かつて一斉を風靡したYMOというグループ。
ある意味伝説的なバンドですが、前衛的な楽曲は今でも色褪せていません。
彼らの生み出した作品の中でも白眉と呼べるのがこれです。
そう、千のナイフ。
聴衆者側の聞き方によって、この曲が持つ意味内容は哲学でもあるし社会への提言でもあるように受け止められます。
私も好きな曲ですが、Youtubeでこの曲のカバーを見つけました。
今はパソコンの性能が飛躍的に向上して、技術的に優れた方であればこのような動画を作ることもできるのでしょうね。
動画の完成度の高さもさることながら、カバーとしてきちんと鑑賞に耐えられる曲に仕上げてあるところが素晴らしい。
褒めたいところは数多くあります。例えば登場する演者の動作の全てがおろそかにされていないところ。タンバリンを叩く手の動きなど、音楽と全くシンクロさせてありますし、それはドラムスのバチにおいても同じです。
それと骨格の動き。人体の関節が動くときに周囲の筋肉も影響を受けてねじれたり傾いたりするところまで、きっちりと写実的に表現されています。
特に黒のニーハイを履いて踊っている”ダンサー”。
細かなステップを踏むたびに腰や背骨、両方の肩がとても自然に揺れています。
楽曲の完成度も高いのですが、このCGの完成度の高さに驚いて食い入るように見入ってしまいます。
腰にソプラノという表記がある、青い髪の娘”おてんばツイン”の表現力が一番好きです。
ファルセットのときに目が＞＜ってなるところも愛らしい（笑）
ボカロは新しい音楽の一つのジャンルとして定着していて、もはや一部の若者のものではなくなっています。
この、YMOの名曲をこんなふうに理解して、全く新しい表現方法で聞かせてくれたこの動画の作者さんたちに感謝したい気持ちでいっぱいです。
今の時代だから聞くことができた千のナイフ。
こういう出会いができる今という時代は素敵な時代だと素直に思います。
それじゃぁまたね(^O^)／~~~
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