本感想57「ゼームス坂から幽霊坂」
ツナガー・おにぎりです。
長~い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり(←本業です...)が
表紙デザイン(装丁)デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
(注意:懐具合もありまして本は全て文庫本です。)
*********************************************************
vol.57
ゼームス坂から幽霊坂〈吉村達也 著〉
双葉文庫
今回は「ゼームス坂から幽霊坂」の感想です。
誰もがうらやむような妻を持つ宮島真治。
かつて人気FMラジオのDJをしていた茉莉は
ラジオDJとしては、もったいないほどの美貌を持つ彼女だが
共通の友人の勧めで、一般人・宮島真治と結婚する。
ある嵐の夜、帰宅した真治は
ウェディングドレス姿で首をつり自殺した茉莉を発見する。
世間体を気にした真治は動揺し、庭に茉莉を埋めてしまう。
しかし翌日家へ戻ると死んだはずの茉莉が
いつもと同じ笑顔で真治を出迎える。
31歳10ヶ月以上、生きてはいけない宿命と言う茉莉。
次第に彼女の壮絶な過去が明らかになり
今まで幸せだと思っていた生活が揺らぎだす。
共に本当の愛を手に入れることができると思えた矢先
永遠の別れが訪れるクライマックス。
まず冷静に考えて自分が殺してもいない遺体を見つけたとき
人はどういう行動をとるのか?
ほとんどの人が経験することがないので分かりませんが
多分...きっと庭に埋めることはないでしょう。
いくら自分が浮気をして、妻に負い目があったとしても。
でもその埋める行為がないと物語は始まりませんものね。
途中茉莉の生きてはいけない宿命も
何となく想像が出来てしまいました。
ただクライマックスは先を読めませんでした。
僕が男だからか、どうしても真治よりに立ちますが
終始真治が気の毒でしょうがない、
あっ息子の甲太(5歳)が一番かわいそうか。。。
あとは皆さん実際に読んでみて下さい。
総合的にみて不思議な物語というのが率直な感想でした。
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では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「ゼームス坂から幽霊坂」の表紙を装丁(デザイン)してみました!
ゼームス坂は品川区の南品川に実在する坂です。
明治時代に住んでいたゼームス(英国人)が
私財を投じて坂を修復したことで付けられたそうです。
この坂を死者が蘇るため色調も淡白くまとめてみました。
これまでの感想&表紙デザイン---------------------------------------------------(=⌒▽⌒=)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀(からだ)/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉
た
〈ダイスをころがせ!/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ@メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉
長~い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり(←本業です...)が
表紙デザイン(装丁)デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
(注意:懐具合もありまして本は全て文庫本です。)
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vol.57
ゼームス坂から幽霊坂〈吉村達也 著〉
双葉文庫
今回は「ゼームス坂から幽霊坂」の感想です。
誰もがうらやむような妻を持つ宮島真治。
かつて人気FMラジオのDJをしていた茉莉は
ラジオDJとしては、もったいないほどの美貌を持つ彼女だが
共通の友人の勧めで、一般人・宮島真治と結婚する。
ある嵐の夜、帰宅した真治は
ウェディングドレス姿で首をつり自殺した茉莉を発見する。
世間体を気にした真治は動揺し、庭に茉莉を埋めてしまう。
しかし翌日家へ戻ると死んだはずの茉莉が
いつもと同じ笑顔で真治を出迎える。
31歳10ヶ月以上、生きてはいけない宿命と言う茉莉。
次第に彼女の壮絶な過去が明らかになり
今まで幸せだと思っていた生活が揺らぎだす。
共に本当の愛を手に入れることができると思えた矢先
永遠の別れが訪れるクライマックス。
まず冷静に考えて自分が殺してもいない遺体を見つけたとき
人はどういう行動をとるのか?
ほとんどの人が経験することがないので分かりませんが
多分...きっと庭に埋めることはないでしょう。
いくら自分が浮気をして、妻に負い目があったとしても。
でもその埋める行為がないと物語は始まりませんものね。
途中茉莉の生きてはいけない宿命も
何となく想像が出来てしまいました。
ただクライマックスは先を読めませんでした。
僕が男だからか、どうしても真治よりに立ちますが
終始真治が気の毒でしょうがない、
あっ息子の甲太(5歳)が一番かわいそうか。。。
あとは皆さん実際に読んでみて下さい。
総合的にみて不思議な物語というのが率直な感想でした。
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では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「ゼームス坂から幽霊坂」の表紙を装丁(デザイン)してみました!

ゼームス坂は品川区の南品川に実在する坂です。
明治時代に住んでいたゼームス(英国人)が
私財を投じて坂を修復したことで付けられたそうです。
この坂を死者が蘇るため色調も淡白くまとめてみました。
これまでの感想&表紙デザイン---------------------------------------------------(=⌒▽⌒=)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀(からだ)/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉
た
〈ダイスをころがせ!/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ@メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