とんとん・にっき -3ページ目

シドニー・ルメット監督の「オリエント急行殺人事件」を観た!

 

シドニー・ルメット監督の「オリエント急行殺人事件」を,NHKBSで観ました。

アガサ・クリステliの原作を映画化したものです。

 

NHKBS 101 20263年3月16日13:00

シネマ「オリエント急行殺人事件」

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

オリエント急行の中で起こった殺人事件をめぐって、それに関わった人間群像の愛憎と名探偵エルキュール・ポワロの活躍を描いたアガサ・クリスティ女史の同名小説の映画化。製作はジョン・ブラボーンとリチャード・グッドウィン、監督は「セルピコ」のシドニー・ルメット、脚本はポール・デーン、撮影はジェフリー・アンスワース、音楽はリチャード・ロドニー・ベネットが各々担当。出演はアルバート・フィニー、ローレン・バコール、マーティン・バルサム、イングリッド・バーグマン、ジャクリーン・ビセット、ジャン・ピエール・カッセル、ショーン・コネリー、ジョン・ギールグッド、ウェンディ・ヒラー、アンソニー・パーキンス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、レイチェル・ロバーツ、リチャード・ウィドマーク、マイケル・ヨーク、コリン・ブレークリー、デニス・クイリー、ジョージ・クールリスなど。

 

あらすじ:

一九三〇年、ニューヨーク、ロングアイランドに住む大富豪アームストロング家の三歳になる一人娘が誘拐された。二十万ドルという巨額の身代金が犯人に支払われたにもかかわらず、幼児は死体となって発見された。悲報のショックで夫人も亡くなり、アームストロング自身も度重なる不幸にピストル自殺を遂げてしまう。事件後六ヵ月目に犯人が逮捕されたが、莫大な金力とある種の秘密勢力を利用して証拠不十分で釈放されるという結果に終わった。それから五年後。トルコのイスタンブールから、アジアとヨーロッパを結ぶ豪華な大陸横断国際列車オリエント急行が、さまざまな乗客を乗せて、パリ経由カレーに向けて発車しようとしていた。ベルギー人の有名な探偵エルキュール・ポワロ(A・フィニー)も乗客の一人で、ロンドンへの帰途につくところだった。真冬だというのに珍しくオリエント急行の一等寝台車は満員で、偶然出会った古い友人で鉄道会社の重役であるビアンキ(M・バルサム)の取りはからいで、ポワロはようやくコンパートメントで落ちつくことが出来た。やがて列車は、動き出し、三日間の旅が始まった。二日目の深夜、列車は突然スピードをおとした。前夜から降り続いていた雪で線路が埋まり、立往生してしまったのだ。ポワロは周囲の静寂で眼をさました。隣室で人が呻く声を聞いたような気がしたのだ。同時に車掌を呼ぶベルが鋭く廊下に響いた。オリエント急行は雪の中に立往生したまま朝を迎えた。そしてポワロの隣りのコンパートメントにいたアメリカ人の億万長者ラチェット(R・ウィドマーク)が、刃物で身体中を刺されて死んでいるのを下男のベドース(J・ギールガッド)とポワロが発見した。コンパートメントに残された燃えかすの手紙には、五年前に起きたアームストロング誘拐事件に関連する文面が発見された。ポワロはビアンキに依頼され、この事件の解明を引き受けざるをえなかった。そして早速、国籍も身分も異なる同じ一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を始めた。まずはラチェットの秘書ヘクター(A・パーキンス)、さらにこの車輌の車掌のピエール(J・P・カッセル)、ベドーズ、ハバード夫人(L・バコール)、英語教師グレタ・オルソン(I・バーグマン)、ハンガリーの外交官アンドレニ伯爵(M・ヨーク)とその夫人(J・ビセット)、ドラゴミロフ公爵夫人(W・ヒラー)とその召使ヒルデガード・シュミット(R・ロバーツ)、英国軍人アーバスノット大佐(S・コネリー)、メアリー・デベナム(V・レッドグレイブ)、車のセールスマン、フォスカレリ(D・クイリー)、私立探偵と名のるハードマン(C・ブレイクリー)の順だった。尋問していくに従い、ラチェットがアームストロング誘拐事件の真犯人であることが判明した。ポワロの明晰な頭脳で、全く関係のないと思われた十二人の関係性が次々と明らかにされていく。そうしてポワロは、意外な真犯人の名を口にするのだった。

 

以下、画像は順不同

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笠原十九司の「南京事件 新版」を読んだ!

