害獣防除の保証を
しっかり理解しなければ
悪徳業者の罠にかかります
最近、
クマによる人身被害や
イノシシ・シカなどの
農業被害など、
新聞紙面やテレビニュースなどで
取り上げられることが多くなり、
人と野生動物との軋轢が
社会問題化しています。
その一角で
わたしたちアスワットは
住環境害獣防除業
(以下:害獣防除業)という
あまり馴染みない業種を
営んでいます。
仕事内容を
簡単に説明するならば、
住宅の屋根裏などに侵入して
悪さする害獣を防ぐという、
世間では認知度が低い
ニッチな仕事。
前述した
クマやシカなどは人身や
農作物に被害を及ぼすため、
国や自治体が獣害対策
に関わりますが、
基本的に住宅など
個人所有の建物被害は
持ち主が対策を
しなければなりません。
なので
被害にあわれた方のほとんどは、
どこに相談してよいかわからず
住環境害獣防除業者(以下:害獣防除業者)
探しにWEBに検索を利用すことに。
しかし、
どの業者のHPを見ても
内容が似たりよったり、
どこが優良な業者なのか
判断つきにくいなか、
それぞれ
害獣防除業者のHPを
見比べることで唯一、
大きく違いがみられるのが
害獣防除施工後の保証内容です。
業者を探している多くの方々が、
その内容を参考に数社に絞り
見積調査依頼をされるようですが、
そこには
一般の方々が知りえない
悪徳業者が仕掛けた
罠が待ち受けています。
今回は、
そんな悪徳業者の罠に
かからないよう、
害獣防除業者選びや
害獣防除施工を依頼する際、
最も重要な
「害獣防除施工後の保証」
について徹底的に
深堀り解説いたします!
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まず害獣防除施工の
考え方を理解することが大切
屋根裏など
建物内に侵入する害獣は、
ゴキブリやネズミのように
捕獲や薬剤、音や光などを
使用してその都度
駆除するのではなく、
建物内に
侵入することが出来る
穴や隙間を塞ぐことしか
防除する方法はありません。
ここで重要なポイントは、
ゴキブリやネズミなどと
駆除方法や結果が全く違う
ということをしっかり
理解しておきましょう。
その上で
現在侵入している箇所はもちろん、
これから侵入できる穴や隙間を
全て塞ぐことにより
建物内に二度と
侵入出来ないようにする。
これが
害獣防除施工の基本であり
完全防除をするための
必須条件になるわけです。
わかりやすく説明すると、
10ヵ所あれば必ず10ヵ所全てを
塞がなくてはいけません。
仮に10ヵ所のうち
9ヵ所封鎖しても、
1ヵ所封鎖しなければ
対象害獣は100%侵入するため
大前提として
害獣防除施工の結果は
「防除できる」か
「防除できない」
の2通りしかない!
ということを
しっかり覚えておいて下さい。
住環境害獣防除施工の大前提
-
害獣防除は
ゴキブリやネズミなどの
駆除とは全く方法が違う
-
建物へ対象害獣が
侵入できるすべての穴や
隙間を塞ぐこと
-
防除結果は
「防除できる」か
「防除できない」の
2通りしかない
以上、害獣防除施工の
基本的な前提条件をふまえて、
これから保証について説明します。
住環境害獣防除
に対する保証の重要性
同じような業界の中で
良く知られているのが
「シロアリ駆除」の保証。
その内容は保証期間中に
シロアリ被害が再発した場合、
無償で再施工を行うというもので、
その期間は5年間というのが
一般的です。
シロアリ駆除保証は
「長い業界の歴史」
「協会など公的な
団体によって統一された
施工ノウハウや資格」
「5年間の効果が
公的機関によって
認められている薬剤使用」
など、いくつもの
社会的信頼性がありますが、
それでも万が一、
再発した場合を考えて
再発保証をつけることが
必須条件になっています。
それに比べ
害獣防除業界は
「15年ほどの浅い歴史」
「統一された協会や
ノウハウ、資格もない」
「方法は侵入口の
封鎖よるもので
業者の技術のみが頼り」
「業者以外にやり方が
正しいかどうかジャッジできる
団体や人材がいない」
など、現時点では
社会的信頼性が
無い業界であることは
残念ながら認めざるを得ません。
そんな業界の
害獣防除業者から
「全ての侵入口を
完璧に塞ぎました!」
と言われても
本当にその通りなのか、
お客様が確かめる術は
ありませんし、
たとえ、
ある程度信用できる
業者であったとしても、
その言葉を信用して
高額な施工費用を支払うことは
大きなリスクを伴います。
そこでお客様が
リスク回避するためには
他の業界以上に「保証」が
重要な役割を果たすということを
充分に理解する必要があります。
