さて9月に入り、6年生はSSもそろそろ始まりますね。
そして再来週には学校別サピックスオープン(学校別SO)もあります。
また合格判定サピックスオープン(合判SO)もその翌週に予定されています。
この6年9月の怒濤のSOの連続で、昨年我が家は(というより私と家内が)一気に入試本番モードに入って行ったように思います。
筑駒・開成受験生の9月下旬の日程
筑駒・開成受験生は、だいたい以下のような日程になります。集中日の学校別SOに加え、筑駒SOがあるのが大変なのです。
9月17日(土) 土特
9月18日(日) SS
9月19日(祝) 開成SO
9月20日(火) 平常①
9月21日(水)
9月22日(木) 平常②
9月23日(祝) 筑駒SO
9月24日(土) 土特
9月25日(日) 合判SO(+渋渋SO)
昨年苦労したのは、連続する模試と授業の復習、そして過去問をどのようにスケジュールするかです。
ちなみによく考えたら今年の6年後期の授業日程を正確に把握していないのですが、昨年は秋分の日が木曜日だったので、その日は平常授業は休講でした。今年は平日ということで、平常②の授業があるのであれば、より厳しい日程になりますね。
学習予定表サンプル
昨年の息子の時のスケジュールを参考にしつつ、今年の日程に合わせて考えてみましたので、ご参考になれば。平常授業が20日も22日もあるものとして考えています。
9月17日(土)
開成過去問4科目+復習①+土特+土特復習
9月18日(日)
SS+開成過去問(9/17分)復習②
9月19日(祝)
開成SO+SS復習①+開成SO復習
9月20日(火)
平常①
9月21日(水)
平常①復習+SS復習②+筑駒過去問2科目+復習
9月22日(木)
平常②
9月23日(祝)
筑駒SO+筑駒SO復習+平常①②復習
9月24日(土)
過去問4科目(渋渋?)+復習①+土特+土特復習
9月25日(日)
合判SO(+渋渋SO)+合判SO復習+積み残し消化
9月26日(月)
(渋渋SO復習)+積み残し消化
スケジューリングのポイント
①模試の復習は原則その日のうちに
校舎からも指示があると思いますが、合判SO、学校別SOの復習はすぐやるべき、ということです。
上記のとおり、とにかく模試が連続します。放っておくとすぐに次の模試がきてしまい、さらには授業や過去問もあるため、多忙にかまけてろくに復習できなくなってしまいます。
従って、ダブルヘッダーの場合は翌日も使うことで致し方ないですが、原則として模試は受けたその日のうちに復習するべきです。その方が記憶も残っていますし、日をあけるよりも効率的です。
すぐに復習する場合のデメリットは、その時点で各問題の正答率や難易度がわからないところです。ただ、我が家は間違えた問題は全て復習・解き直ししていましたので、この点あまり問題になりませんでした。もっとも算数の捨て問レベルの難度の高い問題は復習に時間をかけるべきではないという考え方もわかりますので、時間をカットするならそこでしょうね。
②それでも過去問はこなす
忙しい日程ですが過去問はこなしましょう。特に、土特前の過去問4科目は必ずやるべきだと思います。土曜日に過去問をやらずにスキップしてしまうと後に響きます。
そして、学校別SOが近い学校の過去問を予行演習としてやるべきです。つまり、9月19日に開成SOを受験するのであれば、その2日前の17日は開成過去問をやって、問題形式等になれておいた方がいいと思います。そのくらいは把握しておかないと、正確な模試判定が得られないように思いますので。ただ、既に4科目とも1-2回実施している場合は特に開成過去問に拘りません。
筑駒SO直前に筑駒過去問を4科目まわす時間は取れませんが、できれば22日(水)に算数と国語くらいは1年分ずつやっておくといいと思います。もしまだ一度も筑駒過去問をやっていないということであれば、今週末の10日(土)に筑駒4教科をまわしておきたいところです。ちなみに筑駒は40分×4なので、開成よりも時間はかかりません(開成は算数60分、国語50分なので、計30分多くかかる)。
そして、9月25日に渋渋SOを受験するのであれば、9月24日(土)は渋渋の過去問4科目をまわしましょう。ちなみに我が家は渋渋SOは受験しなかったので、その分楽な日程ではありました。
なお、当然ながら過去問もやりっ放しでは効果半減です。できる限り実施したその日の復習して下さい。土特前に4科目やると、土特までに復習が終わらない可能性がありますが、その場合は土特から帰宅してからですね。個人的には土特の復習よりも優先してやるべきだと思います。
③9月25日(日)午後と26日(月)で積み残し消化
おそらくこの日程でいくと、積み残しが発生するでしょう。特に平常授業の復習は間に合わない可能性が高いです。平常授業の優先順位は低いので、もし積み残すのであればそこになります。
ただ、これもほったらかしで終わらせないようにしましょう。渋渋SOを受験しないのであれば、25日(日)の午後は比較的余裕があるはずですので、ここで積み残しは消化してしまいましょう。その場合も合判SOの復習が最優先です。
もし渋渋SOを受験するのであれば、25日(日)はあまり時間がとれませんので、翌日の26日(月)に積み残しを消化しましょう。
もちろん積み残しがなければ、どんどん過去問を進めてください。空いた時間は過去問に使う、というのが6年秋のセオリーですね。
まとめ
この山を無事に乗り切ればテスト日程は少し楽になります。次に模試が連続するのは11月の下旬から12月上旬の開成SO②、筑駒SO②、合判④の最終シリーズです。
我が家の場合、この山を乗り越えたことで、気持ち的にこれで入試まで無事にいけるかもしれないな、と少し安堵したのを覚えています。息子はもともと淡々とした人間ですが、このハードスケジュールも淡々とこなし、さらに模試でもそれなりの成績を残せたので、体力的にも成績的にもこれはいけるかな、と思えたことが大きかったです(もちろんまだまだ課題はありましたが)。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
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↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。
↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。
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