 

笠原十九司の「南京事件 新版」(岩波新書:2025年7月30日第1刷発行、2025年11月25日第4刷発行)を読みました。

 

日本軍は

なぜ日中全面戦争に突き進み

蛮行はどのように

生じたのか?

この本を読まずして南京事件は語れない。

ロングセラーの基本書を増補改訂した決定版。

 

1937年、日本軍は中国での戦線を拡大し、戦争の泥沼に突き進んだ。その一大汚点として歴史に刻まれる南京事件。殺戮・略奪・強姦の蛮行はいかに生じ、推移し、いかなる結果を招いたのか。日中全面戦争にいたる過程、虐殺の被害の実相、推定死者数等を旧版より精緻に明らかにし、事件の全貌を多角的に浮かび上がらせる増補決定版。

 

目次

 新版に寄せて
序 二つの裁判で裁かれた南京事件
Ⅰ 日中全面戦争へ
Ⅱ 海軍航空隊の戦略爆撃
Ⅲ 中支那方面軍、独断専行で南京へ
Ⅳ 近郊農村から始まった虐殺
Ⅴ 南京占領――徹底した包囲殲滅戦
Ⅵ 陸海両軍による「残敵掃蕩」
Ⅶ 入城式のための大殺戮
Ⅷ 陸の孤島での犯罪と抵抗
Ⅸ 南京事件の全体像――犠牲者総数を推定する
 結びにかえて――いま問われているのは何か

 主な参考・引用文献

 

笠原十九司(かさはら・とくし):
1944年群馬県に生まれる
東京教育大学大学院修士課程文学研究科中退。
学術博士(東京大学)
専攻―中国近現代史
現在―都留文科大学名誉教授
著書―『アジアの中の日本軍』(大月書店)
   『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)
   『日中全面戦争と海軍』(青木書店)
   『南京事件と三光作戦』(大月書店)
   『増補 南京事件論争史』(平凡社ライブラリー)
   『日本軍の治安戦』(岩波現代文庫)
   『海軍の日中戦争』(平凡社)
   『日中戦争全史』上・下(高文研)ほか

 

ジョン・ヒューストン監督の「天地創造」を観た!

 

ジョン・ヒューストン監督の「天地創造」を、NHKBSで観ました。

NHKBS101 2026年3月5日 13:00

シネマ「天地創造」

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

旧約聖書の創生記にもとずき、「天と地の創造」「ノアのはこ舟」「バベルの塔」「ソドムとゴモラ」「アブラハムの物語」などを、イギリス詩壇の大御所、クリストファー・フライが脚色、「イグアナの夜」のジョン・ヒューストンが監督した。撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ(ただし「天と地の創造」のシーンは、スチル写真家アーネスト・ハースが担当)、音楽は黛敏郎、美術はマリオ・チアリが担当した。出演はマイケル・パークス、ウラ・ベルグリッドの両新人のほかに、リチャード・ハリス、スティーブン・ボイド、エヴァ・ガードナーなど。なお、ジョン・ヒューストンがノア役で特出している。製作はディノ・デ・ラウレンティス。

 

あらすじ:

神の6日間にわたる創造のいとなみは、最初の人間アダム(マイケル・パークス)とイヴ(ウラ・ベルグリッド)の誕生だ。エデンの園で暮らすうち、禁断の木の実を食べたイヴは、アダムにもそれを食べさせた。神の怒りにふれた2人は楽園を追われ、アダムは労働に従事しなければならなくなった。やがてカインとアベル、2人の息子が生まれ、カインは農場にアベルは羊飼いとなった。ある日2人の神への供え物のうち、神はカインの供物を認めなかった。怒りと嫉妬から、カインはアベルを殺してしまい、神の裁きを受けて放浪者となった。イヴに三男セトが生まれ、この子孫がノアである。彼は信仰あつく神が洪水で人類社会を滅ぼした時も、彼だけは救われた。はこ舟に、あらゆる生物と一緒に乗り、1年ののち、アララット山についた。やがて、ノアの子孫クシの息子ニムロデは王となり、民を使役して、天にもとどくバベルの塔を築いた。神はこれを喜ばず、彼らにさまざまな言葉をしゃべらせて、地球上の各地へ四散させた。アブラム(ジョージ・C・スコット)は妻サライ(エヴァ・ガードナー)、弟ロトを連れてカナンの地へ行き、そこで栄えたが、サライには子が生まれない。アブラムは妻の勧めで召使ハガルに子を生ませイシマエルと名づけた。やがて隣国との戦いが起こり、アブラムは神の手引きにより敵を破り捕虜となったロトを救けた。神は夫妻の名を、アブラハム、サラと改め、子孫は王になると予言しサラに子を授けると約束した。ソドムとゴモラの都が滅びた時、ロトの妻は神の命令にそむき、塩の桂と化した。約束通りサラに息子が生まれ、イサクと名づけた。彼が成長するとサラは、ハガルとイシマエルを追い出した。アブラハムは神の命に従いイサクをつれ旅立ち、神にいけにえを供える場所にたどり着いた。その時イサクは、いけにえは自分であると気づいた。アブラハムはナイフでイサクを殺そうとすると、神が自分の子を犠牲にしてはならぬと告げた。そこでアブラハムは、近くにいた子羊をイサクの代わりにいけにえにするのだった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

サミュエル・フラー監督の「東京暗黒街・竹の家」を観た!

 

サミュエル・フラー監督の「東京暗黒街・竹の家」を、NHKBSで観ました。

 

NHKBS101 2026年3月18日

シネマ「東京暗黒街・竹の家」

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

「情炎の女サロメ」のハリー・クライナーが脚本を書き、「地獄と高潮」のサミュエル・フラーが監督、撮影は「スピードに命を賭ける男」のジョー・マクドナルド、音楽は「拾った女」のリー・ハーラインが担当する。主なる出演者は「太平洋作戦」のロバート・ライアン、「紅の翼(1954)」のロバート・スタック、「東は東」のシャーリー・ヤマグチ(山口淑子)、「デジレ」のキャメロン・ミッチェル、「恐怖の土曜日」のブラッド・デクスター、他に早川雪洲など。1955年作品。

 

あらすじ:

日本の富士山麓で列車ギャング事件が起こり、アメリカ軍の兵器が 奪われ、軍曹が殺される。東京警視庁のキタ警部(早川雪洲)はアメリカ憲兵隊と協力し、ハンスン大尉(ブラッド・デクスター)と共に捜査に乗り出す。数日後、ギャングは東京の工場を襲い、その時傷ついた一味の1人ウェッバーが逃げおくれて死ぬ。ハンスン大尉は男の所持品の中からスパニア(ロバート・スタック)という男の手紙を発見し、その内容から、スパニアがアメリカの刑務所に入っていること、出所したら東京へ来ることなどが判明する。またナゴヤ・マリコ(シャーリー・ヤマグチ)という日本人の女性の写真も発見され、この女はウェッバーと結婚していたのである。東京へ来たスパニアはマリコに会い、ウェッバーが殺されたことを知る。彼はやがてグリフとその親分サンディ(ロバート・ライアン)の組織するギャングの仲間入りをしたが、実はハンスン大尉の頼みでスパイとして一味の行動を探ることになったのである。スパニアとマリコは次第に親しくなり、ギャングが大工場を襲撃した際、自分がスパイであることを告げてハンスン大尉への連絡を頼むようになる。サンディ一味は次に銀行の現金輸送車を襲う計画をたてるがマリコが事前に憲兵隊へ知らせたので失敗に帰し、スパニアがスパイであったことを知る。そこでサンディは計略をつかって彼を警官に射殺させようとするが失敗し、かえってスパニアに殺されてしまう。スパニアはマリコと結ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロサ・リクソムの「コンパートメントNo.6」を読んだ!

