「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
【 監督 】
ボブ・ペルシケッティ
ピーター・ラムジー
ロドニー・ロスマン
ジェイク・ジョンソン(宮野真守)
ヘイリー・スタインフェルド(悠木碧)
ニコラス・ケイジ(大塚明夫)
キミコ・グレン(高橋李依)
【あらすじ】
ニューヨーク・ブルックリン。
退屈な日々を過ごす名門私立中学に通うマイルス・モラレスは、ある時、クモに噛まれ驚異的な能力を手に入れ“スパイダーマン”となるが、まだその力を発揮できずにいた。
そんなとき、犯罪組織のボス・キングピンにより時空が歪められ、異なる次元から様々なスパイダーマンが迷い込んでくる。
その一人でダメ男のピーター・B・パーカーは、マイルスを一人前のスパイダーマンにするべく特訓を開始、キングピンの陰謀に立ち向かっていく―
【コメント】
さて今回は、本年度アカデミー賞の長編アニメ賞を見事受賞した本作を鑑賞。昨年鑑賞した『ヴェノム』のエンドロールでも予告されていたやつですな。
サム・ライミ版、アメージング版、そしてアベンジャーズ版と、正直、「どんだけスパイダーマン擦られてんだよ」とツッコみたいくらいスパイダーマンは映画化されている中でのアニメ化なので、若干の飽き飽き感は感じつつも、ちょっと面白そうだったのもあって、金曜の仕事帰り、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
なんだかんだで話題作、劇場は8割埋まっていましたな。
いやあ~面白かった!さんざん映画化されていても、やっぱり面白い。しかも、ディズニーやピクサーのような、これまでのハリウッド製アニメとは趣向が異なる、スタイリッシュで新感覚なアニメーションムービーでしたね。テンポも速く、アクションあり笑いあり、そして感動ありと、盛り盛りに盛り込んだ見応えあるスパイダーマンです。
時空が歪められ様々な次元のスパイダーマンが一堂に会する、という、一見なんじゃそりゃ!?と言いたくなるムチャな設定なので、こういうもんだという納得感は必要になりますが、ミソになるのは、ヒーローとしてまだまだ未熟な主人公マイルスと、ヒーローとしてのアイデンティティーを失ってしまった中年ダメ男ピーター・B・パーカーとの交流と成長という部分。ハチャメチャな展開ながらも、後半の二人の成長とヒーローとしての目覚めがしっかり伝わってくるので、見応えは十分。
その他、女スパイダーマンであるスパイダーグウェンやモノクロのスパイダーマン、明らかに日本アニメを意識している萌えキャラ系スパイダーマンやカトゥーン系スパイダーマンなどのキャラたちも面白い。アニメを駆使した面白さと、ストーリーの面白さ、そして王道の成長物語がミックスされた、見ごたえあるアニメーションでしたね。
御多分に漏れず、本作でもエンドロール後のお楽しみがあるのでお見逃しなく。最後の最後も笑いに包まれた幕引きとなっていてお腹いっぱいです。
そんなわけで、アメリカでは大ヒットしたみたいだしアカデミー賞も受賞してるので、確実に続編ありでしょう、これ。なんだかんだでスパイダーマンというコンテンツはハズレなしですな。
【2019年度 Myランキング】(3/8時点)
本作は、本年度のベスト10中6位(暫定)にランクイン。
コートの脱ぎ時はいつかな。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:翔んで埼玉 ★★★★
3位:七つの会議 ★★★☆
5位:グリーンブック ★★★☆
6位:スパイダーマン:スパイダーバース ★★★☆
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
3位:ミスター・ガラス ★★☆
<その他ランク外一覧>
蜘蛛の巣を払う女サスペリア劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズアクアマンファースト・マンアリータ バトル・エンジェルTHE GUILTY ギルティ
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