「トランスフォーマービースト覚醒」★★★～新たなユニバース誕生の予感

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2023』の掲載にあたって」

新たなユニバース誕生の予感 ★★★

【　製作　】

ドン・マーフィ
トム・デサント
ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
マイケル・ベイ

【　監督　】 スティーブン・ケイプル・Jr. 【　出演　】 アンソニー・ラモス

ドミニク・フィッシュバック

ルナ・ローレン・ベレス

ディーン・スコット・バスケス

トベ・ンウィーグウェ

【あらすじ】

　太古の昔、機械生命体トランスフォーマーは、悪のトランスフォーマー“ユニクロン”から宇宙を破滅へと導く“トランスワープキー”を守るため地球に飛来した。

　１９９４年、アメリカのブルックリン。

　ひょんなことからトランスワープキーを起動してしまったノアとエレーナは、地球にトランスワープキーがあることをユニクロンに知らせてしまい、地球は存亡の危機に。

　オプティマスプライム率いる正義のトランスフォーマーたちは、太古から守ってきたオプティマスプライマルたちとともに、ユニクロンから地球を守るために戦いを挑むー

【コメント】

　2019年『バンブルビー』から４年、「トランスフォーマー」シリーズ待望の新作が公開！

　シリーズ７作目となる本作、とはいえ、僕の中ではこのシリーズはもう終息したものと思ってて、前作の『バンブルビー』も大して面白くなかったので、あーまたやるんだーという認識しかありませんでした。

　とはいえ、シリーズ自体は面白いSFエンタテインメントなので観に行かない手はないだろうと、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

　うむ、これぞトランスフォーマー、まさしくトランスフォーマー。前作がちょっといまいちだっただけに、本作は王道の展開に軌道修正されていて、これだよこれ、トランスフォーマーってこれだよねって感じがして、僕はとても楽しめましたね。

　そんな僕の本作の感想は以下の３つです。

１．良くも悪くも王道のトランスフォーマー

２．CG技術には相変わらず圧巻の一言

３．新たなユニバース誕生の予感！

　よく言えば王道、悪くいってしまうと過去の焼き回し。まあ元も子もないですが、相変わらずCG技術は圧巻の一言だし、トランスフォームするCG精度の高さもすげーなと感じる。これは第１作を観たときの感想と一緒で、相変わらずのハリウッドの技術の高さが垣間見えます。

　ストーリーもまあスケールはでかいし、世界遺産はぶっ壊しまくるし、オプティマスプライムたちの熱き友情展開も胸が熱くなる。映画館で観てこそのド派手ド迫力な映像、十分に見応えがありましたね。

　そんなことよりも今回のラスト、僕はそっちのほうに目が向いてしました。人間の主人公ノアが就職面接するシーン。そこで、なななんと“G.I.ジョー”の文字が！G.I,ジョーってあのG.I.ジョーだよな？そういやノア、クライマックスでミラージュと合体してユニクロンと戦ったよな？あの姿がG.I.ジョーの原型になるということか？

　あのラストシーンだけでいろんなことを想像させた本作、ぶっちゃけラストだけで今後また気になる展開のシリーズとなりましたね。