「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190303/22/madkats1024/b8/d4/j/o0566080014365875958.jpg?caw=800)
【 脚本・監督 】
グスタフ・モーラー
イェシカ・ディナウエ
ヨハン・オルセン
オマール・シャガウィー
【あらすじ】
とある事件により、警察官から緊急通報指令室のオペレーターに従事しているアスガー・ホルム。
ある日、イーベンと名乗る女性から、男に今誘拐されているというから通報を受ける。イーベンとの会話と、電話口から聞こえる音だけを頼りに、アスガーは事件を解決すべく上司の忠告を無視し奔走するが、その先には意外な真実が待ち構えていた―
【コメント】
さて、今回は久々にミニシアター系の作品を鑑賞。
マニアックな映画好きの職場の後輩が紹介した作品で、僕は完全ノーマークだったわけですが、概要をネットで読んでみると、なかなかそそられる内容だったので、久しぶりの「新宿武蔵野館」に足を運んだ次第です。
(C)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
うん、面白かった!緊急通報を受けるオペレーターが主人公の、全編、電話のやり取りだけで物語が進むワンシチュエーションのサスペンス物ながら、緊張感あふれた見応えある佳作だと思います。
とある一本の電話から、主人公アスガーが持ち前の正義感を発揮し、オペレーターとしての業務範疇外という上司の忠告を無視し、誘拐されたイーベンと名乗る女性を助けようと奔走する。女性が話す情報だけを頼りに、本部やかつての相棒などを使って情報を仕入れ、電話だけを頼りに誘拐犯を追い詰める。面白いのはやっぱり“電話”というアイテムで、聞いただけの情報でいかに事件を解決に導いていくか。オペレーターなので基本座っているだけの状況で、どのように犯人を追い詰めていくか、という部分に尽きるでしょう。
そして何といっても、クライマックスに待ち構えているどんでん返し、そして犯人を追い詰めるため暴走してしまったアスガーの末路、これですよね。正直、そのどんでん返しについては、あれやこれや考えながら鑑賞していれば割と想定の範囲内かと。ただ、そこに主人公アスガーのパーソナルなバックボーンが加えられると一層見応えよく感じますね。アスガーの暴走気味で短気な性格ゆえに起きてしまった悲劇とも言えます。
(C)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
そんなわけで、本作のようなワンシチュエーションのサスペンス映画はやり尽くされた感があったものの、耳からの情報というだけで一本映画を作ったのはなかなかの技量です。もっとも、場面がほとんど動かないので、本作のような一時間半という上映時間が限界だと思いますけど。若干謎の長回しも多いしちょっと眠たくなりましたかね。でも、面白いのは間違いないです。
【2019年度 Myランキング】(3/2時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
雨が多いな。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:翔んで埼玉 ★★★★
3位:七つの会議 ★★★☆
5位:グリーンブック ★★★☆
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
3位:ミスター・ガラス ★★☆
<その他ランク外一覧>
蜘蛛の巣を払う女サスペリア劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズアクアマンファースト・マンアリータ バトル・エンジェルTHE GUILTY ギルティ
![にほんブログ村 映画ブログへ](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fmovie.blogmura.com%2Fimg%2Fmovie88_31.gif)
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fimage.with2.net%2Fimg%2Fbanner%2Fc%2Fbanner_1%2Fbr_c_1120_1.gif)