本感想21「ストロベリーナイト」後編 | それいけ ツナガー!!

本感想21「ストロベリーナイト」後編

通勤中はもっぱら読書...
読んだ本の感想、また読んだ上で
おにぎりの視点で表紙デザインを考えました!


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それいけ ツナガー!!

vol.21

ストロベリーナイト〈誉田哲也 著〉
光文社文庫


ストロベリーナイトの感想です。

都立水元公園のため池で
青いビニールシートにくるまれた男性の死体が発見される。
喉元には致命傷といえる切創、腹部には股関節まで達する切創が。
主人公・捜査一課 姫川玲子は遺棄現場の不審な点と鋭い勘で
他の遺体がため池に沈んでいることを推理する。

また捜査が進む中「
ストロベリーナイト」という
殺人ショーが秘密裏に行われていることが判明する。
玲子の過去、犯人グループのFの過去、そして部下の死。
様々な要素が明かされる中、意外な黒幕の登場とともに
衝撃的なラストを迎える。

かなり殺人シーンなどはグロいところも多々ありましたが
総合的に見て(ドラマ化している点でも)オススメです。
しかも続編の
シンメトリーソウルケイジなどが
新ドラマとしてもスタートしました。
読み終わってもっと姫川玲子を読みたいと思える一冊です。

玲子はかっこいい!
他の刑事にはない鋭い勘が働き、
一種犯罪者心理にシンクロすることができる。
時には捜査に大きな進展をもたらすが、危険な要素も含んでいる。

また玲子がなぜ刑事になったのか...このシーンは泣きました。
凛としたとこもあり、またその反面人間的な弱さも感じさせたり
ドラマを見た方でも本書を是非一度読んでいただきたいと思います。


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では読み終わったうえで
おにぎり流に「ストロベリーナイト」
表紙をデザインしてみました!

それいけ ツナガー!!






























本編デザインはおそらく姫川玲子イメージと思いますが
おにぎり的には、Fをメインに表紙デザインしました。
「両親を殺し、暴力で自分自身の存在を確認してきた。
その瞬間しか自分の生を感じられなかった。」(本書より抜粋)

革のつなぎに身を隠し、自分を傷つけ、他人を傷つけ
鮮血を見た瞬間だけでしか生の証を感じられない。
そんなFの悲しさ・孤独感、そして猟奇的な部分を表現しました。


1冊目〈LAST/石田衣良 著〉
2冊目〈スパイラル・エイジ/新津きよみ 著〉
3冊目〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也 著〉
4冊目〈無制限/渡辺容子 著〉
5冊目〈金のゆりかご/北川歩実 著〉
6冊目〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬 著〉
7冊目〈凍える牙/乃南アサ 著〉
8冊目〈逃亡作法/東山彰良 著〉
9冊目〈笑う警官/佐々木譲 著〉  
10冊目〈バージョンアップ/小泉すみれ 著〉
11冊目〈殺し屋シュウ/野沢尚 著〉
12冊目〈告白/湊かなえ 著〉
13冊目〈ジャンプ/佐藤正午 著〉  
14冊目〈転落/永嶋恵美 著〉
15冊目〈君に舞い降りる白/関口尚 著〉
16冊目〈サマータイム /佐藤多佳子 著〉
17冊目〈ビンゴ/西村健 著〉
18冊目〈ランドリー/森淳一 著〉
19冊目〈チョコレートゲーム/岡嶋二人 著〉
20冊名〈誘拐症候群/貫井徳郎 著〉