2022年10月半ば頃の一人湯修行東北温泉旅シリーズ。
秋田の大湯温泉、まだまだ続きます。
本文の前に恒例のここまで行程リンクから。お馴染みさんは飛ばしてください。
<1日目>
<2日目>
<3日目>
<4日目>
小さい方の浴場が何とも秀逸だった上野旅館の後は、国道を挟んだ逆側にある上の湯共同浴場へ。
なお上の湯共同浴場は駐車場がないので、上野旅館のご主人に断ってしばらく駐車させてもらい、徒歩で向かった。
すぐ手前に「いずみの湯」という公衆浴場もあったが、余力があれば後で寄ろうと思い、とりあえずスルー。
結局は連湯で疲れ果ててこの「いずみの湯」はこの時寄れなかった。次回の課題!
目的地の上の湯はいかにも素朴な共同浴場な姿。
なお近くに源泉が汲める「汲湯槽」があったが写真は撮り忘れてしまった。
大湯温泉 上の湯共同浴場
15時20分過ぎに到着。
入口から男女別に分かれている形式。
男湯の入口は左側。
営業時間は6時~21時。
休業日は毎月第2木曜日。
大湯温泉の共同湯を巡る方、木曜日だけは避けた方がいいですよ。4つあるどこかの浴場が休みになるような仕組みです!
入浴料は200円。
せっかくたくさんボタンがある券売機、使われているボタンは1つだけ
受付は番台形式でスペースはあるけれども無人。
利用券を入れる穴があり、そこから投入。
それでは男湯へ。
許可なく撮影はしないでという文字、実は入浴当日は気づきませんでしたm(__)m
スミマセン、掲載に問題あれば撮影できた頃の写真を借りて差し替えます。
先客は脱衣所に1人、浴場内に1人。
滞在中に独り占めできる時間は無し。
いかにも共同浴場なシンプルな浴槽、周りに直座りをして浴槽から湯を汲み体を洗う。
浴槽も数人は入れる規模。
そういうわけで、カランは水道のみだったと思われる。
浴槽とは別に熱い源泉が湛えられている源泉槽がある。
入浴用ではなく、かけ湯、上がり湯に使うのだろうか。
底から投入されており、セルフで加水できるようになっていたが、加水はされておらず。
その加水用の配管は浴槽にも伸びている。
浴槽内に桶が浮いているように見えるが桶でなくプラ籠、そしてそこが源泉の湯口でもあり、上から蛇口でセルフ加水ができるようになっている。
ぼくが来た時にはこの浴槽への蛇口から常時加水されている状況だった。
よって加水かけ流し。体感で42~3度と入りやすい温度になっていた。
節水を呼び掛けているので、基本は加水されてないかも。そうするとかなり熱い湯になるだろう。
そしてある意味驚いたのが、デフォで弱いブクブクがあるのだ。
なぜブクブクさせているのか分からないよ~。
使用源泉は「上野旅館」のところで紹介した源泉と同じだが、湯元という意味ではこちらが親(?)になる。
無色透明な湯は源泉名が「上ノ湯」。
源泉温度63.5度、pH7.9のナトリウム-塩化物泉。
成分総計は1.361g/kg。
自然湧出。
先述した通り、この湯をセルフ加水のかけ流しにて使用。
また前回のコピペになるけれども、源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウム381.8mg、カルシウム51.2mg、カリウム14.1mgなど。
陰イオンは塩化物573.4mg、硫酸106.7mg、炭酸水素64.1mgなど。
遊離成分はメタケイ酸88.3mg、メタホウ酸72.3mgなど。
湯口を上から見ると構造がお分かりいただけるでしょう。
浴槽内から伸びた塩ビ管から源泉が出て、上から加水されている。
湯面が揺れているのが弱いブクブク。
淡いタマゴ臭があり、淡いタマゴ味と淡い塩味を確認。
上野旅館で感じた焦げ風味までは分からなかった。
湯の新鮮さでは上野旅館の方がたまたま上回っていたのだと思う。
しっかりとしたスベスベ感があった。
想定していたよりも常時加水のためとても入りやすい温度になっていたこちら。
朝イチなどタイミングによっては激熱で新鮮な源泉の風味が体感できるかも!
次も大湯温泉、ちょっと面白い施設。
大湯温泉 上の湯共同浴場
秋田県鹿角市十和田大湯上の湯27-9
0186-37-3055(大湯地区共同浴場利用組合)
入浴料 200円
6時~21時 毎月第2木曜定休
<源泉名:上ノ湯>
ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
63.5度
pH7.9
成分総計 1.361g/kg
自然湧出
無色透明
淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、淡塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
加水(セルフ)かけ流し
2022年10月入湯
※数値はH29分析書より