面接対策のやり方 模擬面接では何をチェックしてもらえばいいのか
段々と夏のような気候になってきました。
さて,前回・前々回と面接対策のやり方について紹介してきました。そして,いよいよ今回は,面接対策の最後のステップである模擬面接についてお伝えします。
⑴ はじめに
〇 模擬面接とは
模擬面接とは,面接をリアルに体験・練習することを言います。
そもそも面接でやるべきことは,相手の質問を聞いて自分の口で説明するという質疑応答の繰り返しです。このとき,「相手がなんと質問してくるか」や「自分はなんと答えよう」という“予想”自体は,模擬面接をしなくても十分可能です。しかし,実際に即時的に相手の問いに答えるには,リアルな面接練習が必須となります。
〇 模擬面接をしてくれる機関
模擬面接は,各予備校や大学のキャリアセンター,ハローワークなどでも行われています。特に,独学者の方は面接してくれるところが少ないのでハローワークは重宝するでしょう。
なお,どちらの機関で模擬面接を受けることになっても絶対に注意してほしいことがあります。それは,面接官役の人が面接攻略のプロであるとは限らないということです。
〇 模擬面接の注意点
詳述は避けますが,多くの模擬面接は,「そこそこ社会的な常識があるおじさんを面接官に仕立てて,こちらに対してよくある質問を投げかけてもらうだけ」に終始してしまいます。
そのため,受験生は,事前に模擬面接を通して何をチェックしてもらいたいのかを明確にしておく必要があります。そして,模擬面接を受ける際には,面接官役が心もとないようであれば,以下の確認事項を前もって伝えてから練習してもらいましょう。
⑵ 模擬面接で面接官にチェックしてもらうこと
① 入退室のマナー
こちらはどの面接官役の人も完璧にチェックしてくれます。むしろチェックしてくれない場合は,その面接官役ないし機関を利用するべきではありません。
② 志望動機から「すぐに辞めないこと」が証明できたか
面接において志望動機を尋ねる理由は,「あなたを採用した後,すぐに辞めないか」を確認したいからです。すぐに辞めないことを証明するためには,志望動機が具体的で連続的であることを伝えたり,働くことを希望する熱意を伝えたりする必要があります。
③ 自己PRから「仕事を任せられること」が証明できたか
また, 面接では,自己PRもほぼ100%問われます。自己PRをしてもらう理由は,「あなたを採用した後,仕事を任せてもきちんとこなしてくれるのか」を確認したいからです。仕事をこなせることを証明するためには,受験先の業務内容を理解していることに加えて,あなたの性格・能力を生かせばその業務を効率的・効果的にこなせることを伝える必要があります。
〇 業務内容の理解度をチェックしてもらうときの注意点(おまけ)
業務内容の理解度は,本番の面接では大まかにしかチェックされません。
具体的には,一般的な面接は,「子育て支援をやりたいです。」→「具体的には,○○課の△△事業に携わりたいと考えています。」→「この支援には,子育て世代の方々に寄り添いつつ,関連する機関と連携してサポートしていくことが欠かせません。」→「ここで,私の調整能力を生かして,組織間の連絡調整を円滑にこなし,組織に貢献していきたいです。」という流れで進んでいきます。
模擬面接では,面接官役の方もバリバリ公務員として働いていたという事情がない限り,詳細な業務内容は知らないはずですから,神経質にチェックしてもらわなくて結構です。
⑶ おわりに
いかがでしたか。模擬面接をしてもらうときの注意点が伝わりましたでしょうか。
模擬面接もまた目的意識を持って取り組まなければ大した効果が得られません。いたずらに試行回数を重ねる前に,「どこをどうチェックしてもらえばいいのか」を明確にしておきましょう。
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