「ドミノ」★★★☆~設定がアリかナシかで大きく分かれる | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
設定がアリかナシかで大きく分かれる
★★★☆
(C)2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.
 
(2023年/アメリカ/94分/Hypnotic
 
【 製作・原案・脚本・監督 】
ロバート・ロドリゲス
 
【 出演 】
ベン・アフレック

アリシー・ブラガ

J・D・パルド

ハラ・フィンリー

ダイオ・オケニイ

ジャッキー・アール・ヘイリー

ウィリアム・フィクトナー

 


 

【あらすじ】

 

 刑事のロークは、公園で行方不明になった娘の責任を感じカウンセリングを受けていた。

 職務に復帰したロークは、銀行強盗の犯行予告に携わるが、現場に現れた男が娘の行方の鍵を握っていることを知る。

 その男は、簡単に周囲の人間を簡単にを操ることができる能力を持っており、捜査線で知り合った占い師のダイアナに協力を求める。

 ロークはダイアナとともに男と娘の行方を追うが、その先にはローク自身の驚愕の真実が待っていた―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回劇場で鑑賞したのは、久しぶりロバート・ロドリゲス監督待望の最新作。

 今回は宣伝文句でも煽りに煽っているいわゆる“どんでん返し”もののようで、ロドリゲスがどんでん返しもの~?という感じはあったものの、主演が脂の乗りきったベン・アフレックとなればこりゃあ期待できるかも・・・と、さっそく「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

(C)2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 

 こりゃあ面白い!面白かった~、よくやったロドリゲス監督。これまでのクセ満載なロドリゲス作品とは違う、二転三転するストーリー展開をとにかく重視したスリラーものに仕上がっていて、94分というショートな作品ながら十分に楽しんで観られましたね。

 まあもっとも、本作の設定をあくまでSFとして捉えるか、それともリアルなものとして捉えるかで感想は大きく分かれると思いますが。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.設定はともかく二転三転の展開は面白い

2.設定がアリかナシかで大きく分かれる

3.この世界は誰かに見せられているかもしれない

 

 本作の主軸となるのはいわゆる“催眠術”で、その催眠術を、言葉や目線や動作だけで人間をいとも操ってしまう究極的に極めた人間たちの騙し騙されの連続が本作のミソになるわけです。

 開始2秒からあなたは騙されている―宣伝文句のとおり、オープニングのシーンがクライマックスに大きく関わっているし、娘は一体どこに行ってしまったのか、銀行強盗に現れた謎の男の正体は何者なのか、そして、主人公ロークの失くした記憶には何が隠されているのか。謎が謎を呼ぶ展開に僕は片時も目を離せず見入ってしまいましたね。

 

 催眠術、これが受け入れられるか否かで本作の評価は分かれると思っていて、こんなのあるわけねーじゃんとあくまでSFとして観てしまうと茶番に見えてしまうかもしれません。テレビの催眠術師なんかを見ても、どうせタレントがかかったふりしてんだろーと疑り深い人は絶対的に受け入れられないストーリーかもしれません。

 さすがに僕も本作はあり得ない話じゃない!なんて言う気はありませんが、洗脳・マインドコントロール・サブリミナルなんてのは巷に溢れているわけで、つまりは人間ひとりの脳みそなんて簡単にハックできてしまうわけです。

 そんな催眠術を軍事やスパイ活動なんかで究極的に突き詰め良からぬことに利用するなんてことはあり得ない話じゃないんじゃないかと僕は思っています。もっと言ってしまうと、人類総催眠でもってバーチャルな世界を見せ、さもこの世界が現実であるかのように見せている可能性も・・・なんて考えると恐ろしいなと。

 飛躍し過ぎましたが、この世は仮想現実と力説している科学者もいるわけで、じゃあ今自分が見ている光景って一体誰が見せているんだろう、と考えてしまう今日この頃です。

 

(C)2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.

 

 そんなわけで、本作なかなかに楽しめた作品ですが、あの終わり方を観るとロドリゲス監督的には続編作る気マンマンのように思います。そりゃあ本作は監督のお気に入り脚本ということですから、これが当たれば続編もやぶさかではないよーという意気込みなんでしょう。

 続編は本作のヒット次第だと思いますが、僕的には続編出来たら引き続き劇場に足を運ぼうと思っております。

 

 

【2023年度 Myランキング】(10/29時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 みんな忙しんだなー。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ★★★★☆

  2位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 ★★★★☆

  3位:ザ・フラッシュ ★★★★☆

  4位:ロストケア ★★★★

  5位:ヴィレッジ ★★★★

  6位:キングダム 運命の炎 ★★★★

  7位:リバー、流れないでよ ★★★★

  8位:イコライザー THE FINAL ★★★★

  9位:ジョン・ウィック:コンセクエンス ★★★★

 10位:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ★★★★

  次点:シン・仮面ライダー ★★★★

     SAND LAND ★★★☆

     アントマン&ワスプ クアントマニア ★★★☆

     

     

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック 聖闘士星矢 The Beginning ★★

  2位:レジェンド&バタフライ ★★

  3位:忌怪島/きかいじま ★★☆

 

 

<その他ランク外一覧>

非常宣言映画 イチケイのカラスカンフースタントマン 龍虎武師キラーカブトガニルパン三世VSキャッツ・アイ(未)パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女スランバー・パーティー大虐殺FALL フォール#マンホールバイオレント・ナイトシャイロックの子供たちBLUE GIANT湯道別れる決心ミッドナイト・マーダー・ライブフェイブルマンズシャザム!神々の怒りマッシブ・タレントエスター ファースト・キル生きる LIVINGノック 終末の訪問者AIR エアスマホを落としただけなのに(未)search#サーチ2東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-ナイブズ・アウト:グラス・オニオンTAR ター最後まで行く岸辺露伴 ルーヴルへ行くクリード 過去の逆襲極道統一怪物M3GAN ミーガンワイルド・スピード ファイヤーブーストスパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース大名倒産バビロン東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-ホーリー・トイレットPearl パール君たちはどう生きるか65 シックスティ・ファイブオオカミ狩りミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE逆転のトライアングルトランスフォーマー ビースト覚醒ダークグラスリボルバー・リリープロジェクトX-トラクション(未)ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーバービー三茶のポルターガイスト死霊のはらわた ライジング(未)GメンMEG ザ・モンスターズ2呪呪呪 死者をあやつるもの劇場版シティーハンター 天使の涙<エンジェルダスト>ミステリと言う勿れ名探偵ポアロ ベネチアの亡霊ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!沈黙の艦隊BAD LANDS バッド・ランズソフト/クワイエット次元大介(未)おまえの罪を自白しろ映画ネメシス 黄金螺旋の謎ザ・クリエイター 創造者バイオハザード:デスアイランドインシディアス 赤い扉(未)ドミノ

 


 
 
 

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