Spoon & TamagoというWebサイトですが、まずはURLを貼っておきましょう。
リンクにしてありますので、クリックしますとSpoon & Tamagoが別ウインドウで開きます。
内容を私なりに書いてみますね。
日本における１００年前のパンデミック防止マニュアルをポスターに
スペイン風邪が流行ったとき、島国であった日本では様々な人種との交流が乏しく、免疫力が期待できなかったわけです。
この感染症の急速な拡散（パンデミック）を防ぐため、全国民に向け警鐘を鳴らすためのマニュアルを作る必要に迫られました。
スペイン風邪は1918年（大正7年）から全世界で拡散・・パンデミックを起こしたことはご存知だと思います。
その正体はH1N1亜型インフルエンザ。2009年の新型インフルエンザと同じ種類のウイルスによるものだそうです。
この挿絵がとても興味深くて、今回の新型コロナウイルス騒ぎにも通用する素晴らしいポスターだと感じ入りました。
「テバナシ」に「セキ」をされては堪らない、そう書いてあります。
大正時代ですから、書かれた文言は右から左に読みます。
下には「ハヤリカゼは こんなことからうつる！」とあります。
こちらは画をバナーで上下2つに分けています。
悪性感冒：病人は成るべく別の部屋に！
背景の屏風の中にもコピーライトされています。
次はこれ。
ヘッダーには恐るべし「ハヤリカゼ」の「バイキン」とあり、フッターにはマスクをかけぬ命知らず！
とあります。
日本人が街なかでマスクをしている光景は、つい昨年末までは海外の方からは驚異な姿だったのです。
それはつまり、つい先日までマスクをするのは自分が病人である証で、他人への被害を招かないためのものだというのが西洋人の一般常識だったのです。
今の私達が春先にマスクをするのは主に花粉症のせいだとも思われますが（笑）、それでも冬になるとマスクを書ける人が多いのは、この大正7年に発行された「流行性感冒」 の影響かもしれません。
予防注射を勧めるポスターもあります。
当時は背中に予防注射をしたのでしょうか。結構痛そうですが(^_^;)
日本ではハグやキスは一般化していませんから、イタリアやフランスでは余計に拡散が早かったのではないかとも思われます。
いま自宅で過ごすことで「コロナ離婚」とか言われる不幸なケースが増えていると言われますが、さしずめキスやハグを禁止したらヨーロッパではそれがコロナ離婚の原因になるのかもしれません。
ともあれ、とても100年前の冊子とは思えない素晴らしい内容です。
興味深い日本という国民性の片鱗を伺わせます。
どちら様も是非ご無事でありますように。
また明日ね('-^*)/
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