面接対策のやり方 4つのポイントに気を付けて情報収集しよう
地方上級の1次試験も終わり,いよいよ面接対策が本格的に始まります。
しかし,筆記試験は今までの大学入試や各種国家資格試験と同様にシンプルに勉強すればいいだけだったのに対し,面接試験は今までの経験があまりモノを言いません。特に,新卒で公務員を目指されている方は,今回の面接が人生で初めてという方が多いでしょう。
そもそも面接は,面接対策のやり方を知っているか否かによって対策に費やす時間が大きく変わります。面接対策とは,①情報収集,②面接カードの記入,③模擬面接での練習の3つのステップで構成されます。これを1つずつ効率的に攻略していけば,勝ちです。
今回は,この作業の内,「情報収集をする上での4つのポイント」についてお伝えします。
⑴ はじめに
〇 公務員試験の面接VS民間企業の面接
前提として,公務員試験と民間の就職試験を比較して,面接対策としてやるべきことはほとんど同じです。そのため,民間就活生向けの面接対策本がそのまま流用できます。
ただし,公務員試験はあくまでも公務員を採用するための試験ですので,面接試験でも,「公務員としての適性があるか」「公務員の仕事をこなせるか」などをチェックされます。
つまり,官民を比較したとき,就職試験という土台は変わらないが,求めている人材が異なるためチェックされる項目も異なるということです。
〇 面接対策のやり方
⑵ 情報収集をする際に気を付けるべきこと4選
① 試験日程・試験内容を確認しよう
再三言っていますが,募集要項・官庁HPを見て試験日程・試験内容を確認してください。
特に,今年の場合,集団討論を取りやめる自治体やオンライン面接を検討している官庁もあります。こういった情報は募集要項又は官庁HPに掲載されているので,要チェックです。
② やりたい仕事を見つけよう
次に,官庁HP・採用パンフレットを読んでやりたい仕事を見つけましょう。
というのも,面接では,シンプルに「やりたい仕事は何ですか」という質問がされます。この質問に答えるためには,やりたい仕事を見つけておく必要があります。
また,志望動機や自己PRを考える際にも,やりたい仕事が関係してきます。志望動機は,「この仕事をやりたいから,採用してください」と,自己PR「やりたいばっかりではなく,実際に任せられたらこの特徴を生かして仕事をこなせる」とアピールしていきます。
このように志望動機と自己PRがやりたい仕事で一貫していると,配属先が明確になり,面接官は採用することに不安を持たないので採用されやすくなります。
③ 行政の役割を知ろう
また,官庁HP・採用パンフレットを読んで行政・官庁の役割を知ることも大切です。
面接では,「社会において,我が官庁の役割は何ですか」という質問がされます。この質問に答えるためためには,事前にその官庁の果たしている仕事を考察しておく必要があります。
このとき,その官庁の役割が思い浮かばない人は,「仮にその官庁がなくなった場合,社会はどうなってしまうのか」と考えるとよいです。例えば,地方自治体の水道局ならば,「水道局がなくなれば,住宅・商業施設の水道が使えなくなってしまう」「水道局がなくなれば,下水の処理が滞ってしまう」と考えていきます。このように逆説的に考えれば,その官庁の役割というのは浮き彫りになりやすいです。
④ キャリアプランを知ろう
最後に,採用パンフレットを読んでキャリアプランを知ることも大切です。
面接では,「あなたは10年後にどうなっていたいですか」という質問がされます。この質問に答えるためには,その組織におけるキャリア形成を知っておく必要があります。
なお,この手の質問にはあまり詳細に答える必要はありません。この質問の真意は,「この組織に長い事在籍するつもりなのか」を確認することにあるので,将来を見通しかつやる気にあふれるような回答ができれば100点です。
⑶ まとめ
いかがでしたか。面接対策のやり方,情報収集の注意点が伝わりましたでしょうか。
特に,情報収集は収集する目的を定めないで望んでしまうといたずらに時間を浪費してしまいます。PCを開く前に,「何を調べるのか」を明確にしてから収集作業に取り組みましょう。
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