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千葉雅也の「センスの哲学」を読んだ!

 

千葉雅也の「センスの哲学」(文藝春秋刊:2024年4月10日第1刷発行、2024年4月25日第3刷発行)を読みました。

 

これは「センスが良くなる本」です。

というのは、まあハッタリだとして、

ものを見るときの「ある感覚」を

説明したいと思います。

 

・「センスが無自覚な状態」からセンスに目覚める

・意味や目的から離れ、ものごとをリズムで捉えること

・センスの良さは「並べる」に宿る

 

本書は最終的には、センスの良し悪しの「向こう側」にまで広がっていくことになります。いったんセンスが良くなる方向から、センスなどもはやどうでもよくなるアンチセンスの方へ。

 

センスの哲学 目次

はじめに 「センス」という言葉

  直観的にわかる

  センスと文化資本

  人間とは「余っている」動物である

  センスの良し悪しから、その彼方へ

第一章 センスとは何か

  感覚と思考

  「選ぶセンス」から出発する

  センスが無自覚な状態

  上手い/下手から、ヘタウマへ

  センスが無自覚な部屋

  センスとはヘタウマである

  土俵自体を変えてしまう

  モデルの再現から降りること、AIの「学習」

第二章 リズムとして捉える

  意味から強度へ

  形も味もリズムである――スタジオライトと餃子餃子

  複数の流れを「多重録音」のように捉える

  最小限のセンスの良さ――リズムの面白さに気づく

  気軽にできるモダニズム

  ラウシェンバーグと餃子

第三章 いないいないばあの原理

  リズムに乗ること

  うねりとビート

  物語と「欠如」

  いないいないばあの原理

  サスペンス=いないいないばあ

  日常のサスペンス

第四章 意味のリズム

  大きな意味から小さな意味へ

  人生の多面性

  モダニズム、フォーマリズム

  感動を半分に抑え、ささいな部分を言葉にする

  意味とは何か――近い/遠い

  AIと人間――ChatGPTから考える

  対立関係とリズム

  意味のリズム

  感動は二つある――大まかな感動と構造的感動

  エンターテインメントと純文学

前半のまとめ

第五章 並べること

  映画の「ショット」と「モンタージュ」

  よくわからないモンタージュの面白さ

  予測誤差の最小化

  それでも人はサスペンスを求める――予測誤差と享楽

  「何をどう並べてもいい」ということ

  つながるかどうかは設定次第

第六章センスと偶然性

  「全芸術」で考える

  美と崇高――偶然性にどう向き合うか

  「作ろうとする」から「結果的にできる」

  届かないズレと超過するズレ

  自分に固有の偶然性

第七章 時間と人間

  芸術とは時間をとること

  ベルグソンの時間論

  可能性の溢れを限定する

  人間の多様性

  目的志向と芸術的宙づり

第八章 反復とアンチセンス

  芸術の意味

  芸術と「問題」

  作品とは「問題」の変形である

  どうしようもなさとジレンマ

  センスとアンチセンス

  デモーニッシュな反復

付録 芸術と生活をつなぐワーク

読書ガイド

おわりに 批評の権利

 

千葉雅也:

1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。

「働きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学」(第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、「勉強の哲学――来たるべきバカのために」、「アメリカ紀行」、「デッドライン」(第41回野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(第45回川端康成文学賞、「オーバーヒート」所収)、「現代思想入門」(新書大賞2023)など著書多数。

 

過去の関連記事:

千葉雅也の「現代思想入門 人生が変わる哲学。」を読んだ!

芥川賞候補作、千葉雅也の「オーバーヒート」を読んだ!

千葉雅也の芥川賞候補作「デッドライン」を読んだ! 

ブレイディみかこの「他者の靴を履く アナ―キック・エンパシーのすすめ」を読んだ!

 

ブレイディみかこの「他者の靴を履く アナ―キック・エンパシーのすすめ」(文春文庫:2024年5月10日第1刷)を読みました。

 

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編本!

「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは?
 感情的な共感の「シンパシー」ではなく、
意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。
この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。
うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。
新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。

他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。
ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書! 
――東畑開人

 

目次

はじめに

第1章 外して、広げる

  エンパシーの日本語訳は「共感」でいいのか

  エンパシーの種類と歴史

  「エンパシーはダメ」論と「エンパシーはだいじ」論

  ミラーニューロンの話

  エンパシーの達人、金子文学

第2章 溶かして、変える

  言葉はそれを溶かす

  感情の読み書き

  「Ⅰ」という主語の獲得

  エンパシーとドラマツルギー、そしてSNS

  帰属性も「本当の自分」も人を縛る

第3章 経済にエンパシーを

  エンパシー・エコノミー

  利他的になれば利己的になる

  バラモン左翼に「エンパシー的正確さ」はあるか

  ブルシット・ジョブとケア階級

  いまこそジュビリーの思考法を

第4章 彼女にはエンパシーがなかった

  サッチャーを再考する

  自助の美しさを信じる頑迷さ

  自助と自立の違い

  プチ・ブルジョワジーの経済貢献

第5章 囚われず、手離さない

  女性指導者とエンパシー

  エンパシーに長けた脳がある?

  ボトムアップかトップダウンか

  自分を手離さない

第6章 それは深いのか、浅いのか

  ネーチャーorナーチャー

  エンパシにも先天性と後天性?

  「災害ユートピア」が提示する深みの問題

  ソルニットがクラインに向けた批判

  トレランスとエンパシー

第7章 煩わせ、繋がる

  コロナ禍における網目の法則

  フェビアンの理想、左派の党派性

  「シンパ」のオリジンはシンパシー

  guilt(罪悪感)とエンパシー

  迷惑をかける

第8章 速いエンパシー、遅いエンパシー

  おばさん問題

  「おじ文化」に対する「おば文化」

  承認欲求の向かう先

  シンパシーは待てない

  ルッキズムとシンパシー

第9章 人間を人間化せよ

  不況時は年寄りから職場をされ、とな?

  相互扶助もアナキズム

  愛のデフレ

  「破局」とブルシット・ソサエティー

  エリートとエンパシー

第10章 エンパシーを「闇落ち」させないために

  ニーチェがエンパシーを批判していた?

  エンパシー搾取と自己の喪失

  エンパシーが抑圧的社会を作る?