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害獣防除業者が
提供する保証制度の解説
では、
害獣防除業者が提供する
保証制度がどのような考えで
成り立っているのか
詳しく解説いたします。
害獣防除施工の保証は
防除施工終了後に
「防除施工によって
害獣が侵入できません」
という言葉を
信じて頂くために
「保証期間内に
害獣侵入した場合は、
無償で再施工いたします」
という証として保証書に
その約束を明記し、
お客様にお渡しする
アフターサービスの制度。
本来ならば業者にとって
保証される期間の長さは
自社の防除施工技術
に対する自信の表れであり、
お客様にとっては、
長期保証であることが
支払った費用に対する
担保となるため
長ければながいほど
安心感に繋がることは
言うまでもありません。
WEB検索すると、
害獣防除業者の
HPには競うように
10年、20年といった
長期保証の表示がならび、
最近では一生保証
するといった業者まで
出てきていることからも
お客様が「保証」を
業者選びのポイントとして
重要視しているということを
業者が認識しているという
ひとつの表れとして
考えていいでしょう。
ここで
保証期間とは別に
保証内容に対して
注意点をお話します。
害獣防除保証には、
保証期間内に
自社で封鎖した
箇所のみ不具合が出て
害獣が侵入したら
無償で再施工する
「部分保証」と、
保証期間内、
建物内に害獣が侵入した場合は
すべて無償で再施工する
「侵入保証」
という
2種類が存在します。
しかし前述の
害獣防除の基本的な
考え方からすると、
部分保証では
全ての侵入口を封鎖した
ことにはならないため、
見落とし箇所からの
侵入は保証対象外となります。
なので部分保証が
いくら長期間であっても、
お客様にとっては
全くメリットのない
誤魔化し保証でしかありません。
よって業者から
提供される保証は
「部分保証」ではなく、
「侵入保証」であることを
必ず確認することが大切です。
ホームページ記載の
保証期間が異なる業者は要注意!
では害獣駆除業者が
どのような保証を
提供しているのか、
実際の例をもとに解説します。
前述の通り、
多くの害獣防除業者が
長期保証をうたっており、
これが本当ならば
お客様にとって、
とても良いことだと思いますが、
実際にはこの長期保証に
業者の罠が隠されています。
仮に業者の
保証が12年間だとすると、
HPにはほとんどの業者が
「最長12年保証」
と表示しています。
しかし、
この「最長」という
文字こそが業者の罠で、
12年保証の前に
「最長」という言葉を
つけることによって、
最短1か月保証にもなりますよ!
という逃げ道になります。
要するに
お客様がHPの表示の
長期保証を参考に
業者選びを行っても、
見積調査をした時点で
保証期間をいくらでも
変更できますし、
実際、
ほとんどの
害獣防除業者が
「お客様の建物は
会社規定によって
長期保証はできません」
「長期保証をする
ためには追加金が必要」
などと
訳のわからない説明をして、
HP表示通りの保証を
することなく
短期間保証や保証を
つけないように誘導したり、
お客様が
保証の話をしない限り
スルーするなどといった
卑怯な手口を
使っているのが実情です。
「えっ、でも
私の家の造りでは
駆除業者の規定で
保証が短くなるのは
仕方ないんじゃないの?」
という
優しい考えを持たれる
お客様のほとんどが
残念ながら悪徳業者の
罠にはまってしまいます。
(※実際は、ほとんどの業者が
キッチリ決められた規定など
ありませんけどね…苦笑)
ここで
思い出して欲しいのは、
このブログの最初に述べた
害獣防除施工の大前提。
防除結果は
「防除できる」か
「防除できない」の
2通りなので
お客様から施工を受ける場合、
防除業者が「害獣防除ができる」と
自ら判断したのだから、
害獣防除施工の
考え方からすれば
HPに記載する最長保証が
できなければ理屈が通りません。
なのに
保証期間が少なくなったり、
つけられないという防除業者は、
お客様が害獣防除方法や保証内容
など理解していないことを利用、
実際に出来もしない
長期保証をHPに記載して
集客するといった、
お客様のことなど
全く考えない悪徳業者である
可能性が高いといえますし、
その裏返しとして
HP記載通りの保証を
つけてくれる業者は
誠実な業者であるともいえます。
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保証の対象害獣はイタチ・テン・
ハクビシン・アライグマのすべてに!
