マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師マインドフル・セルフコンパッション（MSC™）Trained Teacherアドラー心理学勇気づけ講師として
バランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ（Dziuba）智子です
このブログに来てくださる方の中には
更年期世代の方も多いのではないかと思います。
更年期症状のつらさに関して
ブログを書かれている方もおられますし
更年期をどう乗り切るかは
特定の年齢層の女性にとっては
とても大きな課題になります。
今日この記事をお読みのあなたが
更年期の問題を抱えているか分かりませんが
今日は
更年期とどう向き合うかについて
私の経験もふまえて書いてみようと思います。
私が更年期の症状で
一番しんどかった時期が
52-55歳くらいの頃、
今から8-5年前ですね。
今は特に症状もなく
とても落ち着いていますが
当時は
ホットフラッシュ（突然の発汗）と
睡眠障害に加え
私が「3秒鬱」と名付けた
ちょっとした鬱症状がありました。
ちょっとした鬱症状、と言っても
- もう生きていたくない
- 私は生きるに値しない
と本気で思えるくらい
激しい気分の落ち込みが頻繁に起こり
自分の身体と心の変化に
不安と強い戸惑いを覚えました。
当時は娘ちゃんのメンタルが壊れて
私も多くのストレスを抱えていたのですが
幸いなことにマインドフルネスに出逢い
本格的に瞑想を始めた時期でもありました。
マインドフルネスは
今ここの自分の状態に対し
やさしい、穏やかな眼差しを向け
何が起きていようとも
良い悪いの判断を加えず
ありのままに受け止める実践です。
その実践のお陰で私は
様々な更年期症状に対して
やさしさと受容の姿勢を取ることができ
身体が大きく変わるプロセスを
共感と理解を持って体験することができました。
更年期の身体というのは
加齢と共に起きるホルモンバランスの変化を
必死で受け止めようとしています。
飛行機で言えば
機体が突然の不安定さに
蛇行を繰りかえしながら
どこかに軟着陸しようと
一生懸命舵を切っている状態、
という感じでしょうか。
少なくとも私は
しんどい症状が出てくるたびに
舵取り、難しいよね
それでも頑張っているね
ありがとうね
…と自分の身体に伝えていましたが
そういったやさしい言葉によって
心身ともリラックスすることができました。
受け入れ、リラックスできるだけで
症状の感じ方が変わることも知りました。
上に述べた「3秒鬱」が来て
気持ちが大きく落ちた時も
あ、落ち込みが来たよ
大丈夫、少し待ってみようね
...と寄り添うだけで
落ち込みに対する怖さも不安も和らぎ
真っ暗な３秒を乗り越えることができました。
過去の自分と比べて落ち込んだり
自分に失望して不満タラタラ、
そんなこともあるかも知れませんが
今の自分を受け入れず
不満ばかりぶつけていたら
自分は余計つらくなるだけです。
何の得にもなりません。
更年期に必要なのは
新しい自分に向かって
日々変わっていく自分を
理解と共感、優しさで支え、
あたたかく応援することです。
身体を労わり、
心を労わり、
穏やかな見守りの気持ちを持ち、
必要に応じて「治療」という
行動に自分を促すことが
更年期を建設的に過ごすための
秘訣だと思います。
ひとつひとつの症状に対し
うん、今はこうなんだね
しんどいよね
…と受け止めた上で
今日はゆっくりしようね
お医者さんのアドバイスをもらおうね
私がいるから大丈夫だよ
…といった
やさしさと励ましの言葉を
たっぷりと自分に差し出してください。
終わらない更年期はありません。
しんどい症状にも
できる限りの優しさを向け
自分と仲良くなるチャンスとして
この唯一無二の時間を使ってみて下さい。
更年期をやさしさと理解で過ごせたあなたは
今よりもずっと
自分のことが好きになっているはずですよ。
最後までお読みいただき
有難うございました
それではまた！
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師
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