  エンパシーとアナーキーはセットで

  エンパシーの毒性あれこれ

  いいものでも悪いものでもない、という理解

  ここではない世界の存在を信じる力

  わたしがわたし自身を生きるための力

  個人は心臓、社会は肺

第11章 足元に緑色のブランケットを敷く

  二つのフリースクール

  民主主義的な教育の実践

  アナキズムはネグレクトしない

  エンパシを育てる授業

  エンパシーは民主主義の根幹

  Democracy  biegins at home.

あとがき

文庫本あとがき

 

ブレイディみかこ:

1965年福岡県福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。ライター、コラムニスト。2017年「子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から」で新潮ドキュメント賞、19年「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」Yahoo!ニュース、本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞特別賞などを受賞。他の著書に「労働者階級の反乱」「女たちのテロル」「ワイルドサイドをほっつく歩け」「ブロークン・ブリテンに聞け」「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」「両手にトカレフ」「リスペクト――R・E・S・P・E・C・T」「私労働小説 ザ・シット・ジョブ」、共著に「何とかならない時代の幸福論」「その世とこの世」などがある。

 

過去の関連記事:

ブレイディみかこの「私労働小説 ザ・シット・ジョブ」を読んだ!

ブレイディみかこの「リスペクト」を読んだ!

ブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ!

布野修司編著「はてしなき現代住居1989年以後」が届いた!

 

布野修司編著「はてしなき現代住居1989年以後」(フィルムアート社:2024年5月20日初版発行)が届きました。

 

阪神・淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)などこの30年に次々に大災害が日本列島を襲い、日本の住居とそれを取り巻く環境が、想像以上に脆弱であることが明らかになった。また、少子高齢化の信仰は、日本から活力を奪っていった。膨大な空き家を抱える一方、日本の階層分化、上流(富裕)層と下流(低所得)宋の二極分化も指摘される。そして、日本の総人口は、2011年以降、減少に転じた。2070年には8700万人に減少するという(厚生労働省人口問題研究所、2023年4月)。日本は世界でもっとも少子高齢化が進行する国である。

私たちは、現在どのような住居を手にしているのだろうか? 現代の日本では、住宅は「買う」ものであって「建てる」ものではなくなっている。日本の住居の未来はどうなっていくのであろうか?

「住むこと」と「建てること」の未来を考えるために、この30年の日本の住居を振り返ってみたい。

自ら「住む」場所を選び、自ら住居を思うままに設えることは、誰もが人生の節目に行ってきている。この選択はどのようなかたちで終わるのであろうか。かつては、生まれた場所は故郷であり、やがて帰っていく場所であった。また、移り住む場所にも、地域それぞれに互いに助け合うコミュニティがあった。しかし、そうした故郷や地域コミュニティは失われつつあるように思える。そもそも、集まって住むかたちはどのようであればいいのか?(布野修司)

 

目次

Ⅰ 総論

   失われた終の棲家 布野修司

Ⅱ 1989-2019の住居50選

Ⅲ 現代住居論考

  1 集住 家族と社会

  2 テクノロジー 供給と生産

  3 建築家 作品と表現

    それでも私たちは「作品」を

    鉤括弧でくくる 市川紘司

年表 日本の住居1989-

おわりに コモンズのかたち 布野修司

 

Ⅱ 1989-2019の住居50選より

「相模原の住宅」野沢正光

 

「箱の家」難波和彦+界工作舎

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(後期)を観た!その2

「月岡芳年 月百姿」チラシ
 
「太田記念美術館」案内板

 

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(後期)を観てきました。

 

月岡芳年の月百姿は、今までも何回か観ていました。

月岡芳年「月百姿」その1

月岡芳年「月百姿」その2

月岡芳年「月百姿」その3

月岡芳年「月百姿」その4

太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た

専修大学生田・図書館本館で「月岡芳年展」を観た!

 

以下、展示順に画像を載せます。

月岡芳年の代表作、「月百姿」全100点を紹介

月岡芳年(つきおかよしとし 1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年の武者絵は迫力ある大胆な構図が特色で、現在の私たちをも惹きつけるカッコいい魅力にあふれています。太田記念美術館では月岡芳年をしばしば取り上げていますが、今回の展覧会では芳年晩年の代表作となる「月百姿(つきひゃくし)」100点を前期と後期に分けて全点紹介いたします。

「月百姿」の世界をさまざまな切り口で紹介

「月百姿」は、月にちなんだ物語を題材としていますが、平安時代や戦国時代の武将たちや絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在まで、さまざまなテーマが登場します。本展では、音曲や和歌、謡曲、人々の暮らしなど、描かれている題材を切り口に、「月百姿」の世界を紹介いたします。

 

「金木年景「大蘇芳年像」
明治25年(1892)6月印刷・出版

 

「月百姿もくろく」明治25年(1892)5月

 

ここでは後期を、その1とその2に分けて紹介します。

 

「月岡芳年 月百姿」(後期)その2

 

「つき百姿 千代能かいただく桶の
底ぬけてみづたまらねば月もやどらず」
明治22年(1889)11月10日印刷・11月出版

 

「月百姿 田毎ある中にもつらき辻君の
かほさらしなや運の月かげ ―とせ」
御届明治20年(1887)6月23日

 

「月百姿 雨中月 児島高徳」
明治22年(1889)印刷・出版

 

「つきの百姿 君は今駒がたあたり
ほととぎす たか雄」
御届明治18年(1885)10月

 

「月百姿 名月や来て見よがしの
ひたい際 深見自休」
御届明治20年(1887)6月23日

 

「月百姿 石山月」
明治22年(1889)10月10日印刷・10月出版

 

「月百姿 金時山の月」
明治23年(1890)10月印刷・出版

 

「月百姿 北山月 豊原統秋」
御届明治19年(1886)6月5日

 

「月百姿 高倉月 長谷部信連」
御届明治19年(1886)8月

 

「月百姿 祇園まち」
御届明治18年(1885)10月

 

「月の百姿 姥捨月」
明治24年(1891)6月印刷・12月出版

 

「月百姿 孤家月」
明治23年(1890)8月印刷・出版
 
「月百姿 准水月 伍子胥」
御届明治20年(1887)6月23日
 

「月百姿 読書の月 子路」
明治21年(1888)3月15日印刷・3月19日出版

 

「月百姿 南海月」
明治21年(1888)印刷・出版

 

「月岡芳年 月百姿」

発行日:2017年8月21日初版

     2023年10月10日第4刷

著者:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

監修:公益財団法人太田記念美術館

発行所:青幻舎

 

「太田記念美術館」ホームページ

太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (ukiyoe-ota-muse.jp)

 

過去の関連記事:

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その2

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その1

太田記念美術館で「深掘り!浮世絵の見方」を観た!

