出てるのかな。

 まあ、十中八九僕は劇場では観ませんが、レンタルか動画配信がされたらそこで観てみようかなと思っている次第です。

 

 

【2024年度 Myランキング】(6/15時点)

 

 本作は、本年度のワースト3中1位(暫定)にランクイン。

 そろそろ経口補水液買いだめしておくか。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ★★★★

  4位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  5位:マッドマックス:フュリオサ ★★★★

  6位:帰ってきた あぶない刑事 ★★★★

  7位:シティーハンター(未) ★★★★

  8位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  9位:カラオケ行こ! ★★★☆

 10位:ライド・オン ★★★☆

  次点:猿の惑星 キングダム ★★★☆

     ネクスト・ゴール・ウィンズ ★★★☆

     ロードハウス 孤独の街(未) ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ハンガー・ゲーム0 ★★

  2位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

  3位:エクソシスト 信じる者 ★★☆

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたちファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブARGYLLE アーガイル落下の解剖学ポップスが最高に輝いた夜(未)変な家サンクスギビングTALK TO ME トーク・トゥ・ミーゴーストバスターズ フローズン・サマーオッペンハイマー恐怖の報酬(未)DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望REBEL MOON パート1:炎の子(未)ゴジラ×コング 新たなる帝国EBEL MOON パート2:傷跡を刻む者(未)エレベーター・ゲーム劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・班目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血バッド・デイ・ドライブマッチング範馬刃牙VSケンガンアシュラ(未)DOGMAN ドッグマン

 


 
 
 

『ハンガー・ゲーム0』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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