今回のブログ記事は
志向をかえてハチ駆除のお話
深まる秋も終焉を迎え、
年末にかけて
そろそろ冬将軍到来という
ところでしょうか。
お盆以降、晩秋までの期間、
私たち住環境害獣防除
(以下:住環獣防除)の仕事は
閑散期というのが一般的ですが、
アスワットは
おかげさまで例年と違い
非常に忙しい期間となりました。
特筆すべきは、
この期間アライグマの
家屋侵入被害が多かったこと。
今年はクマ被害多発など含め
アーバンアニマルと
人との関係性を考えなおす、
大きなターニングポイントに
来ているのかもしれませんね。
さて秋での
住環獣防除事例は今後、
別の機会にご紹介することにして、
今回はいつもと志向をかえて
住環境害獣(以下:住環獣)
ではなくハチ駆除の事例のご紹介です。
(実はアスワット・福永。
ハチ駆除のプロフェッショナル
でもあります!)
秋祭りまでに
ハチ駆除をお願いしたい!
お世話になっている
神社の宮司さまからのご依頼
- 被害場所:兵庫県西宮市
神社境内外部トイレ(木造)
- 害獣の種類:
オオスズメバチ
【Vespa mandarinia】
セイヨウミツバチ
【Apis mellifera】
- ご依頼内容:
神社拝殿や社務所の
アライグマおよびテン防除施工や
その後、数カ所の神社様の
住環獣防除施工をご紹介
いただいた神社様から緊急のご相談。
神社境内にある木造の
外部トイレの屋根裏内に
今年春くらいからミツバチが
出入りしていたが
気にもしていなかった。
しかし、
10月初旬頃から
大きなハチが多数
飛来するようになり、
ミツバチと
その大きなハチとが
毎日多数飛び回っている。
もうすぐ秋祭りがあるため
それまでに駆除できないか
とのご相談。
ミツバチの巣を襲いに
オオスズメバチが多数飛来!
宮司様、
いつもありがとうございます!
まずはどのような状況なのか
拝見させて頂きますと、
急遽現場へお伺いすることに。
木造外部トイレの周りには
神主様のお話の通りミツバチと
大きなハチが多数、
大きな羽音をたてながら
飛び回っています。
2種類のハチが
トイレ屋根裏内へ出入りしている
外壁と梁の隙間に近づいて
大きなハチの種類を確認。
大きなハチの正体は
オオスズメバチで、
ミツバチの巣を集団で
襲いに来ているようです。
9月、10月頃、
大量の餌が必要となる
オオスズメバチは
他種のスズメバチや
アシナガバチ、そして今回のような
ミツバチの巣を集団で襲って
成虫やたんぱく源豊富な
幼虫を持ち帰り餌とすることは
珍しくありません。
このように
一度オオスズメバチの集団に
狙われたハチの巣はいづれ、
オオスズメバチに占拠された後、
巣の中の幼虫を残らず餌として
持ち帰られ全滅してしまいます。
食うか食われるか。
自然という現実は
厳しい世界なんですねぇ。
そういうことなら双方の
ハチがいなくなる少しの間、
トイレを閉鎖しておくと
いうのも一つの方法ですが、
1週間後には神社境内で
秋祭りが行われるため
そんな悠長なことは
いっておられません!
それまでに
アスワットに与えられた
仕事は三つ!
ミツバチ駆除とトイレの
屋根裏にある巣の撤去、
そして厄介なのが
オオスズメバチの飛来阻止。
何せオオスズメバチ達に
「もうミツバチの巣は
無くなりましたよ!」
と言い聞かせること
なんて出来ませんからねぇ。
そんなことをあれこれ
思案していると突然、
左腕に注射針を刺したような
痛みが走りました。
「痛っ!」
その痛みの方を見ると
左腕関節のあたりに
一匹のミツバチがとまり
毒針を差し入れてます!
