出光美術館で「生誕150年 板谷波山」を観た!その1 | とんとん・にっき

出光美術館で「生誕150年 板谷波山」を観た!その1

 

「生誕150年 板谷波山」チラシ
 
出光美術館で「生誕150年 板谷波山」を観てきました。
 
「当館では新型コロナウイルス感染症の状況に鑑み長らく休館をしてまいりましたが、2022年4月23日より展覧会を再開する運びとなりました。」ということで、久しぶりに出光美術館へ行ってきました。
 
以下、出光美術館ホームページより
近現代陶芸の旗振り役の一人として評価される板谷波山(本名・嘉七、1872 - 1963)の生誕150年を記念して、その生涯と作品を紹介する回顧展を開催します。 彫刻的な技法と釉下彩(ゆうかさい)の技法に加えて、当時欧州で流行していたアール・ヌーヴォーの様式をいち早く受容し、それまでの日本陶磁史にない新しい波山独自の意匠表現を生み出した彩磁(さいじ)や葆光彩磁(ほこうさいじ)。一方で中国陶磁を中心に古典的な東洋の陶磁器をはじめとする工芸品を学習し、そこから青磁、白磁などにも新しい表現を試みました。その表現の幅は一人の陶芸作家により生み出されたとは思えないほど、多様かつ創造性に溢れています。それは西洋や東洋、古典や現代を感じながら作陶し、模倣ではない独自の表現を求めていた軌跡であり、その結果、波山の作品は時空を超えた新しい陶芸の世界を創り出したとも言えます。彼の陶芸による表現の世界観は高く評価され、昭和28年(1953)には陶芸家として初めて文化勲章を受章しました。出光美術館の創設者である出光佐三(1885 - 1981)は、波山のやきもののみならず、その生き様にも魅了され、多くの波山作品を収集したことでも知られています。
本展では、波山の作陶への思いと作品の変遷を辿り、今でも色褪せることのない波山陶芸の魅力を紹介します。
 
展覧会の構成は、以下の通りです。(図録による)
 
第一章 板谷波山の陶芸
第二章 陶芸家としての始まり
  ―波山誕生(明治時代末期から大正時代初期)
特集一 大型作品への挑戦(大作と新たな表現への実践)
第三章 波山陶芸の完成
  ―時空を超えた独自の表現(大正時代中頃から戦前(昭和時代前半))
特集二 波山の青磁―古典から学ぶ
特集三 波山の茶陶
第四章 深化する挑戦
  ―とどまらない制作意欲(戦後)
特集四 自然体の波山とその眼差し

 

第一章 板谷波山の陶芸

 

「葆光彩磁草花文花瓶」大正6年(1917)

 

「葆光彩磁花文花瓶」昭和3年(1928)頃

 

「青磁鳳耳花瓶」昭和時代前期
 
第二章 陶芸家としての始まり
  ―波山誕生(明治時代末期から大正時代初期)
 

「彩磁玉葱形花瓶」明治30年代

 

「蝶貝名刺皿」大正5年(1916)

 

「彩磁ハッ手文手焙」
明治時代末期~大正時代初期」

 

「彩磁葡萄文花瓶」大正3年(1914)

 

特集一 大型作品への挑戦(大作と新たな表現への実践)

 

「葆光彩磁鳳凰文大花瓶」大正時代前期

 

「葆光彩磁禽果文花瓶」大正3年(1914)

 

「棕櫚葉彫文花瓶」大正3年(1914)
 
第三章 波山陶芸の完成
  ―時空を超えた独自の表現(大正時代中頃から戦前(昭和時代前半))
 

「葆光彩磁鸚鵡唐草彫篏模様花瓶」
大正3年(1914)

 

「葆光彩磁葡萄文香爐」大正時代後期

 

「葆光彩磁呉洲模様鉢」大正5年(1916)

 

「彩磁蓮花文共蓋壺」大正時代後期

 

「彩磁蔓草文花瓶」大正時代中期

 

「葆光彩磁細口菊花帯模様花瓶」
大正8年(1919)

 

「彩磁桃文花瓶」大正時代後期

 

第三章 波山陶芸の完成 の途中ですが、

作品数が多いので、以下「その2」へ。

 

「出光美術館」ホームページ

出光美術館 (idemitsu-museum.or.jp)

 

生誕150年 板谷波山

―時空を超えた新たなる陶芸の世界

令和4年6月18日発行

編集・発行:

公益財団法人 出光美術館

 

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