太田記念美術館で「美人画 麗しきキモノ」を観た!

太田記念美術館で「美人画 麗しきキモノ」(前期)を観た!

太田記念美術館で「葛飾応為『吉原格子先之図』―肉筆画の魅力」を観た!

太田記念美術館で「歌川広重 山と海を旅する」を観た!

太田記念美術館で「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」を観た!

太田記念美術館で「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」を観た!(前期)

太田記念美術館で「江戸にゃんこ」(後期)を観た!

太田記念美術館で「江戸にゃんこ」を観た!(前期)

太田記念美術館で「広重おじさん」(後期)を観た!

太田記念美術館で「広重おじさん図譜」(前期)を観た!

太田美術館で「浮世絵と中国」を観た!

太田記念美術館で「闇と光―清親・安治・柳村」(後期)を観た!

太田記念美術館で「闇と光―清親・安治・柳村」を観た!

太田記念美術館で「はこぶ浮世絵 クルマ・船・鉄道」を観た!

太田記念美術館で「浮世絵動物園」(後期)を観た。

太田記念美術館で「浮世絵動物園」(前期)を観た!

太田記念美術館で「赤―色が語る浮世絵の歴史」を観た!

太田記念美術館で「信じるココロ 信仰・迷信・噂話」を観た!

大田記念美術館で「江戸の恋」を観た。

太田美術館で「歌川国芳」(後期)を観た!

太田記念美術館で「歌川国芳」(前期)を観た!
太田記念美術館で「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」展(前期)を観た!
太田記念美術館で「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」展(後期)を観た!

太田記念美術館で「青のある暮らし―着物・器・雑貨」を観た!

太田記念美術館で「ハンブルク浮世絵コレクション展」(後期)を観た!

太田記念美術館で特別展「江戸園芸 花尽し」(前期)を観た!
太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た
「ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」を観る!

 

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(後期)を観た!その1

「月岡芳年 月百姿」チラシ
 
「太田記念美術館」案内板

 

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(後期)を観てきました。

 

月岡芳年の月百姿は、今までも何回か観ていました。

月岡芳年「月百姿」その1

月岡芳年「月百姿」その2

月岡芳年「月百姿」その3

月岡芳年「月百姿」その4

太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た

専修大学生田・図書館本館で「月岡芳年展」を観た!

 

以下、展示順に画像を載せます。

月岡芳年の代表作、「月百姿」全100点を紹介

月岡芳年(つきおかよしとし 1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年の武者絵は迫力ある大胆な構図が特色で、現在の私たちをも惹きつけるカッコいい魅力にあふれています。太田記念美術館では月岡芳年をしばしば取り上げていますが、今回の展覧会では芳年晩年の代表作となる「月百姿(つきひゃくし)」100点を前期と後期に分けて全点紹介いたします。

「月百姿」の世界をさまざまな切り口で紹介

「月百姿」は、月にちなんだ物語を題材としていますが、平安時代や戦国時代の武将たちや絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在まで、さまざまなテーマが登場します。本展では、音曲や和歌、謡曲、人々の暮らしなど、描かれている題材を切り口に、「月百姿」の世界を紹介いたします。

 

「金木年景「大蘇芳年像」
明治25年(1892)6月印刷・出版

 

「月百姿もくろく」明治25年(1892)5月

 

ここでは後期を、その1とその2に分けて紹介します。

 

「月岡芳年 月百姿」(後期)その1

 

「月百姿 烟忠月」
御届明治19年(1886)2月

 

「月百姿 名月や畳の上に松の影 其角」
御届明治18年(1885)10月

 

「つき百姿 しばゐまちの暁月」
御届明治19年(1886)

 

「つき百姿 盆の月」
御届明治20年(1887)1月6日

 

「つきの百姿 嵯峨野の月」
御届明治24年(1891)印刷・出版

 

「月百姿 足柄山月 義光」
明治22年(188910月10日)
印刷・10月出版

 

「月百姿 はかなしや波の下にも入ぬばし
つきの都の人や見るとて 有子」
御届明治19年(1886)9月6日

 

「つきの百姿 月の四の緒 蝉丸」
明治24年(1891)8月印刷・出版

 

「月百姿 卒都婆の月」
御届明治19年(1886)3月

 

「月百姿 五條橋の月」
明治21年(1888)4月5日印刷・4月13日出版

 

「月百姿 心観月 手友梅」
御届明治19年(1886)6月

 

「から衣うつ音きけば月きよみ
まだねぬ人を空にしるかな 経信」
御届明治19年(1886)1月

 

「かしがまし野もせにすだく虫の音よ
我だにながくものをこそおもへ」
明治23年(1890)10月印刷・出版

 

「おもひきや雲ゐの秋のそらならで
竹あむ窓の月を見んとは 秀次」
明治22年()188912月10日印刷・12月出版

 

「いつくしまの月 室遊女」
御届明治19年(1886)2月

 

「月岡芳年 月百姿」

発行日:2017年8月21日初版

     2023年10月10日第4刷

著者:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

監修:公益財団法人太田記念美術館

発行所:青幻舎

 

「太田記念美術館」ホームページ

太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (ukiyoe-ota-muse.jp)

 

過去の関連記事:

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その2

太田記念美術館で「月岡芳年 月百姿」(前期)を観た!その1

太田記念美術館で「深掘り!浮世絵の見方」を観た!

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太田記念美術館で「歌川広重 山と海を旅する」を観た!

太田記念美術館で「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」を観た!

太田記念美術館で「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」を観た!(前期)

太田記念美術館で「江戸にゃんこ」(後期)を観た!

太田記念美術館で「江戸にゃんこ」を観た!(前期)

太田記念美術館で「広重おじさん」(後期)を観た!

太田記念美術館で「広重おじさん図譜」(前期)を観た!

太田美術館で「浮世絵と中国」を観た!

