「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」★★★☆~アニメというよりもアート | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
アニメというよりもアート
★★★☆
(C)2023 CTMG. (C) & TM 2023 MARVEL. All Rights Reserved.
 
(2023年/アメリカ/140分/Spider-Man: Across the Spider-Verse
 
【 監督 】
ホアキン・ドス・サントス
ケンプ・パワーズ
ジャスティン・K・トンプソン
 
【 声の出演 】

シャメイク・ムーア(小野賢章)

ヘイリー・スタインフェルド(悠木碧)

ジェイク・ジョンソン(宮野真守)

イッサ・レイ(田村睦心)

カラン・ソーニ(佐藤せつじ)

ダニエル・カルーヤ(木村昴)

 


 

【あらすじ】

 

 ある日クモに噛まれ“スパイダーマン”となった青年マイルスは、ブルックリンの街の治安を守るべく日々活動しており、ヴィランのザ・スポットとも対峙していた。

 ある日、別次元のスパイダーウーマンであるグウェンに再会、マルチバースのスパイダーマンたちが集う“スパイダー・ソサイエティ”に仲間入りされたことを告げられる。

 一方で、ザ・スポットはさらに強大な力を手に入れ、マルチバースを脅かし始める。ザ・スポットと闘おうとするマイルスに対し、愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられる。

 それでも両方を守り抜くことを誓うマイルスは、ザ・スポットと仲間であるはずのスパイダーマンたちを敵に回すことになる―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回鑑賞したのは、第91回米アカデミー賞で見事長編アニメ映画賞を受賞した2018年『スパイダーマン:スパイダーバース』待望の続編を鑑賞。

 MCU入りを果たしている実写版とはまた別に作られているアニメ、前作のアニメがなかなかに面白かったので、今回の続編の公開を楽しみにしておりました。そしてふたを開けてみたら上映時間140分という長編アニメの中でもかなりの長尺。アカデミー賞を受賞しているだけに相当な気合いが入っていることが伺えます。

 とにもかくにも待望の続編、さっそくレイトの「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2023 CTMG. (C) & TM 2023 MARVEL. All Rights Reserved.

 

 いや~今回も見応え抜群!面白かったな~。前作の内容ほぼほぼ忘れていましたが全然問題なく楽しめましたね。

 アニメと言えばもはや日本の専売特許みたいな認識が世界的にある今日この頃ですが、日本アニメとは全く異なったアプローチである本作は、アニメというよりももはやアート作品と言っても過言ではないですね。CGアニメをベースに、古き良きタッチのアニメや絵画のようなタッチのアニメ、果ては実写までもが取り込まれていたりしていて、てんでバラバラな映像が不思議なことに一体となって違和感なく映像化されている。このバラバラなのに統率感あるアニメは日本のアニメでは絶対にできない表現力。さすがアカデミー賞を受賞したアニメなだけに、一種のアート作品ですね。

 そんな本作の感想は以下の3つです。

 

1.もはやアニメというよりもアート作品

2.実写すら取り込むスパイダーバースの世界

3.本作は二部構成の前編

 

 マルチバースという何でもありな世界観を手に入れたスパイダーマンですから、表現力の壁もなくなんでもあり。色んな世界観のスパイダーマンが登場するので、パンクなスパイダーマンだったりインドなスパイダーマン、もろカトゥーンなスパイダーマン、果ては実写版のサム・ライミ版やアメージング版のスパイダーマンまで登場する。マルチバースならば実写とアニメも共存できるのか~面白い。何でも噂では日本版の特撮スパイダーマンも登場しているらしいのですが見つけられませんでした。

 

 もうとにかくある意味しっちゃかめっちゃかな世界観ではあるんですが、青春真っ盛りの思春期である青年スパイダーマンの成長物語という点においては一貫していて、子ども扱いする親との葛藤や大人スパイダーマンたちとの葛藤、根拠はないけどすべてを救おうとする向こう見ずだが気持ちにまっすぐな若かりし精神。ヒーローとしては不完全で未熟だけど、そういう等身大なところがスパイダーマンの魅力でもあるんですね。

 スパイダーマンはヒーロー映画であると同時に、思春期の葛藤を描いた純粋な青春ストーリーでもある、本作もまたスパイダーマンの魅力を大いに引き出した作品でしたね。

 

(C)2023 CTMG. (C) & TM 2023 MARVEL. All Rights Reserved.

 

 本作に関して事前情報をほぼほぼ入れずに鑑賞したため、僕的には全くの予想外だったのですが、本作実は二部構成の前編だということにビックリ!スゲーいいところで映画が終わりTo Be Continuedとなるため、あ、これ前編後編の構成だったのかとエンドロールで知りました。まあ、また近いうちにスパイダーマンが観られるという嬉しいサプライズではあるので嬉しいサプライズでしたが。

 予定では来年2024年3月に『スパイダーマン ビヨンド・ザ・スパイダーバース』のタイトルで公開されるということで、あのエンディングから一体どう続いていくのか、今からさっそく楽しみでしょうがありません!

 

 

【2023年度 Myランキング】(6/17時点)

 

 本作は、本年度の次点にランクイン。

 プチ脱水症。 

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

  2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

  3位:ロストケア ★★★★

  4位:ヴィレッジ ★★★★

  5位:シン・仮面ライダー ★★★★

  6位:アントマン&ワスプ クアントマニア ★★★☆

  7位:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 ★★★☆

  8位:非常宣言 ★★★☆

  9位:最後まで行く ★★★☆

 10位:怪物 ★★★☆

  次点:スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

     BLUE GIANT ★★★☆

     バイオレント・ナイト ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★

  2位:ノック 終末の訪問者 ★★☆

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

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『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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