「呪呪呪死者をあやつるもの」★★★～TVドラマシリーズ観てからのほうが良いかも？

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

「『シネマ報告書2023』の掲載にあたって」

TVドラマシリーズ観てからのほうが良いかも ★★★

チョン・ジソ

チョン・ムンソン

キム・イングォン

コ・ギュピル

クォン・ヘヒョ

【あらすじ】

　韓国のとある閑静な住宅街で殺人事件が発生、その被害者の傍らに横たわっていた容疑者らしき死体は、なぜか死後3カ月が経過していた。

　そんな中、ジャーナリストのジニが出演するラジオに、犯人を名乗る男から電話が掛かかり、ジニとの会談を求める。

　ライブ配信によりジニとその男との対談を行ったが、そこで男は自分が死体を操って被害者を殺したこと、そしてとある製薬会社の社長ら3名の謝罪を要求する。

　製薬会社の社長らを守るため、ジニは旧知の呪術師ソジンとともにゾンビ集団に立ち向かうが、製薬会社には裏の顔が隠されていた―

【コメント】

　さて、今回TSUTAYA DISCASにてお取り寄せしたのは、韓国製のゾンビ系列ホラー映画である本作。

　本作は2月に劇場公開されていて、確か新宿バルト９に行った際にポスターで見かけたんだったかな、ちょっと面白そうだなーと感じていたものの結果的にスルーした作品です。

　詳細を見ると韓国ドラマ「謗法～運命を変える方法～」の劇場版ということで、そもそもこのドラマ版観てないしなーとレンタルをためらってたんですが、面白そうだし取りあえずは観てみようと鑑賞してみた次第です。

　うん、まずまずといったところ。呪術というものをアイコンにした、言わば韓国製の呪術廻戦といったところでしょうか。いや別に領域展開とかしないですが。

　当初、懸念していたドラマ観ていないが故の理解不能な展開については特に問題なし。とりあえずドラマ観ていなくてもギリギリ着いていける内容でしたね。

　そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

１．韓国製呪術廻戦

２．とりあえずTVドラマ観てなくてもギリ着いていける

３．でも、TVドラマシリーズ観てからのほうが良いかも？

　さすがに登場キャラとかについては、そもそもどういった立ち位置だったのかというところがドラマ観てないと分からない部分はあったし、本作の主役？であろう呪術師のソジンなる幼顔系クールキャラの登場が後半も後半なので、がどれだけ凄い人物なのか、どういったバックボーンがあるキャラなのかはドラマ観ていないと分からない部分。

　まあでも、それを差し引いたとしても一本の映画としては独立しているし、シナリオも分かりやすく出来ていて、韓国映画らしくしっかりと作られているのでそれなりに楽しむことはできます。あとは本作のベースとなる呪術というものがすんなりと観る側に伝わってくるか、それを面白いと感じるかどうかで大きく左右されるかなと。個人的には呪術というのはちょいとややこしくて、世界観としては見づらいものだなーと感じています。「呪術廻戦」もしかりですが。

　まあ、とはいえ本作を観るうえでやっぱりキャラクターの背景を知るならばドラマシリーズ観てからのほうが良いかなと思います。本作ではそういったシーンはほぼほぼなく、ドラマとは切り離された作品と言っても良いので、もっとこの世界観を知りたいと感じるのであれば、ドラマ観てから本作に挑むのがベストかと思います。まあ僕は特にドラマに手を付ける気はありませんが。

【2023年度 Myランキング】（9/2時点）

　本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

　満を持してついにコロナ感染。

（ベスト）…　★★★☆以上が基準

　　１位：エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

　　２位：ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

　　３位：ザ・フラッシュ ★★★★☆

　　４位：ロストケア ★★★★

　　５位：ヴィレッジ ★★★★

　　６位：キングダム運命の炎 ★★★★

　　７位：インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★★

　　８位：シン・仮面ライダー ★★★★