最近の悪徳害獣駆除業者はひどすぎる!
建物内に侵入する害獣駆除。
皆さんに馴染みない仕事なので、
どのようにして駆除するのか?
ほぼ100%のお客様がその内容を
詳しく理解している方はいません。
その「わからない」を利用して
全くお客様のためにならない
作業を行い荒稼ぎする
害獣駆除業者が後を絶ちません。
私から言えば
今回の業者はまさに「犯罪行為」。
今回は
そんな犯罪すれすれの
悪徳業者に騙されかけた
お客様の事例をご紹介。
滋賀県大津市からの調査依頼内容とは
先日、
滋賀県大津市のお客様から、
アライグマとハクビシンが
多分、子供を産む準備を
お客様宅は
一般的な寄棟、
木造住宅2階建ての
シンプルな造りです。
屋根の形状を外から観て、
屋根からの侵入の可能性はなく、
多分、基礎廻りからの
侵入ではないかと
見当をつけてお客様宅内へ。
お客様からの聞き取り調査の内容は?
伺って
今までの経緯をお聞きすると
調査の準備を行いながら
地域性から生息する害獣は
「イタチ」 「テン」
「ハクビシン」 「アライグマ」
と多種多様ですが、
お客様が
「重い感じでノシノシと
歩いている。爪の音もする。」
とのお話と、
先に調査した業者さんも
アライグマとハクビシンだと
言っているので間違いないか・・・
と予測。
調査は害獣の特定から
ユニットバス点検口から
中天井を調査するも
形跡が全く見当たりません。
普通、この時点で
ほぼ形跡から害獣の特定が
出来なければおかしいのですが、
今回はわからない。
とりあえず、
別の部屋にある
押し入れ点検口から
改めて調査することにしました。
ここは上に
2階がない下屋根部分で
断熱材が敷き詰められているのですが、
害獣に荒らされた様子も全くなし。
「う~ん、他業者さんは
何を見て害獣の特定をしたんやろ?
この時点で動物の特定出来ないなら、
プロ失格やなぁ…」
と、引退の文字が頭の中を
一瞬よぎったのですが気持ちを
切り替え調査継続。
家の周囲に形跡がないか?外部調査へ
基礎廻りをぐるぐる
何度もまわって調査するも、
侵入口どころか形跡さえも
見つからない状況。
アライグマや
ハクビシンどころか、
イタチさえも入れない
キッチリとした家の作りに、
私の頭の中は
「????」
に埋め尽くされました。
で、どの辺りで
頻繁に音がしているのか
寝室に案内してもらい、
直接現場で詳しく話を
聞かせて頂くと、
お客様は
寝室ベランダ側の壁際から
音がするとの事。
ベランダに出て
調査をしてみると
形跡、ありました!
この足跡は「アライグマ」です。
ベランダ周辺の手すりや下屋根を
頻繁に歩いている足跡が
たくさん付着していました。
その足跡をたどり、
その目線の先にある
樋受けのグレーチング蓋が
全て開けてあるのを
不思議に思った私は、
「いつもこの状態ですか?」
と、お客様にお聞きすると、
「掃除のとき
蓋を開けるのが
大変なんで何年も
前からこの状態です」
というお言葉を聞いて
やっと謎が解けました。
アスワットが出した調査結果とは?
アライグマは
お客様宅内に
侵入しているわけではなく、
つねに下屋根から
ベランダ内に上がり、
グレーチング蓋の無い
ステンレス製の樋受け内を
歩いて通り抜ける
ルーティングルート。
要するにいつも決まった
散歩道になっているだけ。
樋受けが金属なので
アライグマの足音が響き、
お客様には1階と2階の間を
歩いているように聞こえたという事。
その証拠に樋受け内に、
アライグマの足跡が
たくさんついていることから
間違いありません!
お客様にベランダや
下屋根についた足跡を
実際に見てもらいながら
経緯を説明。
建物の中へは
害獣は侵入していませんので
今のところ何か対策をする
必要はありませんので
ご安心くださいと伝えました。
やれやれ、
これで引退も
もう少し先になりひと安心。(笑)
お客様によると
先に見積調査した業者さんは
「素人の人にはわからないが
屋根裏には私のようなプロが見たら
アライグマやハクビシンの足跡が
たくさんついている」
「侵入口は駆除施工時に
煙を焚いて煙が出てきたところを
全て封鎖するので今日は調査しません」
と言われその言葉を
信用していたとの。
それにしても技量不足で
害獣の種類や侵入口を
間違えているのならまだしも、
屋根裏に
侵入していない害獣を
「侵入している」
侵入口がない建物なのに
「煙を焚いて特定する」
など、
偽った情報を
お客様に伝えて
意味のない駆除施工を
させようとするとは、
これはまさに犯罪行為
といえますね。
業者のいうことを鵜呑みにせず、
証拠を自身で確認しよう!
今回、調査を
ご依頼いただいたお客様は
「アスワットさんに
調査依頼してよかった!」
と、業者の悪意ある営業に
引っかかることなく回避し
喜んで頂けましたが、
こういった経緯で
無駄な施工や効果のない施工を
高額でおこなわれ被害にあわれた
お客様がたくさんいることも事実。
そうならないためにも、
害獣駆除の見積調査を
業者にお願いする際、
その話を鵜吞みにすることなく、
屋根裏に害獣侵入がある
というのなら、
証拠のとなる写真などを
必ず見せてもらい、
お客様自身が
本当に侵入しているのかどうかを
確認することが大切です!
少しでもこの業者さん、
おかしいなぁ?
と感じたら、
複数の業者に
相見積もりをとって、
いろんな角度から
害獣駆除業者の話を聞きましょう。
病院でも
セカンドオピニオン、
サードオピニオンが
当たり前の時代、
お客様自身も
害獣駆除を理解して、
納得いく優良な害獣駆除業者を
選んでください。
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