国内で築年数経つ
住宅の多くは住環境害獣が
侵入しやすい構造
高気密住宅や防鼠住宅など
最近の新築住宅は建物内に
住環境害獣(以下:住環獣)が
侵入し難い構造になってきていますが、
国内で築35年以上の戸建て住宅数、
約13,297千戸(※1)からみると、
そのシェアはまだまだほんの一握り。
残念ながら
現在被害がなくても、
国内で築年数が経つ住宅の
ほとんどが、住環境獣害の予備軍。
今回は築年数35年以上だからこそ、
住環獣が天井裏に侵入することが
出来る侵入口の事例をご紹介します。
※1:出典:総務省「H30住宅・土地統計調査」より
早朝、突然!
寝室の屋根裏で
小動物の足音が数日続く
さっそく伺いして
詳しいお話を奥様に聞くと、
二階にある
寝室の屋根裏に侵入する直前、
必ず瓦の上を走るような足音がする。
それと数年前に一度、
一階のリビングの下屋根内
(二階が建っていない屋根裏)から
同じような足音が聞こえたが、
ご主人様と二人で天井をモップや
ゴルフクラブで叩きまわったためか、
いつの間にか居なくなり、
その後全く足音が
しなくなったとのこと。
貴重なお話ありがとうございます!
お客様からの
聞き取り調査で侵入直前
「瓦の上を走る足音」
がすることから、
住環獣は大屋根付近から
侵入している可能性が高い。
しかし、
過去には一階の下屋根内でも
足音が聞こえた経緯から、
一階の屋根や床下にも
侵入口がある可能性も
視野にいれて調査しなければなりません。
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原因は軒先面戸板の
屋根裏通風口を突き破って
二ホンテンが侵入
まずは一番怪しい
大屋根に登って調査開始。
こちらのお客様宅は
芦屋市でも山手側の閑静な住宅街。
地域性から平野部に分布する
「シベリアイタチ(以下:イタチ)」の
きわめて可能性は少なく、
一番候補は「二ホンテン(以下:テン)」
次に「アライグマ」そして
「ハクビシン」の3種に絞られます。
山手に建つ住宅の大屋根から
大阪湾を望む景色は
素晴らしいのですが、
道路から大屋根までの高低差も
かなりあり冷静になると
少し足がすくみます(苦笑)。
真っ先に確認するのは
寝室に隣接する屋根まわり。
一番怪しい屋根の
重り部分を調査します。
あっ、これか!
この時代に建てられた
木造住宅で軒天井がない
寄棟屋根の場合、
軒先面戸板の数カ所に
アルミ製パンチングメタルで
屋根裏通風口を設けられている
ことが多々ありますが、
30年もすると指で少し触るだけで
穴が開いてしまうほど、
経年劣化でアルミ素材が
もろくなってしまいますので、
そこをテンが突き破って
屋根上に侵入するなどたやすいこと。
住環獣の侵入口事例の中でも
セオリー中のセオリーです。
肝心な侵入住環獣が何か?
ということですが、
その答えは、
突き破った通風口付近の
痕跡が教えてくれました。
この爪痕と侵入口の大きさ、
そして地域性から総合的に判断すると、
私が第一候補に示した
「テン」に間違いありません!
(この穴の大きさから
アライグマやハクビシンが
侵入することなどありえません)
その他、
二階大屋根まわりにある、
他の屋根裏通風口を突き破って
テンが侵入できる足場がなく、
穴も開いていないことから
費用対効果を考えて
大屋根周辺の封鎖箇所は
この1ヵ所のみと判断し、
次は一階まわりの調査を行います。
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1階の一壁面のみ
屋根裏通風口が確認できない!
基礎回りからの
侵入口を確認するため
家のまわりをぐるり一周、
床下換気口などに
穴や隙間はないか
確認しましたが、すべてOK!
増改築歴もないことから
基礎回りや床下からの侵入
の可能性はありません。
そうなると後は、
一階にある屋根裏通風口を
全て確認するのみ。
一階の四壁面にある
屋根裏通風口をテンが突き破って
侵入している箇所は
なかったのですが、
テンの足場があり
屋根裏通風口を突き破る可能性が
あるところが4カ所。
ただし、
あとひと壁面に
存在するであろう
屋根裏通風口が後付けの
波板製の倉庫によって外部から
確認することがで来ません。
他の屋根裏通風口を
テンが突き破った
痕跡がなかったため、
この面の倉庫の屋根が
テンの足場となり、
屋根裏通風口のアルミ製
パンチングメタルを突き破って
一階リビング屋根裏へ
侵入した可能性が非常に高いため、
必ず目視して確認する必要があります。
最終的に
室内で見えない壁面から
一番近い点検口から下屋根内に入り、
内部側から屋根裏通風口を
確認することにしました。
下屋根内に入って
屋根裏通風口を確認した結果は?
下屋根内に入って
遠目に目視で確認すると、
外からの光が確認でき、
おそらく開いている可能性が高い。
軒先へいくほど
屋根が低くなっているため、
いろんな障害物をよけながら
近くまで行き確認すると、
予想通り、
アルミ製パンチングメタルが
テンによって突き破られていました。
(この他にもう一ケ所)
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これで数年前、
お客様が一階リビングで
足音が聞こえたという証言の
裏付け証拠が取れました。
一階の屋根裏断熱材の荒れ方から、
寝室が二階にあるため、
おそらくお客様が気づかないだけで
数年前の侵入だけではなく、
その後も何度かテンが
侵入していた可能性はありますね。
最終的に、
こちらのお客様宅での
テンの侵入口は
屋根裏通風口のみで合計7カ所。
当日、お客様に全ての調査結果を
パソコンを用いて写真で説明。
後日、20ページほどの
詳細な調査報告書及び見積書を提出。
ご家族と充分ご検討いただき
快諾ご依頼頂きました。
ありがとうございます!
ブログ記事のまとめ
テンなど
住環獣防除の基本は、
全ての侵入可能な穴や隙間を
見つけることが必須。
そのためのは調査時に
「○○だろう」は禁物で、
時間がかかっても
必ず可能性のある個所の
全てを目視確認してするのが
住環獣防除業者のプロフェッショナル。
-
最近の住宅は住環獣が
建物内に侵入し難い構造に
なりつつあるが、
そのシェアはまだまだ少ない。
-
古い築年数木造住宅の
軒先面戸に設けられた
屋根裏通風口が住環獣の
侵入口になる可能性が高い。
-
確認できない
侵入口予測箇所は
あらゆる手段を講じても
目視確認することが大切。
建物の平米数のみを測り、
薬剤処理が大半の施工内容や
短時間の調査のみだけで見積書を作成し、
契約を即せまる業者は
少し怪しと疑った方がよいですよー!
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