害獣防除施工の基本は
先にお話しした通り
「建物全ての侵入口封鎖」。
ということは
侵入害獣の種類によって
封鎖する侵入口の
大きさが違うため、
基準になる
侵入口の大きさは、
アライグマやハクビシン
であれば10cm、テンは5cm、
イタチはなんと3cm。
ではアライグマの侵入被害に
あわれているお客様宅は
10cm以上ある穴と隙間を
封鎖すればいいのかと言えば
それは間違いで
「私、アライグマは困るけど、
イタチは侵入してもいいです!」
というお客様は
ほとんどおられません。
よって
基本的にイタチが生息する
西日本での封鎖施工を行う場合、
基本となる侵入口の
大きさは3cmになりますので、
害獣防除施工を行った時点で
必然的にイタチ以上にカラダが
大きいすべての害獣は建物内に
侵入できないことになり、
当然、イタチだけではなく、
テン、ハクビシン、アライグマも
保証対象にならなくてはいけません。
よって、侵入害獣のみや、
4種類すべてが保証対象に
なっていない業者は
防除方法の基本に沿っていない
施工を行っている可能性が
ありますので注意が必要です。
保証書発行についての注意点
担当者から話を聞く限り、
前述の保証内容すべてを
クリアーした防除業者なので
これで大丈夫、
そく依頼しよう!は、
まだ早すぎます。
口約束だけでは施工後、
本当に約束した保証を
してもらえるのか
わかりませんので、
見積調査後の商談時に、
実際お客様に提出している
保証書のひな型を見せてもらい
本当に必要な事項が
記載されるのか?
記載されていなければ
追加で記載してもらえるのか?
ひとつづつ確認しながら
説明を受けましょう。
そして全ての保証内容に
納得ができたなら、
見積書に約束した保証内容と
同じ内容の保証書を発行すると
必ず記載してもらいましょう。
防除依頼前に必要な
保証のチェック事項と記事のまとめ
害獣防除の保証制度という
ニッチな話のため非常に
解りにくかったと思います。
なので最後に、
害獣防除施工を依頼する前に、
必ず「保証」について
確認しないといけない
チェック事項を箇条書きに
しましたのでご覧ください。
-
必ず施工後保証の有無を確認
-
依頼前に保証書のひな型を
見せてもらいながら保証説明を聞く
-
保証の種類は「侵入保証」が必須条件
-
実際に提示された保証期間が
HP記載の期間より短い業者は要注意
-
イタチ・テン・ハクビシン・アライグマの
全てを保証対象害獣にしてもらう
-
保証の種類、期間、対象害獣を
明記した保証書を発行の約束をする
害獣防除施工は
一般的には馴染みがなく、
保証制度ひとつとっても
複雑でわかりにくい事が、
この記事を読んだだけでも
ご理解頂けたと思います。
その「わからない」を利用して
ほとんど成果がでない
施工を行う悪徳業者と、
依頼したお客様との間で
トラブルが年々増え続けている
現状を踏まえて、
少し難しい内容だと思いますが、
お客様に害獣防除の保証制度を
しっかり理解して頂いた上で
害獣防除業者に見積調査依頼頂く。
そうすることで、
少しでも悪徳業者との
トラブルが無くなればという
気持ちでこの記事を書きました。
長文になりましたので、
記事内容でわからない点など
ございましたら、
気軽にアスワットまで
お問い合わせください。
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