あなたには
理想としている人がいますか?
あるいは理想としている
生き方はありますか?
アドラ-心理学では
人は誰でも「理想」を持っていて、
その理想に向かって自分を育てたいという気持ち、
優越性を追求する気持ちがあると考えます。
そして同時に
理想があるということは
理想に届いていない自分と
理想とのギャップを意識する、
ということでもあります。
この時に感じるギャップを
アドラ-心理学は「劣等感」と呼びますが
ここにはネガティブな意味合いは
一切入っていません。
アドラ-心理学の「劣等感」は
ただ「今の自分」と「理想」の間に
ギャップがあり
自分はその理想に
現時点では届いていない
純粋にそう認識している感覚です。
劣等感こそが人を成長させる動機になる
と捉えます。
考えてみれば当たり前で、
今の自分と理想の間に
埋めるべきギャップがあるからこそ
人は努力をするのですよね![]()
小さな赤ちゃんだって
あのおもちゃを取りたい!
でも届かない…
という状況があるから
ハイハイやつかまり立ちができるように
一生懸命努力します。
小学生になれば
鉄棒の逆上がりができるようになりたい!
でもできない…
という認識のもと、
手に豆ができるまでトライするわけです。
理想に届いていないことを意識する、
つまり「劣等感を感じること」は
自己成長のために
とても大切なエネルギー源なのです。
だけど…
小さかったころ、
あんなに純粋に
失敗を恐れずにチャレンジできたのに
大人になった自分は
なぜそれができなくなったのか。
どうして
何かにつけて
自分はどうせダメなんだ
あんな人みたいになれるわけない
…と考えてしまうのでしょうか。
それはあなたに
失敗することは「悪」
理想に届かないのは「負け」
という思い込みがあるからです。
もちろん
あえて失敗を望む人など
この世には一人もいませんし
理想に届いた時の達成感を
喜ばしいと思うのが人間です。
だけど
人生は競争ではありませんし
失敗は悪ではありません。
理想に届こうが届くまいが、
理想に向かって動くこと自体が、
何度失敗しようが
諦めずに努力し続ける姿が、
既に「今より大きな自分」を
作っているのです。
劣等感を追い風にして
前に進もうとすること、
あなたはそれだけで
あなたの理想に一歩近づいているのです。
以前にこんな記事も書いています↓

私にも理想としている人が何人かいます。
8月に参加したリトリートを指導してくれた
私のマインドフルネスの師匠もその一人です。
先生の知識、経験、
そして人間としての在り方は
私のそれを凌駕していて
とても私の手が届かない理想なんですが
だからと言って
私はどうせあんな風にはなれない
努力したって無駄
とは思わないんです。
少しでも先生に近づけるように努力すること、
それ自体がとても楽しいことだから。
私は誰かと競争して
先生みたいになろうとしているわけではないし
先生みたいになれなかったからと言って
私の人生は失敗だったなんて思わない。
理想と現実のギャップは
埋めるためにあるけれど
埋まらなかったからと言って
自分を責める必要なんてない。
ただ自分が
努力の積み重ねや失敗を通して
だんだんと人間的に丸くなったり
少しだけでも心が広くなれば
それで充分幸せなのです。
私が尊敬して止まない、大好きなJ先生
あなたも
理想と現実のギャップを感じる時は
その感覚を是非
建設的に使ってください。
ギャップが埋められたか否かではなく
あなたがギャップを埋めようと
努力する姿勢そのものに100点をつけましょう。
劣等感(現実と理想のギャップを感じる気持ち)は
あなたの心の追い風です。
何度でも立ち上がろうとする
ちいさな赤ちゃんをみてみましょう。
日が暮れるまで逆上がりの練習をする
小学生を見習いましょう。
あの純粋な姿こそ
劣等感を追い風にしている人の姿ですよ。
最後までお読みいただき
有難うございました![]()
それではまた!
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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