太田記念美術館で「闇と光―清親・安治・柳村」(後期)を観た!

太田記念美術館で「闇と光―清親・安治・柳村」を観た!

太田記念美術館で「はこぶ浮世絵 クルマ・船・鉄道」を観た!

太田記念美術館で「浮世絵動物園」(後期)を観た。

太田記念美術館で「浮世絵動物園」(前期)を観た!

太田記念美術館で「赤―色が語る浮世絵の歴史」を観た!

太田記念美術館で「信じるココロ 信仰・迷信・噂話」を観た!

大田記念美術館で「江戸の恋」を観た。

太田美術館で「歌川国芳」(後期)を観た!

太田記念美術館で「歌川国芳」(前期)を観た!
太田記念美術館で「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」展(前期)を観た!
太田記念美術館で「破天荒の浮世絵師 歌川国芳」展(後期)を観た!

太田記念美術館で「青のある暮らし―着物・器・雑貨」を観た!

太田記念美術館で「ハンブルク浮世絵コレクション展」(後期)を観た!

太田記念美術館で特別展「江戸園芸 花尽し」(前期)を観た!
太田記念美術館で「芳年―『風俗三十二相』と『月百姿』―」展を観た
「ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」を観る!

 

TOHOシネマズ新宿で、大森立嗣監督・脚本の「湖の女たち」を観た!

 

TOHOシネマズ新宿で、大森立嗣監督・脚本の「湖の女たち」を観てきました。

 

大森立嗣監督の作品は、デビュー作品以来、なるべく観ようとしています。

吉田修一の作品も、なるべく読もうとしています。

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

吉田修一による同名小説を「日日是好日」の大森立嗣監督・脚本で映画化。湖畔の介護施設で百歳の老人が殺された。事件を追う若手刑事・圭介とベテランの伊佐美。週刊誌記者・池田が過去の事件を探るなか、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代と密会を重ねてゆく。出演は「旅猫リポート」の福士蒼汰、「夜、鳥たちが啼く」の松本まりか、「あの娘は知らない」の福地桃子。

 

あらすじ:

湖畔の介護施設で百歳の老人が殺された。西湖署の若手刑事・濱中圭介(福士蒼汰)とベテランの伊佐美佑(浅野忠信)は捜査を開始。施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なうが、その陰で圭介は取り調べで出会った介護士・豊田佳代(松本まりか)に歪んだ支配欲を抱いてゆく。一方、事件を追っていた週刊誌記者・池田由季(福地桃子)は、西湖署が隠蔽してきたある薬害事件と今回の事件の関係を突き止める。やがて、恐るべき真実が浮かび上がる。後戻りできない欲望に目覚めてしまった圭介と佳代は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

湖の女たち (2024):作品情報|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)

 

映画『湖の女たち』公式サイト (thewomeninthelakes.jp)

 

過去の関連記事:大森立嗣関連

大森立嗣監督の「MOTHER マザー」を観た!

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「ゲルマニウムの夜」を見た! ニュース「ゲルマニウムの夜」
大森立嗣初監督作品「ゲルマニウムの夜」に期待する!

 芥川賞作品「ゲルマニウムの夜」映画化    

 

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吉田修一の「さよなら渓谷」を読む! 

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吉田修一の「日曜日たち」を読む! 

吉田修一の「ランドマーク」を読む! 

吉田修一の「東京湾景」を読んだ! 

吉田修一の「パーク・ライフ」再読! 

吉田修一の「パレード」を読む!

 

出光美術館で「復刻開館記念展」を観た!その2

「復刻開館記念展」チラシ

 

出光美術館で「復刻開館記念展」を観てきました。

副題には仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント、とあります。

展示概要

出光美術館が帝劇ビルの9階に誕生したのは、昭和41年(1966)のことでした。それ以降、300を超える展覧会を開催し、数多くの方々のご来館をたまわってきましたが、帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月をもって、しばらくの間、休館することとなりました。
本年は、皆様をこの展示室へお迎えする最後の一年となります。その幕開けを告げる本展は、58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画されたものです。当館の展示室は、これまでにいくたびかの改装を経ているものの、部屋の配置や基本的なつくりを変えることなく、今日に至っています。ビルのワンフロアであることを忘れさせるような独特の展示空間はそのままに、開館記念展の会場を飾ったのは、仙厓(1750-1837)の書画、古唐津、中国の陶磁や青銅器、オリエントの美術でした。それらは、当館の創設者であり初代館長の出光佐三(1885-1981)が10代のころから蒐集し愛蔵してきたもので、それぞれの作品がたたえる飾り気のない美しさは、いかにも佐三の感性にかなうものといえます。
本展では、開館記念展の内容をもとに作品を選び、当時の展示構成の部分的な再現を試みています。出光コレクションのエッセンスが凝縮された作品の数々を、いまなお開館当初の雰囲気を漂わせる展示環境のなかで、そして、やはり当時のままに皇居外苑をのぞむロビーからの眺めとともに、何卒ご清鑑たまわりたく存じます。

01昭和41年(1966)秋に開催された開館記念展を復元!

出光美術館が帝劇ビルにオープンし、記念すべき1回目の展覧会「開館記念展―仙厓・古唐津・中国陶磁・その他」に出品された作品や当時の展示構成を踏まえて再構築します。当時の展示室と比べると、いくたびかの改装により多少異なりますが、基本的なつくりは変わりません。当初設けられていた仙厓室(現在の展示室2)をはじめ、当時の陳列の様子を再現します。ぜひ、58年前にタイムスリップしたつもりで、当館の創設者(初代館長)・出光佐三(1885-1981)が愛したコレクションをお楽しみください。

02出光コレクションの原点、
唯一無二の仙厓の書画

佐三が集めた仙厓コレクションは、「指月布袋画賛」に始まり、約1,000件にのぼります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した博多・聖福寺(しょうふくじ)の仙厓(1750-1837)の作品はほのぼのとした素朴な味わいが魅力的で、ほかに類を見ない唯一無二の存在と言えます。質・量ともに国内最大級として知られるコレクションのうち、開館当初の展示室を飾った約20件をご覧いただきます。

 

