面接で受かる人に共通する特徴 コミュニケーションが取れる
今回は,合格者の共通点第三弾,「コミュニケーションが取れること」です。
今や,民間企業の就活や日常的な場面においても,「コミュニケーション能力は大切だ」と言われることがあります。しかし,予備校講師をしていて思うことは,これだけ一般化した概念なのに,コミュニケーション能力がどんなものなのかを完全に理解している受験生が少ないということです。
本記事では,コミュニケーション能力の全貌を明らかにしながら,本番の面接ではどうアピールすればいいのかについてお伝えします。
⑴ コミュニケーション能力とは
〇 コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力とは,人間同士が意思疎通を図るとき,円滑な相互理解のために立ち振る舞える能力のことをいいます。
具体的には,会話をする際,①相手が気持ちよく喋れるように話を聞き,②内容を理解し,③内容に対して適切に応答できる能力の事を言います。これらは一般的に①傾聴力,②理解力,③説明能力と呼ばれています。
〇 コミュニケーション能力に関するよくある勘違い
多くの受験生が,「話し上手な人=コミュニケーション能力が高い人」だと勘違いしています。しかし,話し上手な人は,コミュニケーション能力の内容の内,説明能力を備えているに過ぎません。そのため,いくら喋りがうまくても,他の傾聴力や理解力も備わっていなければ,本当にコミュニケーション能力が高いとは言えません。〇 コミュニケーション能力が必要な場面
⑵ コミュニケーション能力をどうアピールするべきか
〇 自己PRで「コミュニケーション能力がある」と主張するべきか
自己PRにてコミュニケーション能力があると主張するのは,あまりおすすめしません。
理由は,わざわざ自己PRで主張しなくても,あなたにコミュニケーション能力があるのかどうかは面接全体を通して確認できているからです。面接とは,まさに面接官×受験生のコミュニケーションの場であり,普通に質疑応答をしていく上で,傾聴力,理解力,説明能力があるのかどうかはチェックできます。
そのため,自己PRでは,他の特徴を主張した方が時間効率がいいといえます。
〇 傾聴力のアピールの仕方
まず,傾聴力は,普段通りに話を聞いていただければ証明できます。
具体的には,面接官に対して横柄な態度を取ったり質問を遮って返答するようなことがなければ傾聴力があることを示せます。模擬面接をしていて,「傾聴力に難があるなー」という受験生にはほとんど出会わないので,多くの方は気にしなくて結構です。
また,変に傾聴力をアピールしようとして,面接官の質問にうなずきすぎたり猫なで声で相槌を打ったりするのは白々しく感じてしまうため,避けましょう。
〇 理解力のアピールの仕方
次に,理解力は,聞かれたことに対してストレートに返答することで証明できます。
これは,日常的に会話が成立している人はそのまま本番に進んでいただいて結構です。しかし,裏読みしがちな人や緊張しがちな人は,相手の質問内容が頭に入らないこともあります。
そのため,後者の方々は,①質問の真意を知っておき,②緊張しないように模擬面接で慣れておくことが大切になります。この2点を行っていただければ,本番でも落ち着いて相手の話を聞くことができ,聞かれたことに対してストレートに返答できます。
〇 説明能力のアピールの仕方
最後に,説明能力は,ある程度の経験・訓練を重ねていないと,証明できません。
例えば,アルバイトで塾講師をしていたとか,サークルで全体に向けて今後の方針を話すことが多かったとか,ゼミで発表する機会が多かったとかいう受験生には,すでに備わっていることが多いです。しかし,そういった経験がない人は,これから訓練が必要になります。
具体的には,①結論から喋る,②論理的に喋るの2点を守れるように,喋る訓練をしてください。
〇 論理的思考力があってこその説明能力(おまけ)
⑶ まとめ
今回は,意思疎通を図る上で欠かせないコミュニケーション能力についてお伝えしました。
対人能力というものは,経験や訓練を重ねて向上するものです。全国のハローワークや通われている予備校を活用して,傾聴力×理解力×説明能力を伸ばしていきましょう。
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