「バンブルビー」★★★～バンブルビーと少女の交流を描いた青春モノ

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2019』の掲載にあたって」

バンブルビーと少女の交流を描いた青春モノ ★★★

【　製作　】

ドン・マーフィ
トム・デサント
ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
マイケル・ベイ

【　監督　】

トラビス・ナイト

【　出演　】ヘイリー・スタインフェルド
ジョン・シナ
ホルヘ・レンデボルグ・Jr.
ジェイソン・ドラッカー
パメラ・アドロン

【あらすじ】

　1987年、アメリカ・サンフランシスコのとある田舎町。

　18歳の誕生日を迎えた思春期の少女チャーリーは、廃品置き場で廃車寸前の黄色い車ビートルを見つける。ところがその車が突然トランスフォームし生命体として姿を現す。

　チャーリーはその生命体を“バンブルビー”と名付け、友情に似た絆が芽生え始める。しかし、地球にバンブルビーを追ってきたディセプティコンが現れ、地球の危機に直面する―

【コメント】

　さて、今回鑑賞したのは10年に及ぶSFアクションシリーズ「トランスフォーマー」から、黄色い戦士バンブルビーをフィーチャーしたスピンオフである本作。

　「トランスフォーマー」シリーズは毎度欠かさず劇場で鑑賞しているものの、まあ正直それほどの高テンションで観たい作品ではなかったんですが、他に観たい映画もなかったし話題作ということで、とりあえず「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

　うん、まあこんなもんでしょう。可もなく不可もなく、相変わらずCGスゲーなーと思いながらゆったりと鑑賞させていただきました。まあ悪くはなかったです。

　これまでのシリーズと明らかに違うのは、SFアクションというよりも、バンブルビーとひとりの少女との心の交流を描いた青春モノという要素が強いというところ。もちろんディセプティコンとの激しい戦いも盛り込まれているし、冒頭とラストではオプティマスプライム御大も登場するし、「トランスフォーマー」ファンならばニヤリとできるはず。オートボットの中では子犬的な可愛さのある存在のユーモア担当バンブルビーではありますが、チャーリーを傷つけた人間に対し怒り狂い大暴れする雄姿はやっぱりカッコイイ。

　本作のスピンオフで、バンブルビーのパーソナルをさらに掘り下げた青春SFアクションといったところでしょうかね。正直、これ以上語りたい部分も見当たらないというのが本作の感想ですが。