03様々な古唐津、高く評価された中国陶磁とオリエントの美術

佐三は「美術史的な目で集められたコレクションでなく、たとえば私という一つの眼を通じて集めたコレクション」が並べられた美術館があってもよいのではないか、と語っています。そして、美術館は第一室に中国の美術、第二室に仙厓の遺墨、第三室に古唐津(唐津焼)、ロビーに中近東の美術を展示する構想のもとに始まりました。本展では出光コレクションのうち、仙厓と双璧をなす古唐津に加え、当時より高い評価を受けていた中国陶磁、オリエントの美術を展観します。

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

第1章 古唐津

第2章 仙厓

第3章 中国陶磁

第4章 オリエント

第5章 青銅器

第1章 古唐津

飾り気のないその雰囲気が、「野武士のように素朴な朝鮮風のやきもの」とも称された古唐津(唐津焼)。一方で唐津焼は肥前一帯で多くの陶工が作っていたこともあり、いろいろと作風の違いがあります。初代館長の出光佐三は古唐津の魅力にひかれ、その蒐集熱に火が付き、300件を超える充実したコレクションを形成するに至りました。「一楽、二萩、三唐津」と茶陶を代表するだけでなく、「大皿の時代」を牽引した古唐津の数々をご覧ください。

第2章 仙厓

「博多の仙厓さん」の愛称で親しまれている聖福寺の住持・仙厓(1750-1837)の禅画は、ほのぼのとした素朴な味わいがあります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した仙厓の作品は自由な筆致で描かれていますが、その中に禅の教えが込められており、「仙厓くらい禅を書画の上に自由に表現し得る人はない」とも称されています。開館当初の仙厓室を飾った作品を通して、禅とは何かの問いに答えてくれる仙厓の書画をお楽しみください。

第3章 中国陶磁

中国陶磁は当館のコレクションのなかでも早くに蒐集が始まりました。佐三は1910年代後半頃に大連で中国陶磁の穏やかな美に癒され、その後、北京や天津の骨董屋で中国陶磁を求めています。日本社会において茶道や華道などの伝統のなかで培われ、愛されてきた中国陶磁(唐物)に加え、近代以降に注目されるようになった唐三彩、鈞窯や景徳鎮官窯の青花など、様々な時代、産地のやきものを通してその魅力をご紹介します。

第4章 オリエント

エジプトやメソポタミア文明の発祥地として知られるオリエントの地域では、ナイル河流域、チグリス・ユーフラテス河流域、さらには地中海の周りに華やかな文化を創出します。豪華な金銀器や色鮮やかなガラス器、装飾性豊かな陶磁器など見事な美術工芸品が見られ、いずれも異国情緒が感じられます。また中近東の地域は、陸・海の道で古くから東アジアと繋がっており、交流がみられます。当館でも開館当初から、オリエントの遺宝に注目してきました。

第5章 青銅器

古代中国の宝物として、また芸術品としても評されてきた青銅器。紀元前1800年頃から中国文明を代表する青銅容器が作られます。その後も、人がなお神とともにあった商(殷)・周時代には生命感に溢れ、精妙な作品の数々が生み出されており、まさに中国古代の人々の精神表現が映し出されているといえます。歴史を実証する物的資料として、さらに中国美術の精華の源流が青銅器にあることから、佐三はこれらを蒐集し鑑賞の対象としたのです。

 

ここからは第4章 オリエントと第5章 青銅器を載せます。

 

第4章 オリエント

 

「金製杯」イラン、前10世紀頃

 

「女性土偶」
イラン、前10~6世紀

 

「ガラス製把手付水注」
東地中海地域、1~5世紀

 

「銀製鍍金人物文鳥口水注」
イラン、5~7世紀

 

「ラスター彩人物文鳥首水注」
イラン、12~13世紀

 

「色絵人物文花口瓶」
イラン、12~13世紀

 

第5章 青銅器

 

「饕餮文尊」
中国、商(殷)時代後期

 

「饕餮文斝 一対」
中国、商(殷)時代後期
 

「饕餮文壺」中国、西周時代

 

「饕餮文兕觥」中国、西周時代

 

「雷文鼎」中国、西周時代

 

出光美術館の軌跡

ここから、さきへ!

復刻開館記念展

仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント

令和6年4月23日発行

編集・発行:

公益財団法人 出光美術館

 

「出光美術館」ホームページ

出光美術館 (idemitsu-museum.or.jp)

 

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出光美術館で「仙厓礼讃」を観た!―仙厓傑作選編

出光美術館で「『江戸名所図屏風』と都市の華やぎ」を観た!

出光美術館で「色絵 Japan CUTE!」を観た!

出光美術館で「江戸の琳派芸術」を観た!

出光美術館で「茶の湯のうつわ―和漢の世界」を観た! 

>出光美術館で「岩佐又兵衛と源氏絵―〈古典〉への挑戦」を観た! 

出光美術館で「美の祝典 Ⅱ 水墨の壮美」を観た! 

出光術館で「美の祝典 やまと絵の四季」を観た! 

出光美術館で「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像―」を観た!

出光美術館で「躍動と回帰―桃山の美術」を観た!

出光美術館で「東洋の美―中国・朝鮮・東南アジアの名品―」展を観た!

出光美術館で「没後50年 小杉放菴<東洋>への愛」展を観た!

出光美術館で「宗像神社国宝展」を観た!

出光美術館で「没後90年 鉄斎」を観た! 

出光美術館で「日本絵画の魅力」(後期)を観た!

出光美術館で「日本絵画の魅力」(前期)を観た! 

出光美術館で「板谷波山の夢みたもの」を観た!

出光美術館で「江戸の狩野派―優美への革新」を観た!

出光美術館で「源氏絵と伊勢絵―描かれた恋物語」を観た!

出光美術館で「オリエントの美術」を観た! 

出光美術館で「琳派芸術Ⅱ」(後期)を観た!

出光美術館で「琳派芸術Ⅱ」(前期)を観た!

出光美術館で「東洋の白いやきもの―純なる世界」を観た!

出光美術館で「悠久の美」を観た!

出光美術館で「長谷川等伯と狩野派」展を観た!

出光美術館で「大雅・蕪村・玉堂・仙厓」展を観た!

出光美術館で「花鳥の美―珠玉の日本・東洋美術」展を観た!

出光美術館で「琳派芸術 第2部 転生する美の世界」展を観た!

出光美術館で「琳派芸術 第1部 煌めく金の世界」展を観た!

