論文対策・時事対策におすすめのニュースアプリ
今回は,論文対策・時事対策に欠かせない時事知識の身に付け方についてお伝えします。
前提として,論文を書く上でも,時事問題を解く上でも「最近,どういう社会問題があるのか」,「それを解決するためにどんな制度があるのか」といった知識は不可欠です。
そもそも2017年から2020年までの約4年間は,最終倍率が極めて低い年だったため,論文対策や時事対策をほとんどしなくても合格できる状態でした。しかし,来年度(令和3年度)の公務員試験は,去年までと比べて最終合格倍率が上昇すると見込まれているため,論文対策や時事対策に手を抜くと一気に不合格が濃厚になります。
本記事を読んで,いつまでに何をすればいいのかを明確にしてください。
⑴ 時事対策の王道
〇 『速攻の時事』を予約せよ!
公務員試験の時事といえば,『速攻の時事』です。
例年,公務員受験生が時事対策をするときにこぞって購入する本でして,かくいう私も受験生時代には愛用させていただきました。
この本は,テキスト編とトレーニング編の2つにわかれています。
テキスト編は,社会用語に慣れていない人でも,時事対策に臨みやすいように各用語の説明を重点的に扱うバージョンです。一方,トレーニング編は,そうした用語解説を最小限に留め,細心の統計数値や本試験の予想問題を掲載したバージョンです。
教養の「社会科学」の対策をきちんとされる人は,トレーニング編だけ買えばよいですが,そうでない人はテキスト編とトレーニング編の両方を購入されることをおすすめします。
ちなみに,上記のリンクは,「令和2年度試験」に対応したものとなっています。本ブログの読者の大多数は,来年度(令和3年度)の試験を受験予定でしょうから,来年の2月に最新版が発売されたらそちらを購入されてください。
なお,時間に余裕がある方は,上記の令和2年度版にも目を通すことをおすすめします。時事知識は,単に最新の数値を覚えるよりも「いかに社会用語に慣れているか」がポイントになるため,言葉の壁をクリアしておくと直前対策が超有利になります。
〇 来年の2月まで何をすればいいの?
基本的に,論文対策も時事対策も,『速攻の時事』を読めば完了します。
ただし,『速攻の時事』が発売されるのは来年の2月であり,そこまで論文対策や時事対策をしなくてもよいとなると,なんだか不安になると思います。
実際,私が予備校で指導している受験生には,「本格的な論文対策は年明けから,時事対策も2月からで大丈夫」とお伝えしています。しかし,それと同時に,彼らが入学したと同時に「時事知識は言葉の壁が想像以上に高いから,明日から新聞を読みなさい」とも言います。
つまり,「来年の2月まで,全く対策しなくていいよ」というはずもなく,「論文対策・時事対策ともに年を越すと本格化するから,それまでに時事用語を理解しときなさい」ということです。
〇 おすすめの新聞・ニュースアプリは?
では,時事用語を学習するにあたり,どんな新聞を読めばいいのでしょうか。
基本的には,自分が気に入った新聞社の新聞を読んでいただければ大丈夫です。その上で,一応,公務員試験対策で有名なものといえば,日経新聞です。
日経新聞は,その名前だけを見ると「経済関連の記事が多くて難しそう」とか「意識高い系が読んでいそう」などとイメージしがちですが,いずれもそんなことはありません。
経済関連のニュースに加え,政治関係,外交関係,各種統計,最新の法改正情報などをわかりやすく掲載してくれています。また,他の新聞に加えて,特定の政党への偏りが少ないですから,政治的中立性を求められる公務員にとって重宝する情報源になることでしょう。
金銭的に余裕がある方は,今日からでも購読してください。一方,なるべく出費を避けたい方は,日経新聞のアプリに無料会員登録をすれば,無料記事は全部,有料記事も月10本まで無料で読めるので,とりあえず会員登録することをおすすめします。
また,無料会員であっても,記事のテーマと最初の100字程度は読めるので,気になる記事はテーマだけでもメモしておき,続きは公民館や図書館に行って読むのも有効です。ちなみに,毎年,こうして節約する受験生を見てきましたが,そういう方は大抵最終合格します。
〇 おすすめしないニュースアプリ(おまけ)
一方で,公務員試験に不必要な知識が含まれるニュースアプリはおすすめしません。例えば,『スマートニュース』や『ヤフーニュース』などの芸能関連のニュースが目出つものです。
また,ために「情報収集ツールにはTwitterがおすすめ」という意見を見かけますが,こうしたSNSでは,受験情報以外も目につき意識が分散しがちなのでおすすめしません。同様に,YouTubeにて学習するのも他のエンタメに意識を奪われがちなので避けてください。
もしも情報を収集したければ,学生ならば受験サークルに加入したり教授や先輩に相談したりしましょう。また,社会人ならば学生時代の友人に相談したり予備校に通ったりしましょう。
⑵ まとめ
論文対策と時事対策に欠かせない,時事用語の身に付け方についてお伝えしました。普段から新聞を読んでおくと,公務員試験で筆記の点数が上がるだけでなく,年上の方とも話が通じるようになり,自然とコミュニケーション能力も上昇します。
是非,新聞を読み,一石二鳥の対策を進めていきましょう。以上!
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