面接カードの書き方 エピソードのまとめ方・前半編
公務員試験受験生の皆さん,面接対策は順調ですか。
公務員試験の面接では,面接カード・エントリーシートを記入させられます。本ブログでは,前々回の記事から,この面接カード・エントリーシートの書き方についてお伝えしています。
そんな中,面接カードないし模擬面接で,最も力を入れて取り組んだことをどう説明すればよいのか迷っている受験生も多い事でしょう。そもそもこういった質問は,受験生の行動特性をエピソードから掴むことを目的としています。そのため,①エピソードを論理的に説明できて,②自己の特徴を明確に伝え,③仕事にどう生かせるのかを示す必要があります。
つまり,この質問には相当な下準備が必要となります。
⑴ はじめに
〇 面接カードとは(別記事参照)
面接カードとは,受験生の基礎情報をまとめて記入させる用紙のことです。一般企業でいうところのエントリーシートと同じ概念です。こちらに基づいて面接が行われるため,面接カード・エントリーシートに記載する内容は,面接を有利にできる内容であることが望ましいです。
〇 三大記載事項
面接カードには,三大記載事項といってどの試験種でも記入させられる事項があります。いわば面接の核となる項目なので,戦略性を持って臨みたいところです。
⑵ 本番の面接ではどう聞かれるんだろう
〇 コンピテンシー型の質問
面接試験では,本番の面接でも面接カードでも,「あなたが今までに最も力を入れて取り組んだことは?」とか「あなたが学生時代に最も打ち込んだことは?」といった質問があります。いわゆるガクチカと呼ばれるものであり,正確にはコンピテンシー型の質問といいます。
コンピテンシー型の質問とは,受験生に対して長所をストレートに聞くのではなく,今までの経験をエピソードで喋ってもらい,過去の行動からその人物の特徴・行動特性を掴むことを目的とした質問のことを言います。つまり,受験生の長所を経験から導こうとする質問のことをいうわけです。(別記事参照)
〇 本番の面接での流れ
基本的には,面接カードに書いたエピソードを深掘りするように進んでいきます。
「学生時代,アルバイトをしていましたか」
→「大変だったこと・時間がかかったことはありましたか」
→「工夫したことはありますか」「どのように乗り越えられましたか」
→「結果,何を感じ,または,何を学びましたか」
一般的に,深掘りされるエピソードは,面接カードにて主張している内容となります。例えば,あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだことを“サークル活動”だとしていれば,面接でもサークル活動が深掘りされていきます。
ただし,面接官がクレバーであったり受験生がクレバーであったりすると,面接カードに書いていない内容を深掘りしてくることもあります。この点,公務員試験に限ると,基本的に面接カードにないエピソードを深掘りされることは少ないため,対策を広げる必要性は薄いです。
〇 面接官が確認していること(質問の目的)
この手の質問では,①受験生の行動特性はなにかに加えて,②エピソードを論理的に話せるか,③経験を次回以降に生かせるか(学習能力・業務理解)を確認しています。
一連の流れで沢山のことが確認できるため,公務員試験だけではなく,一般企業の採用面接でも広く行われている面接形式・質問内容になります。
⑶ エピソードのまとめ方
〇 理想的な書き順
〇 書くときの注意点
④ エピソードの行動特性と自己PRで主張したい長所が一致していること
⑷ おわりに
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