出光美術館で「茶陶への道 天目と呉州赤絵」展を観た!

出光美術館で「仙厓―禅とユーモア」展を観た!

出光美術館で「日本美術のヴィーナス」展を観た!

出光美術館で「屏風の世界」展を観た!

出光美術館で「茶 Tea ―喫茶のたのしみ―」を観た!

出光美術館で「麗しのうつわ―日本やきもの名品選―」展を観た!

出光美術館で「ユートピア 描かれし夢と楽園」展(前期)を観た!

出光美術館で「中国の陶俑―漢の加彩と唐三彩」展を観た!

出光美術館で「やまと絵の譜」展を観た! 

出光美術館で「水墨画の輝き―雪舟・等泊から鉄齋まで」展を観た!

出光美術館で「小杉放菴と大観 響きあう技とこころ」展を観た!

出光美術館で「文字の力・書のチカラ―古典と現代の対話」展を観た!

出光美術館で「志野と織部」展を観る!

出光美術館で「国宝・風神雷神図屏風」展を観る!

 

 

出光美術館で「復刻開館記念展」を観た!その1

「復刻開館記念展」チラシ

 

出光美術館で「復刻開館記念展」を観てきました。

副題には仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント、とあります。

展示概要

出光美術館が帝劇ビルの9階に誕生したのは、昭和41年(1966)のことでした。それ以降、300を超える展覧会を開催し、数多くの方々のご来館をたまわってきましたが、帝劇ビルの建替計画にともない、令和6年(2024)12月をもって、しばらくの間、休館することとなりました。
本年は、皆様をこの展示室へお迎えする最後の一年となります。その幕開けを告げる本展は、58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画されたものです。当館の展示室は、これまでにいくたびかの改装を経ているものの、部屋の配置や基本的なつくりを変えることなく、今日に至っています。ビルのワンフロアであることを忘れさせるような独特の展示空間はそのままに、開館記念展の会場を飾ったのは、仙厓(1750-1837)の書画、古唐津、中国の陶磁や青銅器、オリエントの美術でした。それらは、当館の創設者であり初代館長の出光佐三(1885-1981)が10代のころから蒐集し愛蔵してきたもので、それぞれの作品がたたえる飾り気のない美しさは、いかにも佐三の感性にかなうものといえます。
本展では、開館記念展の内容をもとに作品を選び、当時の展示構成の部分的な再現を試みています。出光コレクションのエッセンスが凝縮された作品の数々を、いまなお開館当初の雰囲気を漂わせる展示環境のなかで、そして、やはり当時のままに皇居外苑をのぞむロビーからの眺めとともに、何卒ご清鑑たまわりたく存じます。

 

本展のみどころ

01昭和41年(1966)秋に開催された開館記念展を復元!

出光美術館が帝劇ビルにオープンし、記念すべき1回目の展覧会「開館記念展―仙厓・古唐津・中国陶磁・その他」に出品された作品や当時の展示構成を踏まえて再構築します。当時の展示室と比べると、いくたびかの改装により多少異なりますが、基本的なつくりは変わりません。当初設けられていた仙厓室(現在の展示室2)をはじめ、当時の陳列の様子を再現します。ぜひ、58年前にタイムスリップしたつもりで、当館の創設者(初代館長)・出光佐三(1885-1981)が愛したコレクションをお楽しみください。

02出光コレクションの原点、
唯一無二の仙厓の書画

佐三が集めた仙厓コレクションは、「指月布袋画賛」に始まり、約1,000件にのぼります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した博多・聖福寺(しょうふくじ)の仙厓(1750-1837)の作品はほのぼのとした素朴な味わいが魅力的で、ほかに類を見ない唯一無二の存在と言えます。質・量ともに国内最大級として知られるコレクションのうち、開館当初の展示室を飾った約20件をご覧いただきます。

03様々な古唐津、高く評価された中国陶磁とオリエントの美術

佐三は「美術史的な目で集められたコレクションでなく、たとえば私という一つの眼を通じて集めたコレクション」が並べられた美術館があってもよいのではないか、と語っています。そして、美術館は第一室に中国の美術、第二室に仙厓の遺墨、第三室に古唐津(唐津焼)、ロビーに中近東の美術を展示する構想のもとに始まりました。本展では出光コレクションのうち、仙厓と双璧をなす古唐津に加え、当時より高い評価を受けていた中国陶磁、オリエントの美術を展観します。

各章の解説

第1章 古唐津

飾り気のないその雰囲気が、「野武士のように素朴な朝鮮風のやきもの」とも称された古唐津(唐津焼)。一方で唐津焼は肥前一帯で多くの陶工が作っていたこともあり、いろいろと作風の違いがあります。初代館長の出光佐三は古唐津の魅力にひかれ、その蒐集熱に火が付き、300件を超える充実したコレクションを形成するに至りました。「一楽、二萩、三唐津」と茶陶を代表するだけでなく、「大皿の時代」を牽引した古唐津の数々をご覧ください。

第2章 仙厓

「博多の仙厓さん」の愛称で親しまれている聖福寺の住持・仙厓(1750-1837)の禅画は、ほのぼのとした素朴な味わいがあります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した仙厓の作品は自由な筆致で描かれていますが、その中に禅の教えが込められており、「仙厓くらい禅を書画の上に自由に表現し得る人はない」とも称されています。開館当初の仙厓室を飾った作品を通して、禅とは何かの問いに答えてくれる仙厓の書画をお楽しみください。

第3章 中国陶磁

中国陶磁は当館のコレクションのなかでも早くに蒐集が始まりました。佐三は1910年代後半頃に大連で中国陶磁の穏やかな美に癒され、その後、北京や天津の骨董屋で中国陶磁を求めています。日本社会において茶道や華道などの伝統のなかで培われ、愛されてきた中国陶磁(唐物)に加え、近代以降に注目されるようになった唐三彩、鈞窯や景徳鎮官窯の青花など、様々な時代、産地のやきものを通してその魅力をご紹介します。

第4章 オリエント

エジプトやメソポタミア文明の発祥地として知られるオリエントの地域では、ナイル河流域、チグリス・ユーフラテス河流域、さらには地中海の周りに華やかな文化を創出します。豪華な金銀器や色鮮やかなガラス器、装飾性豊かな陶磁器など見事な美術工芸品が見られ、いずれも異国情緒が感じられます。また中近東の地域は、陸・海の道で古くから東アジアと繋がっており、交流がみられます。当館でも開館当初から、オリエントの遺宝に注目してきました。

