本感想58「目線」
ツナガー・おにぎりです。
長~い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり(←本業です...)が
表紙デザイン(装丁)デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
(注意:懐具合もありまして本は全て文庫本です。)
*********************************************************
vol.58
目線〈天野節子 著〉
幻冬社文庫
今回は「目線」の感想です。
建設会社社長の堂島新之助。
彼は、自身の誕生日パーティーの夜、ベランダから転落死する。
全ての家族、使用人11人はアリバイがある。
警察も不審な点はあるものの事故死と判断。
そして初七日を迎え、新たな犠牲者が出てしまう。
犯人・松浦郁夫は「全て私がしました。」の
書き置きを残し失踪。
堂島新之助は事故死か、松浦郁夫の全てとは?
捜査本部とは別に独自の捜査を続ける刑事3人。
真相の裏には、数年に渡る深い憎しみが待っていた。
まずはタイトルの「目線」
あまり説明してしまうとネタばれになりますが
なるほどと感心してしまうピッタリのタイトルです。
事件を違った角度から検分する点でも当てはまるし
真犯人にとってはまさに目線=死角がポイントになってきます。
ただ、読み始めるとぽっかり忘れてしまいがちですが
始めのプロローグの3Pで真犯人が分かると言えば分かります。
あとは、いかに犯行が行われたのかを
警察とともに見つけ出すという楽しみ方もあります。
また普通この手の話には「こいつ犯人かな」と疑いを抱く人物が
いることが多いですが(...で、実際犯人じゃなかったり)
この小説に関しては皆いい人ばかりで
疑わしき人物が皆無というのも特長です。
そして、とても切ないエンディングを迎えます。
「一番犯人ではあって欲しくなかった、この人が...」
2010年に仲間由紀恵主演でドラマ化されたようですが
そちらはもっと違ったアプローチかもしれません。
********************************************************
では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「目線」の表紙を装丁(デザイン)してみました!
コスモスに蝶...どちらも本書に登場するものです。
花をメインに据えながらも
蝶の飛来で目隠しをしました。
目線のポイントとなる死角をイメージさせてみました。
これまでの感想&表紙デザイン---------------------------------------------------(=⌒▽⌒=)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀(からだ)/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉 〈ゼームス坂から幽霊坂/吉村達也 〉
た
〈ダイスをころがせ!/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ@メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉
長~い通勤中は読書の毎日。
そこで本の感想と
読んだ上でデザイナー・おにぎり(←本業です...)が
表紙デザイン(装丁)デザインしてみました。
1冊でも手に取って読んでもらえたら
皆さんとつながりが持てるような気がします。
(注意:懐具合もありまして本は全て文庫本です。)
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vol.58
目線〈天野節子 著〉
幻冬社文庫
今回は「目線」の感想です。
建設会社社長の堂島新之助。
彼は、自身の誕生日パーティーの夜、ベランダから転落死する。
全ての家族、使用人11人はアリバイがある。
警察も不審な点はあるものの事故死と判断。
そして初七日を迎え、新たな犠牲者が出てしまう。
犯人・松浦郁夫は「全て私がしました。」の
書き置きを残し失踪。
堂島新之助は事故死か、松浦郁夫の全てとは?
捜査本部とは別に独自の捜査を続ける刑事3人。
真相の裏には、数年に渡る深い憎しみが待っていた。
まずはタイトルの「目線」
あまり説明してしまうとネタばれになりますが
なるほどと感心してしまうピッタリのタイトルです。
事件を違った角度から検分する点でも当てはまるし
真犯人にとってはまさに目線=死角がポイントになってきます。
ただ、読み始めるとぽっかり忘れてしまいがちですが
始めのプロローグの3Pで真犯人が分かると言えば分かります。
あとは、いかに犯行が行われたのかを
警察とともに見つけ出すという楽しみ方もあります。
また普通この手の話には「こいつ犯人かな」と疑いを抱く人物が
いることが多いですが(...で、実際犯人じゃなかったり)
この小説に関しては皆いい人ばかりで
疑わしき人物が皆無というのも特長です。
そして、とても切ないエンディングを迎えます。
「一番犯人ではあって欲しくなかった、この人が...」
2010年に仲間由紀恵主演でドラマ化されたようですが
そちらはもっと違ったアプローチかもしれません。
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では読み終わったうえで、おにぎりが感じたイメージで
「目線」の表紙を装丁(デザイン)してみました!

コスモスに蝶...どちらも本書に登場するものです。
花をメインに据えながらも
蝶の飛来で目隠しをしました。
目線のポイントとなる死角をイメージさせてみました。
これまでの感想&表紙デザイン---------------------------------------------------(=⌒▽⌒=)
あ
〈青空の卵/坂木司〉 〈悪夢のエレベーター/木下半太〉 〈fの魔弾/柄刀一〉 〈オテル モル/栗田有起〉
か
〈彼女は存在しない/浦賀和宏 〉 〈軀(からだ)/乃南アサ 〉 〈君に舞い降りる白/関口尚〉 〈求愛/柴田よしき〉 〈金のゆりかご/北川歩実〉 〈告白/湊かなえ〉 〈凍える牙/乃南アサ〉 〈殺し屋シュウ/野沢尚〉
さ
〈桜ハウス/藤堂志津子〉 〈サマータイム /佐藤多佳子〉 〈シーズザデイ/鈴木光司〉 〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也〉 〈ジャンプ/佐藤正午〉 〈真相/横山秀夫〉 〈ストロベリーナイト/誉田哲也〉 〈スパイラル・エイジ/新津きよみ〉 〈ゼームス坂から幽霊坂/吉村達也 〉
た
〈ダイスをころがせ!/真保裕一 〉 〈竜巻ガール/垣谷美雨〉 〈誰かSomebody/宮部みゆき 〉 〈チョコレートゲーム/岡嶋二人〉 〈手紙/東野圭吾〉 〈転落/永嶋恵美〉 〈逃亡作法/東山彰良〉
は
〈バージョンアップ/小泉すみれ〉 〈パズル/山田悠介 〉 〈働く女/群ようこ〉 〈100回泣くこと/中村航〉 〈ビンゴ/西村健〉 〈プラナリア/山本文緒〉 〈プリズム/貫井徳郎〉 〈フルタイムライフ/柴崎友香〉 〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬〉 〈僕を殺した彼女/北川歩実〉 〈星々の舟/村山由佳〉
ま
〈無制限/渡辺容子〉 〈もう君を探さない/新野剛志〉 〈MOMENT/本多孝好〉
や
〈誘拐症候群/貫井徳郎〉 〈雪が降る/藤原伊織〉 〈ゆび/柴田よしき〉 〈四つの
嘘/大石静 〉 〈夜の果てまで/盛田隆二〉 〈呼人/野沢尚〉
ら
〈LAST/石田衣良〉 〈ラッシュライフ/伊坂幸太郎〉 〈ラブ@メール/黒史郎〉 〈ランドリー/森淳一〉 〈リアルワールド/桐野夏生 〉 〈リピート/乾くるみ 〉 〈臨場/横山秀夫 〉 〈ルアーに恋した日/喜多嶋隆〉
わ
〈笑う警官/佐々木譲〉