本感想60「イニシエーション・ラブ」
ツナガー・おにぎりです。
長～い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり（←本業です...）が
表紙デザイン（装丁）デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
（注意：懐具合もありまして本は全て文庫本です。）
*********************************************************
vol.60
イニシエーション・ラブ〈乾くるみ 著〉
文春文庫
今回で60冊目です。
「イニシエーション・ラブ」の感想です。
僕は大学の合コンでマユと出会った。
そもそも人数が足りなく代打で呼ばれ
女性とも積極的に話もできなければ
合コンで知り合うような女性をカノジョにするには抵抗もあるし
と、全く気ののらないままに出席した。
しかし運命的にマユと出会ってしまった。
それからというもの
免許を取ったり、服を新調したりとマユ中心の生活が始まる。
静岡で就職するも業績を買われ東京へ転勤。
週末はマユの待つ静岡へと遠距離恋愛を続ける。
しかし、いつしか気持ちが写り変わっていく。
イニシエーションとは「通過儀礼」
なので、イニシエーション・ラブとは
大人へと成長する過程での通過する恋愛を意味します。
初恋の人とか初めてつき合った人と
最後までゴールインするケースって確かに少ないですね。
（例外の方には、失礼します...）
僕（夕樹）とマユもいずれ別れてしまうのか？
本書はsideA（学生編）とsideB（社会人編）の構成です。
しかも80年代後半のヒット曲が各章のタイトルだったり
その時代の社会現象やドラマ、芸能人などが登場。
sideAやBもカセットテープを意味していたり。
あんな時代があったなぁ...と、懐かしむもよし
全く知らない年代の人でも
甘くほろ苦い青春を謳歌する二人の恋を楽しめます。
しかし解説にあるようにラスト二行で
驚くべき仕掛けに気付き再読するというミステリーが待っています。
また面白いのが「リピート」という小説に登場する人物も出てきたりと
仕掛けどころ満載の小説でした。
********************************************************
では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「イニシエーション・ラブ」の表紙を装丁（デザイン）してみました！
大学生といってもまだまだ大人ではない。
その頃愛しあった人がいても
社会と言う大きな海に出る前の狭い世界での出会い。
完全な愛ではないように思えます。
そんな隙間っぽい愛を表現してみました。
これまでの感想＆表紙デザイン---------------------------------------------------(＝⌒▽⌒＝)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀（からだ）/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉 〈すべては海になる/山田あかね 〉 〈ゼームス坂から幽霊坂/吉村達也 〉
た
〈ダイスをころがせ！/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈目線/天野節子 〉 〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ＠メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉
長～い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり（←本業です...）が
表紙デザイン（装丁）デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
（注意：懐具合もありまして本は全て文庫本です。）
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vol.60
イニシエーション・ラブ〈乾くるみ 著〉
文春文庫
今回で60冊目です。
「イニシエーション・ラブ」の感想です。
僕は大学の合コンでマユと出会った。
そもそも人数が足りなく代打で呼ばれ
女性とも積極的に話もできなければ
合コンで知り合うような女性をカノジョにするには抵抗もあるし
と、全く気ののらないままに出席した。
しかし運命的にマユと出会ってしまった。
それからというもの
免許を取ったり、服を新調したりとマユ中心の生活が始まる。
静岡で就職するも業績を買われ東京へ転勤。
週末はマユの待つ静岡へと遠距離恋愛を続ける。
しかし、いつしか気持ちが写り変わっていく。
イニシエーションとは「通過儀礼」
なので、イニシエーション・ラブとは
大人へと成長する過程での通過する恋愛を意味します。
初恋の人とか初めてつき合った人と
最後までゴールインするケースって確かに少ないですね。
（例外の方には、失礼します...）
僕（夕樹）とマユもいずれ別れてしまうのか？
本書はsideA（学生編）とsideB（社会人編）の構成です。
しかも80年代後半のヒット曲が各章のタイトルだったり
その時代の社会現象やドラマ、芸能人などが登場。
sideAやBもカセットテープを意味していたり。
あんな時代があったなぁ...と、懐かしむもよし
全く知らない年代の人でも
甘くほろ苦い青春を謳歌する二人の恋を楽しめます。
しかし解説にあるようにラスト二行で
驚くべき仕掛けに気付き再読するというミステリーが待っています。
また面白いのが「リピート」という小説に登場する人物も出てきたりと
仕掛けどころ満載の小説でした。
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では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「イニシエーション・ラブ」の表紙を装丁（デザイン）してみました！
大学生といってもまだまだ大人ではない。
その頃愛しあった人がいても
社会と言う大きな海に出る前の狭い世界での出会い。
完全な愛ではないように思えます。
そんな隙間っぽい愛を表現してみました。
これまでの感想＆表紙デザイン---------------------------------------------------(＝⌒▽⌒＝)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀（からだ）/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉 〈すべては海になる/山田あかね 〉 〈ゼームス坂から幽霊坂/吉村達也 〉
た
〈ダイスをころがせ！/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈目線/天野節子 〉 〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ＠メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