第5章 青銅器

古代中国の宝物として、また芸術品としても評されてきた青銅器。紀元前1800年頃から中国文明を代表する青銅容器が作られます。その後も、人がなお神とともにあった商(殷)・周時代には生命感に溢れ、精妙な作品の数々が生み出されており、まさに中国古代の人々の精神表現が映し出されているといえます。歴史を実証する物的資料として、さらに中国美術の精華の源流が青銅器にあることから、佐三はこれらを蒐集し鑑賞の対象としたのです。

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

第1章 古唐津

第2章 仙厓

第3章 中国陶磁

第4章 オリエント

第5章 青銅器

 

ここでは第1章から第3章までをその1として載せます。

 

第1章 古唐津

 

「奥高麗茶碗 銘さざれ石」
唐津、桃山時代

 

「絵唐津丸十文茶碗」唐津、桃山時代

 

「黒唐津梅花文茶碗」唐津、桃山時代

 

「朝鮮唐津耳付六角花生」
唐津、惣山時代

 

重文「絵唐津柿文三耳壺(水指)」
唐津、桃山時代

 

重文「絵唐津葦文壺(水指)」
唐津、桃山時代

 

第2章 仙厓

 

仙厓「指月布袋画賛」江戸時代後期

 

仙厓「堪忍柳画賛」江戸時代後期

 

仙厓「〇△□」江戸時代後期

09

仙厓「滝見観音画賛」
文政10年(1827)

 

仙厓「一円相(仲秋名月)画賛」江戸時代後期

 

第3章 中国陶磁

 

「三彩騎馬人物」中国、唐時代

 

重文「青磁瓶瓶」
南宋官窯 中国、南宋時代

 

重文「青磁袴腰香炉」
龍泉窯、中国、南宋時代

 

「金襴手孔雀文仙盞瓶」景徳鎮窯
、中国、明・嘉靖「富貴佳器」銘

 

「紫紅釉稜花盆」
釣窯、中国、明時代初期

 

「青花結釉裏紅牡丹唐草文牛頭尊」
景徳鎮窯、中国、清「大清雍正年製」銘

 

以下、第4章、第5章はその2として載せます。

 

出光美術館の軌跡

ここから、さきへ!

復刻開館記念展

仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント

令和6年4月23日発行

編集・発行:

公益財団法人 出光美術館

 

「出光美術館」ホームページ

出光美術館 (idemitsu-museum.or.jp)

 

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出光美術館で「江戸絵画の文雅 魅惑の18世紀」を観た!

出光美術館で「仙厓礼讃」を観た!

出光美術館で「仙厓礼讃」を観た!―仙厓傑作選編

出光美術館で「『江戸名所図屏風』と都市の華やぎ」を観た!

出光美術館で「色絵 Japan CUTE!」を観た!

出光美術館で「江戸の琳派芸術」を観た!

出光美術館で「茶の湯のうつわ―和漢の世界」を観た! 

>出光美術館で「岩佐又兵衛と源氏絵―〈古典〉への挑戦」を観た! 

出光美術館で「美の祝典 Ⅱ 水墨の壮美」を観た! 

出光術館で「美の祝典 やまと絵の四季」を観た! 

出光美術館で「勝川春章と肉筆美人画―<みやび>の女性像―」を観た!

出光美術館で「躍動と回帰―桃山の美術」を観た!

出光美術館で「東洋の美―中国・朝鮮・東南アジアの名品―」展を観た!

出光美術館で「没後50年 小杉放菴<東洋>への愛」展を観た!

出光美術館で「宗像神社国宝展」を観た!

出光美術館で「没後90年 鉄斎」を観た! 

出光美術館で「日本絵画の魅力」(後期)を観た!

出光美術館で「日本絵画の魅力」(前期)を観た! 

出光美術館で「板谷波山の夢みたもの」を観た!

出光美術館で「江戸の狩野派―優美への革新」を観た!

出光美術館で「源氏絵と伊勢絵―描かれた恋物語」を観た!

出光美術館で「オリエントの美術」を観た! 

出光美術館で「琳派芸術Ⅱ」(後期)を観た!

出光美術館で「琳派芸術Ⅱ」(前期)を観た!

出光美術館で「東洋の白いやきもの―純なる世界」を観た!

出光美術館で「悠久の美」を観た!

出光美術館で「長谷川等伯と狩野派」展を観た!

出光美術館で「大雅・蕪村・玉堂・仙厓」展を観た!

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出光美術館で「琳派芸術 第1部 煌めく金の世界」展を観た!

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出光美術館で「仙厓―禅とユーモア」展を観た!

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出光美術館で「屏風の世界」展を観た!

出光美術館で「茶 Tea ―喫茶のたのしみ―」を観た!

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津村記久子の「水車小屋のネネ」を読んだ!

津村記久子の「水車小屋のネネ」(毎日新聞出版:2023年3月5日第1刷、2024年2月5日第11刷)を読みました。
 
2024年「本屋大賞」第2位! 
第59回「谷崎潤一郎賞」受賞作! 
 
誰かに親切にしなきゃ、
人生は長く退屈なものですよ

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――
助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説
毎日新聞夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化!
 
