灰色の決着が一番いい！
みたいなことをけっこうブログで言ってるわけですが、
ココらへんを説明しておこうかなと思います。
メイン読者層が中高生ってこともあるので
わかってもらえるかどうかは謎だけどねｗ
◎赤信号を渡ってはいけない！
考え方が大人か子どもかを測るスケールとして
こんなのどうでしょうか。
赤信号を渡ってはいけない
当たり前～～～～
ですよねｗ
しかし！
すんごい田舎道の歩道を歩いていて
見通しのいい交差点で
右を向いても左を見ても
前からも後ろからも
明らかにだれもいなくて
車もいない状態だったらどうですか？
赤信号でも渡るでしょ？
渡っちゃうでしょ？
てか私は渡るねｗ
躊躇なく渡るねｗ
でもね、幼稚園児とかがいたらこう言うでしょ？
「あ！赤信号は渡ったらいけないんだよ！」
って。
◎なぜ幼稚園児はそう言うのか
なぜ大人は渡っちゃうのに
幼稚園児くらいの子は渡らないのか
考えてみましょう。
幼稚園児が渡らないのは、
信号が赤のときは渡ってはいけない
っていうのを
そっくりそのまま信じ込んで
それが正しい！
って思っているからだよね。
正しいことを行い
間違った行動はしてはいけない！
ってことですよね。
いってみれば、
価値観が一面的で、
判断基準が明確だから
白と黒しかないんです。
◎なぜ大人は悪いとわかっていても渡ってしまうのか
大人が赤信号を渡ってしまうのは
理由がいろいろあると思います。
・確実に安全なのがわかっている
・注意されないこともわかっている
・信号が変わるのを待っている時間がムダ
・赤信号を渡れば時間が短縮できる
・赤信号を渡ったところでだれにも迷惑をかけない
みたいなね。
大人が全員渡るかといえば
そういうわけでもないよね。
でもでも渡らないにしても
理由がいろいろあると思います。
・法秩序を犯したくない
・だれかに見られていたらイヤ
・万が一でも何かあったらイヤ
・どうせ急いでないし別に待ってもいい
みたいなね。
いずれにしても
結局はその辺を総合的に判断して、
リスクとベネフィットを両天秤にかけて
決断して行動してるわけだよね。
◎それでも「赤信号を渡るのは悪いこと」って思う人へ
ここまで聞いても、
いやいや！
自分の都合で勝手に「悪いことじゃない！」って
考えて行動するのはおかしい！
って思う人もいるよね。
でも、
救急車はいいんだよねえ？
妊婦さんを車に乗せてて
もうすぐ生まれてしまいそう！
って感じだったらどう？
それでも
「赤信号を渡るのは悪いこと」
って言えますか？
結局はさあ、
一概に「悪い」と言い切ることはできない
っていう
灰色の結論にならない？
◎オトシドコロを探るとたいてい灰色になってしまう
何が正しくて
何が正しくないか
それは立場によっても
時と場合によっても
切り取り方によっても違ってくるもんです。
その辺を見極めないと
簡単に判断はできないし、
その判断も流動的であってしかるべきなのです。
短絡的に物事を判断せず、
相手の立場とか
事の経緯とか
さまざまなことを考慮に入れつつ
慎重に判断をしなければいけない
ということなのです。
簡単に「白だ！」「黒だ！」って騒がずに
白黒ハッキリさせたい！って慌てずに
まずは冷静に考える
ってことが大事なんです。
また、人によって考え方も立場も違うわけなので、
白黒つけようと自分の主張を押し通したりすると
何も決まっていかないし
無理やり決めてしまうと
わだかまりが残ってしまう場合もあります。
なおかつ
そういう考慮すべき他人が
いーーーっぱいいるわけです。
価値観が多面的で、
判断基準がいくつもあって
なおかつ
自分と相手の立場や
社会的なことなど
考慮にいれるべき事項が多いから、
その辺を調整して、
みんながそれなりに納得できる
オトシドコロ
を探る必要があるわけ。
みんなの意見を擦り寄せて
オトシドコロを探ると
たいていの結論は
「灰色」になるのが常なのですよ。
それが
「大人の世界」
というもんですｗ
◎清濁併せ呑む
「清濁併せ呑む」ってことわざ、知ってますか？
心が広く、
善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。
度量の大きいことのたとえ
っていうのが辞書的な意味です。
そもそもさあ
「清いのはいいことで濁ってるのは悪いこと」
ってのも一概にいえないでしょ？
すべてを理解することは難しい、
すぐに判断なんてつかない、
物事には両面が存在する・・・って考えたら
灰色こそが一番いい
灰色こそが自然
そう思いませんか？
まあ灰色にも
黒に近い灰色もありゃあ
白に近い灰色もあるわけで
どっからが白でどっからが黒か
その辺を時間をかけて見極めていくことが
大事だと思います。
結論は「出るもの」であって
「出すもの」じゃないと思う私です。
・・・なんかもやっとした記事だなｗ
切れ味が悪いｗ
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