(10月初旬はまだ暑く、
無謀にも半袖ポロシャツ姿で
出入口付近にて調査していました…
プロとしてあるまじき行為)
すぐに払いのけ、
腕に残っている
毒針を取り除きましたが、
調査が終わり
事務所に帰って刺された
部分を確認すると、
こんな感じて
少し赤く腫れていました。
(自業自得…涙)
オオスズメバチ VS
ミツバチ VS 駆除業者の施工動画
結局、駆除方法としては
トイレ屋根裏で営巣している
ミツバチの駆除を行うと同時に、
巣への出入口付近の梁に
残留性殺虫剤を塗布。
飛来する
オオスズメバチが
塗布した梁にとまると、
手足に殺虫剤が付着し、
現在飛来してい個体を
駆除する残留性効果を狙います。
そうすることで
集団攻撃目標である
ミツバチの巣がここにあることを
近くで狩りをしている仲間に知らせる
誘引フェロモンの分泌が無くなり、
オオスズメバチが徐々に
飛来しなくなりますので、
それを確認後、
ミツバチの巣の撤去をおこなう
という作戦です。
駆除施工当日の動画がこちら!
![]()
巣には物凄い数の
ミツバチがいたことが判りますね。
ミツバチ駆除で
大変なのが巣の撤去作業
ミツバチ駆除と
オオスズメバチ飛来阻止の
薬剤塗布作業を終えた3日後、
現場に伺うとミツバチ同様、
心配していたオオスズメバチの
飛来も無くなっていました。
(作戦成功!)
最後の作業、
トイレの屋根裏にある
ミツバチの巣の撤去を行います。
しかしこの作業が
実は大変厄介なんです!
ハチの巣と言えば、
一般の方々が一番最初に
思い浮かべるのは
バスケットボールのような球形の
スズメバチの巣ではないでしょうか。
その巣がどんな素材で
できているかと言えば、
働きバチが木にとまっては
その表面の皮を削り取り、
自分の唾液と混ぜ合わせて
巣の表面に塗りつける作業を
繰り返すことであのような
形の巣を作り上げる。
要するに
木の皮で出来た巣の中には
スズメバチとその幼虫しか
居ませんので、
その巣の撤去は
巣との接合部分をノコギリで
切断することで
意外と簡単にできます。
しかしミツバチの巣の撤去は
スズメバチのように
簡単にはいきません。
それは何故か?
ミツバチの巣と言えば
テレビCMなどでよく紹介される
養蜂場の四角木枠の内側に
つくった巣を想像されると思いますが、
トイレの天井に点検口を作って
ミツバチの巣を確認するとこんな状態。
自然にできたミツバチの巣は
鍾乳洞の天井から連なる
鍾乳石のような形で、
この巣盤の中に
大量の蜂蜜が蓄積されています。
これを撤去するために
ノコギリやカッターナイフを
巣盤に突き刺した時点で
その切れ目から
蓄積された蜂蜜が流れ出し、
天井裏で
販売されている
大きな蜂蜜の瓶を
ひっくり返したような
悲惨なベタベタ状態に
なってしまいます。
室内のテーブルや
フローリング床の上なら
水と洗剤と雑巾などをつかって
何とかふき取ることも可能ですが、
天井裏ではそれは不可能なため、
ほとんどの駆除業者さんは
天井板の上にビニールシートを
敷いてから巣を撤去します。
それでも巣に隣接している壁面や
敷いたビニールシートの隙間から
流れ出した蜂蜜によって
天井裏はベタベタ状態になることは
避けられません。
(道具もベタベタになりますしね…涙)
しかし、
そこはハチ駆除の
プロ!アスワット・福永。
ミツバチの巣を撤去する際、
屋根裏がベタベタにならない
ノウハウを持っていますので、
写真のようようにキレイに撤去、
天井裏に散乱していた
ミツバチの死骸も
キレイに清掃致しました。
(ごめんなさい!ノウハウは企業秘密。)
なとか秋祭りまでに
作業完了できて良かったです!
宮司さまにも喜んで頂き、
今回は少しですが
日頃お世話になっている
お返しができました。
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