『水車小屋のネネ』。毎日新聞夕刊で連載されていた津村記久子さんによる長編小説。18歳と8歳の姉妹がしゃべる鳥〈ネネ〉に見守られ二人で生活していく40年を描く。姉妹の成長を見守る街の人々の優しさが心に沁みる作品と評判だ。同作は2024年本屋大賞で第2位を獲得している。
文芸ジャーナリストの佐久間文子さんは《姉妹のいる場所は、バブルやバブル崩壊といった世の喧騒から離れ、まるでおとぎ話のようだが、二人は堅実に自分の暮らしを組み立てていく。無暗に人に頼らないが、信頼できる人の厚意は受け取り、次の人へ手渡す。その手渡しかたがさりげなく、心があたたかくなる。》と評している。
 
困った時に力を蓄える場所 姉妹の40年の物語

色とりどりのあたたかさに包まれた風景と登場人物の絵、優しい手触り。この表紙そのままの世界が物語には広がる。主人公の人生に40年の歳月が流れる、津村さんが手がけた最も長い小説だ。

18歳の理佐、8歳の律の姉妹は身勝手な親のもとを飛び出し、2人で生きることに決めた。出会う大人たちに助けられ、自立していく。彼女たちの真ん中にあるのがそば屋の水車小屋であり、そこにいるネネ。しゃべる鳥ヨウムだった。

理佐が働くそば屋の店主夫婦、近所の画家、律の担任の先生。みんな姉妹の事情にずかずか踏み込まず、そっと支える。

「ある人に出会って救われたといった丸抱えする人間関係には疎外感を感じるんです。複数の普通の大人がいて、みんなができる範囲で、無理せず、ちょっとずつ親切にする。『気ぃつけて暮らしや』と2人を適度にほったらかし、適度に親切にする感じです」。津村さんはそう語る。距離を保った優しさがじんわり。考えれば、ささやかな親切をいくつも受け取って、人は生きているのだろう。

姉妹は母親から十分な愛情を与えられない。「親の愛情がなくて、その人の人生は損なわれるかもしれないけれど、それがすべてではないと言いたかった」。厳しい状況で暮らし始めた律だったが、まわりの大人からの親切を受けとめ、この人生でよかったと肯定していく。それが物語の主旋律となる。

その舞台がそば粉をひく水車小屋。臼の番をしているネネの性格がふるっている。クイズを出すのが好きで、ラジオもビートルズも聞くし、いつもマイペースだ。理佐は水車小屋で得意の裁縫をし、律は友だちを連れてくる。ひとり親家庭で事情を抱える14歳の研司もやってくる。「自宅でも学校でも職場でもないサードプレース、逃げ場ですね」

物語は1981年に始まり、エピローグの2021年まで、章が変わるごとに10年ずつ過ぎる。50年生きるともいわれるヨウムの寿命に合わせ、長い時間を包み込んだ小説になった。

東日本大震災の起きた11年、成長した研司は被災地へ向かう。律たちに支えられて高校に進学し、就職した会社で復興事業にかかわるのだ。研司は水車小屋から旅立つ。「水車小屋は困った時に来て、行きたいところに行く力を蓄える場所であればいいなと思った」

さまざまな人に助けられた律は「私はもらった良心でできている」と言えるようになった。そして、他者を助ける立場になった。人生は生きるに値するんだよ。そんな信頼に満ちた思いを、次の世代に届けられるようになっていた。

この小説自体が読み手にとっての逃げ場所であり、力をもらって歩き出す源のように見える。初出は1年間の新聞連載。津村さん自身、書いている間も、本ができあがってからも大勢の人に助けられたという。「生きていくことを捨てるもんじゃない。小説を通じて伝わっていたらと思います」

=朝日新聞「好書好日」2023年6月7日掲載

 

津村記久子:
1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で芥川賞、『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞など、多数の文学賞を受賞。近著に『やりなおし世界文学』など。

 

過去の関連記事:

津村記久子の「ポトスライムの舟」と、芥川賞選評を読んだ!

 

 

NHKBSで、梶ようこ原作の「広重ぶるう」を観た!

 

NHKBSで、梶ようこ原作の「広重ぶるう」を観ました。

梶ようこ原作の「広重ぶるう」は読んでいました。

 
NHKBS 2024年4月27日(土)20:40
特集ドラマ「広重ぶるう」

 

この番組について:

浮世絵の世界で、葛飾北斎とともに、世に知られる歌川広重。 実は、歌川広重は火消し同心として、江戸の火事を消すかたわら、絵を描いていた!! 語られてくることの少なかった広重を、ともに歩んだ妻・加代との夫婦の物語としてドラマ化。 

【物語】 文政13年(1830年)。歌川広重(阿部サダヲ)は家業の火消しで生計を立てる下級武士だった。派手な美人画・役者絵全盛期にもかかわらず広重は地味な 画風で売れず、もがいていた。しかし妻・加代(優香)だけはそんな広重を気丈に励ましつつ、質屋に通い、身を削って支える。 そんな時にある版元から渡されたうちわにベロ藍という舶来絵具で絵が描かれており、その美しさに衝撃を受け、広重は叫ぶ「この青が生きるのは空!」 鬼才・葛飾北斎(長塚京三)の存在、同門の歌川国貞(吹越満)との差を感じつつ、ベロ藍を初めて使用した「東都名所」の売れ行きは不調。そんな中、献身的な加代がつなげる「東海道五十三次」を出版する版元・保栄堂の主人・竹内孫八(髙嶋政伸)との出会い。広重は周りの人間に支えられながらも、もがき苦しみ、 おのれの描きたい画を追い求める。そして、ついに描きたいものが見つかった矢先に加代の身に、、、 そして、安政の大地震。失われた江戸を求めて、広重は再び筆をとる。 ベロ藍を武器に、後にゴッホが模写し、世界の絵画に大きな影響を与える「名所江戸百景」を描き出す!

 

 【放送予定】 2024年3月23日(土)よる10:00~11:50<BSP4K> 

2024年4月27日(土)よる8:40~10:30<BS> 

【原作】 梶よう子 『広重ぶるう』 

【脚本】 吉澤智子 

【音楽】 遠藤浩二 

【語り】 檀 ふみ

【出演】 阿部サダヲ 優香 勝村政信 笹野高史 渡辺いっけい 黒沢あすか 中島ひろ子 小松和重 前野朋哉 みのすけ 山本裕子 若林時英 野添義弘 吹越満 髙嶋政伸 / 長塚京三

【演出】井上昌典 

【制作統括】 佐野元彦(NHKエンタープライズ)、松田裕佑(松竹)、遠藤理史(NHK)

 

テレビ映像より

 

 

 

 

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梶よう子の「広重ぶるう」を読んだ!

 

「広重ぶるう」

目次

第一景 一枚八文

第二景 国貞の祝儀

第三景 行かずの名所絵

第四景 男やもめと出戻り女

第五景 東都の藍

発行:2022年5月30日

発行所:新潮社

 

「もっと知りたい歌川広重 生涯と作品」

2007年6月30日初版第1刷発行

2022年3月30日初版第12刷発行

著者:内藤正人

発行所:東京美術

 

 

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