害獣の中でも抜きん出た身体能力を持つテン
屋根裏に侵入する害獣の身体能力は
人と比較にならないほど
卓越したものがありますが、
その中でも群を抜くのが
二ホンテン（以下：テン）です。
もともと樹上間の移動を
得意とする動物なので
身軽な身のこなしで楽々、
家の屋根上まで登ってきます。
今回はテンがどのようなルートで
住宅の屋根裏に侵入してくるのか？
鳥獣管理士で
アスワット代表・福永が完全解説、
最後にテンの驚異的な
ジャンプ力を捉えた動画
もありますのでご覧ください！
今回の害獣再侵入事例
【被害場所】
京都府亀岡市
木造住宅２階建 築30年
【害獣の種類】
二ホンテン（以下、テン）
【ご依頼内容】
４～５年程前より時々小動物が
走ることがあったがすぐいなくなった。
今年春から夏にかけて
長期間侵入してきたので
主人が侵入口を探したが解らない。
素人では難しいと判断し
来年までに根本的な解決をしたいと、
アスワットへご依頼を頂きました。
見積調査の結果、侵入口は大屋根の重なり
さっそくお伺いして調査すると
２階の屋根裏のみ小動物が
侵入しているのがわかり、
足跡と糞からテンが侵入している
と特定しました。
建物外側から侵入口を調査すると、
基礎回りや床下換気口、
給湯器など室外機の配管引き込みに
侵入口は無し。
で、消去法から侵入口は
大屋根ある屋根の重なり部分１ヵ所
のみということがわかりました。
テンは大屋根にある
侵入口までどうやって登ってくるのか？
ここからが今日の記事の本題、
「侵入ルートの特定」です。
先ず、カーポートのアクリル屋根に
たくさんのテンの足跡がついています。
カーポートに隣接する
ブロック塀の方向から
玄関上の屋根へほぼ一直線、
同じ方向についていますので、
ここを通っているのは間違いないでしょう。
次に玄関の屋根裏の突き当り、
２階のベランダの樋付近に
たくさんのテンの足跡がついており、
大屋根につながる竪樋には
テンの足跡や爪痕など
多数の形跡が残されているのは
この竪樋を上り下りしている証拠ですね。
で、当然のごとく
侵入口の大屋根重なり部付近の水切りや
スレート瓦の上にはテンが出入りした
形跡がビッシリ残されています。
以上の形跡から
侵入口までのテンの侵入ルートを
アスワット・福永が推測すると
以下の写真のような結果となりました！
私たちの仕事は
ここまで裏付け調査を行って
初めてこの侵入口がメインであると
判断することになります。
（それだけ慎重に見積調査を
行っているということです!）
最後に二ホンテンのジャンプ動画をご紹介！
いかがでしたでしょうか？
竪樋をつかんで大屋根まで
昇ってくるテンの身体能力って凄いですね。
残念ながら
この現場でカメラ撮影して
検証することは出来ませんでしたが、
これ以上に物凄くかつ華麗に
ジャンプをして大屋根に昇るテンを撮影した
動画がありますのでぜひご覧ください！
最後にテンがカラスに襲われるという
ハプニングつきです。
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