 

ロサ・リクソムの「コンパートメントNo.6」(みすず書房:2025年7月10日第1刷発行、2025年12月3日第3刷発行)を読みました。

 

またまた「ハイジのブログ」より

年末の朝日新聞読書欄の

選者の選ぶ今年の3冊で

2人もこの本を挙げていたので

借りてみた

「コンパートメントNo.6」

 

夜を越え、雪を越え、平行線の旅

フィンランド人の寡黙な少女と、ロシア人の出稼ぎ夫。ソ連崩壊直前のある春、シベリア鉄道で乗りあわせた二人は、偶然にまかせて旅をする。フィンランディア賞受賞のロードノベル。

 

ソ連崩壊直前のある春の朝、モスクワからウランベートルへ向かうシベリア鉄道が出発する。憧れのソ連に留学してきたフィンランド人の寡黙な少女と、家族を残して建設現場へ向かうロシア人の饒舌な出稼ぎ夫。寝台列車の同じ部屋(コンパートメント)に偶然乗り合わせた二人の旅を描く。

共通点のない二人は食事や酒をともにし、無数の集落や町や工場地帯を通過し、ときに途中下車をして各地に住まう人々や動物と出会いながら、針葉樹林と雪に覆われた巨大な大陸を横断し続ける。

そこでは「すべてが動いている――雪、水、空気、木、雲、風、町、村、人、思いが」。車窓をみながら少女が祖国の家族やロシアの小説、モスクワにいる親しい人びとのことを考えるうち、列車は目的地に近づき、二人の下車も迫る・・・。

著者はフィンランドでその年最高の文学に贈られるフィンランディア賞を本書で受賞した。13ヶ国語に翻訳されたロードノベルの、待望の邦訳。 

 

著者略歴

Rosa Liksom

1958年フィンランドのラップランド州ウリトルニオ生まれ。ヘルシンキ、コペンハーゲン、モスクワで人類学を学ぶ。デビュー作「一夜の停留所」でJHエルッコ新人賞を受賞。のちのシベリア鉄道のたびが結実した「コンパートメントNo6」でフィンランディア賞を受賞。小説のほかに漫画や絵本も執筆し、これまでに二十数ヶ国語の翻訳されている。

 

訳者薬歴

末延浩子

1975年北九州生まれ。フィンランド国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド人作家レーナ・クルーンと出会い、翻訳の仕事を始める。「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」、「ムーミン谷のしあわせレシピ」など。フィンランド現代文学、児童書の訳書多数。2007年フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。

 

2026年3月27日 目黒川少し早いお花見!

2026年3月27日

目黒川少し早いお花見!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーティス・ハンソン監督の「ゆりかごを揺らす手」を観た!

 

カーティス・ハンソン監督の「ゆりかごを揺らす手」を観ました。

 

NHKBS101 3月12日13:00 

シネマ「ゆりかごを揺らす手」

 

以下、KINENOTEによる。

 

解説:

夫の自殺が原因で、子供を流産した女性が、ベビーシッターとして幸せな家庭に忍び込み復讐劇を繰り広げる。監督は「窓 ベッドルームの女」のカーティス・ハンソン、製作はデイヴィッド・マデン、製作総指揮はテッド・フィールド、ロバート・W・コート、リック・ジャファ、脚本はアマンダ・シルヴァー、撮影はロバート・エルスウィット、音楽はグラエム・レヴェルが担当。

 

あらすじ:

優しい夫マイケル・バーテル(マット・マッコイ)と幼い娘エマ(マデリン・ジーマ)に囲まれ幸せな日々を過ごすクレア(アナベラ・シオラ)は2人目の子供を身ごもり、産婦人科へ診療に訪れたが、医師のモットは診察するふりをして猥雑な行為に及んだ。事情を知ったマイケルの助言により、彼女は警察に訴えるが、これがマスコミに大きく取り上げられ、他に数人の女性が被害に遭ったことが判明。次々と真相が明らかになるなか、モットはピストル自殺し、各種の保険は州に没収された。残された彼の妻ペートン(レベッカ・デモーネイ)は衝撃を受け昏倒、妊娠中の彼女は流産し、生命の危機から子宮を除去摘出されてしまった。一方クレアは無事に男児を出産、ジョーイと名付けられた。6カ月後クレアのもとへやって来たペートンは、過去を隠しベビー・シッターとして雇われることに成功、引っ越して来た夜から彼女は自分の乳房をジョーイに含ませるなど自らの子供のように扱い始めた。さらにエマにも好かれるように振舞い、マイケルの論文をこっそり破り捨てクレアの持病である喘息を促進させ、自分を訝しげに見る精神障害を持つ使用人ソロモン(アーニー・ハドソン)を罠にはめ追い出し、マイケルとクレアの仲を裂くため、マイケルが初恋の相手であり現在は友人の妻であるマリーン(ジュリアン・ムーア)と浮気しているように画策し、バーテル家を崩壊へと追い込んでいった。そんなある日、マリーンはペートンがモットの妻であることを偶然知りバーテル家へ駆けつけるが、ペートンの罠にはまり絶命、それを発見したクレアも発作により病院へと運び込まれた。退院したクレアはマリーンの足跡を追い、遂にペートンの正体を突き止める。追い出されたペートンだが再び家の中に侵入、マイケルやクレアを倒し、エマとジョイを奪いにかかるが、間一髪でソロモンが救出。立ち直ったクレアによりペートンは庭の柵に叩きつけられ息絶えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「世田谷美術館40周年記念展」!

3月24日の朝日新聞、世田谷美術館では「生活に息ずく創造 線引きはしない」という記事が載っていました。

読みずらいですが、記事の全文を掲載します。

 

朝日新聞:2026年3月24日

小泉悠の「現代戦争論――ロシア・ウクライナから考える世界の行方」を読んだ!

 

小泉悠の「現代戦争論――ロシア・ウクライナから考える世界の行方」(ちくま新書:2026年2月10日第1刷発行)を読みました。

 

もはや人類が葬り去ったはずの

巨大な戦争が今、この時代に

間違いなく起きている――

 

不透明な世界をどう生きるか?

著者個人の経験や信念までも込めた

小泉悠、待望の書下ろし

 

わずか3日で終わると予想されたウクライナ戦争は、開戦からもう4年を迎える。なぜここまで長期化したのか。どれだけの人が死んだのか。米トランプ政権成立で激変した世界秩序の中、日本はいかにふるまうべきか。ロシア情勢の第一人者として悲惨な実態を伝え、ロシアへの無期限入国禁止処分を受けた著者が、詳細なデータとともに戦争の本質に迫る。著者個人の経験や信念までも込められた、今最も読むべき戦争論。

 

現代戦争論――ロシア・ウロシア・ウクライナから考える世界の行方

目次

はじめに

第1章 どれだけの人が死んだのか?――データで見るウクライナ戦争

  1 未だにはっきりしない民間人犠牲者の規模

  2 「貨物200」をめぐって

  3 戦場で死んでいるのは誰なのか?

第2章 なぜ終わらないのか?――軍事戦略理論から見たウクライナ戦争

  1 破壊戦略VS消耗戦略

  2 ロシアは何を見誤ったのか?

  3 戦略的コミュニケーションによる戦い

第3章 いかにして軍事国家となったのか?――戦時下ロシアの横顔

  1 「ソフトな」対内青磁戦線

  2 「死」の経済学

  3 フル回転するロシアの経済戦線

第4章この国はどこへ向かうのか?――世界の中のロシア

  1 武器移転をめぐる対外関係

  2 再び最前線になるヨーロッパ

  3 第二期トランプ政権とウクライナ戦争の行方

第5章 日本はいかにロシアと向かうべきか?

     ――ウクライナ戦争と安産保障

  1 この戦争はなぜ日本にとって問題なのか?

  2 日本がすべきこととできること

おわりに

あとがき

参考文献

 

小泉悠:

1982年千葉県生まれ。東京大学先端科学技術センター(国際安全保障構想分野)准教授。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMORAN)客員研究員、公益財団法人未来工学研究所客員研究員を経て、現職。専門はロシアの軍事・安全保障。チュ所に「『帝国』ロシアの地政学――『勢力圏』で読むユーラシア戦略」(東京堂出版、2019年、サントリー学芸賞受賞)、「現代ロシアの軍事戦略」(ちくま新書、2021年)、「ロシア点描」(PHP研究所、2022年)、「オホーツク核要塞」(朝日新書、2024年)他多数。

五島美術館で「館蔵 中国の陶芸展」を観た!