「ザ・ウォッチャーズ」★★☆~父娘揃って似た感じの映画 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
父娘揃って似た感じの映画
★★☆
(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
 
(2024年/アメリカ/102分/The Watchers
 
【 製作 】
M・ナイト・シャマラン
アシュウィン・ラジャン
ニミット・マンカド
 
【 監督 】
イシャナ・ナイト・シャマラン
 
【 出演 】
ダコタ・ファニング

ジョージナ・キャンベル

オルウェン・フエレ

アリスター・ブラマー

オリバー・フィネガン

 


 

【あらすじ】

 

 アーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに車を走らせている行く途中、地図にない森に迷い込んでしまう。

 車が動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、薄暗くなったころ不穏な空気に見舞われる。そこでミナは、謎の老婆に導かれ森の中に佇むガラス張りの部屋に避難する。

 部屋にいたのは老婆はマデリンとシアラ、ダニエルの3人。彼らは毎晩訪れる“監視者”と呼ばれる者たちに監視されているという。

 監視者とは何者なのか、ミナはここから脱出しようと試みるが―

 

 

【コメント】

 

 時期的に観て毎年6月頃は目玉となる作品があまり公開されない時期。動画配信サービスばかりでお茶を濁して劇場から足が遠のいていた中、目に入ってきたのが本作。

 本作は『シックス・センス』でお馴染みM・ナイト・シャマラン監督の実の娘の監督デビュー作ということで、予告でも何度か拝見していた作品。あーこれは公開されたら観ようーと思っていた作品だったにもかかわらず公開をすっかり忘れてしまい、しまった俺としたことが、と仕事終わりの金曜のレイトショー「立川シネマシティ」にいそいそと足を運んで鑑賞してみた次第です。

 

(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

 

 うーん、どうなんだこれ・・・これまたビミョーな映画だったなー。

 というか、娘シャマランの監督デビュー作であるにもかかわらず、なんとも父シャマランの映画とソックリの仕上がり。まあ、娘の晴れ舞台をサポートするために製作陣に父シャマランも控えているので、いろいろと似た空気感になるのはしょうがないんでしょう、きっと。とはいえここまで似なくても・・・といった感じで、肝心の内容についても、面白いかつまらないかと言えばぶっちゃけ“つまらない”の一言ですね。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.父娘揃って似た感じの映画

2.面白いかつまらないかと言えば“つまらない”

3.監督の活躍はこれから

 

 父シャマランの映画もそうなんですが、初っ端から凄ーく期待させてくれるんですよね。で、話が展開していくたびに謎が謎を呼び、一体クライマックスにどういうオチが待っているんだろうとグイグイと引き込ませてくれるのは確か。

 本作にしても、森に潜む“何か”の存在を見せ、主人公ミナが森に迷い込み、謎の3名とともに謎の鏡張りの家に閉じ込められる。その“監視者”と呼ばれる謎の存在に恐れおののきつつも、何とか森から脱出をしようと試みる。そして、徐々に“監視者”の存在と、森の中にポツンと一軒家の真相も判明していく。

 

 心臓に悪いビックリ演出は随所に見られるものの、全体的に派手な演出はなくとても静寂に包まれた空気感。これも父シャマランの映画と全く同じ。

 そして、“監視者”の正体というのも結果的に何の捻りもないただのモンスターという設定も父シャマランの『サイン』を彷彿とさせる。宇宙人か?それとも全く予想だにしないどんでん返しが控えているのか?引っ張って引っ張って、結局宇宙人そのまんま出てくるのかよ!というあの『サイン』の衝撃がそのまま反映された感じです。

 なんでしょうね、これはきっととてつもないどんでん返しが控えているに違いない!という期待を持たせるようなシャマラン印。そして期待を持たせたまま終わってしまうという不思議な感覚。父も娘も同じような作風になってしまうのは正直いかがなものかなーと感じましたね。

 

(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

 

 まあ、今回は娘シャマランのデビュー作なので、父シャマランのアドバイスが色濃く表れた結果なんだと思います。父シャマランが背負ってしまった『シックス・センス』の呪縛を娘の代にまで引き継いではいけません。

 娘シャマランの活躍はこれから、父シャマランの『シックス・センス』に縛られない自分の好きな題材で、思い描いた演出方法で映画を作っていく今後の活動に期待したいところです。

 

 

【2024年度 Myランキング】(6/28時点)

 

 本作は、本年度のワースト3中2位(暫定)にランクイン。

 派手に膝打撲。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ★★★★

  4位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  5位:マッドマックス:フュリオサ ★★★★

  6位:帰ってきた あぶない刑事 ★★★★

  7位:シティーハンター(未) ★★★★

  8位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  9位:カラオケ行こ! ★★★☆

 10位:ライド・オン ★★★☆

  次点:猿の惑星 キングダム ★★★☆

     ネクスト・ゴール・ウィンズ ★★★☆

     ロードハウス 孤独の街(未) ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ハンガー・ゲーム0 ★★

  2位:ザ・ウォッチャーズ ★★☆

  3位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたちファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブARGYLLE アーガイル落下の解剖学ポップスが最高に輝いた夜(未)変な家サンクスギビングTALK TO ME トーク・トゥ・ミーゴーストバスターズ フローズン・サマーオッペンハイマーエクソシスト 信じる者恐怖の報酬(未)DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望REBEL MOON パート1:炎の子(未)ゴジラ×コング 新たなる帝国EBEL MOON パート2:傷跡を刻む者(未)エレベーター・ゲーム劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・班目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血バッド・デイ・ドライブマッチング範馬刃牙VSケンガンアシュラ(未)DOGMAN ドッグマンUltraman:Rising(未)セーヌ川の水面の下に(未)バッドボーイズ RIDE OR DIE

 


 
 
 

『ザ・ウォッチャーズ』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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