面接対策のやり方 面接を有利にする面接カードの書き方
7月に突入しました。面接試験も迫るため,面接カードを記入・推敲している時期かと思います。面接カードには,志望動機や自己PRなどを記入します。そして,実際の面接における質問の多くは,この面接カードを基にして投げかけられます。
「面接カードを書こうと思ったけど,志望動機が思いつかない…」
「具体的に書いてくださいと指示があるけど,どこまで具体的に書けばいいの…」
面接カードについては,様々な悩み・不安があると思います。
今回は,面接カードの書き方について,受験生ならば知らなきゃまずい情報をお伝えします。個別具体的なことは次回以降の記事をお楽しみにしてください。
⑴ はじめに
〇 面接カードとは
面接カードとは,受験生の基礎情報をまとめて記入させる用紙のことです。一般企業の就職活動でいうと,エントリーシートと同じ概念です。こちらに基づいて面接が行われるため,面接カード・エントリーシートに記載する内容は,簡潔明瞭かつ的確に書きましょう。
記入事項としては,全試験種に共通して記入させられる三大記載事項があります。
未だに面接カードの雛型が手元にない方は,これらの項目から記入していってください。
〇 その他の記入事項
・我が官庁に採用されたらやってみたい仕事(東京都など多数)
・ボランティア経験の有無(埼玉県など多数)
・最近興味をもった事柄(群馬県など多数)
〇 理想的な面接カード
⑵ 知らなきゃまずい面接カードの書き方
① 情報量を多くしない
志望動機を2つ挙げたり,自己PRのエピソードにスキルの裏付けにならない内容を盛り込んだりすることは避けましょう。また,形容詞や副詞といった言葉の飾りに過ぎないものは書かないようにしましょう。処理する量が多すぎると,面接官の頭が爆発します。
② 自分のことを書く
あくまでも面接は受験生の人柄を知る試験です。自分以外の情報は最小限に留めて,「自分がどう行動したのか」「自分はどう感じたのか」をメインに書きましょう。
これは,特に志望動機を書く際にありがちなミスです。志望動機は,「自分がその仕事をやりたくなったきっかけ」を書くべきなのに対して,「○○県は,海・山・川と自然が豊かであり…。また,県民の方も…」などと自治体のPR文を書くのは好ましくありません。
仮に,あなたが本当に自然が好きでありそのため県庁で働きたいならば,「私は,○○県の海や山といった自然環境の保全に取り組みたいと思い,○○県を志望します。大学3年生のとき,プラスチックごみの影響というテーマでインゼミ大会に参加しました。そこで…」といった内容が好ましいです。
③ 書いて伝える情報と口頭で伝える情報を分ける
①に近いですが,面接カードに全ての情報を書くのは不可能です。面接カードには,話の概要ないしは骨組みだけを書いて,それ以上のことは直接口頭で補充しましょう。
加えて,深掘りして欲しいことをあえて抽象的な言い回しにしておくのも有効です。具体的な記述がなされる中,ポンッと抽象的な言葉があれば,大抵の面接官が「これ,どういう意味?」と食いついてきます。説明能力を示すチャンスなので,見逃さないように。
⑶ おわりに
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