2022年10月半ばの東北温泉一人湯修行旅シリーズ、2日目の続き。
山形の湯を巡っております。
まずはここまでの行程リンク集をどうぞ。投稿順ではなく時系列に変更済!
<1日目>
<2日目>
東置賜郡の高畠町から向かったのは上山市。
上山市と言えば言わずと知れた奥羽三楽郷の一つ、かみのやま温泉がある。
2013年に行き、当時7つあった共同浴場の内、4つを巡った。
今回は残していた2つの共同浴場に入るために訪れた。
車を少し離れた無料駐車場に停め、まず向かったのは「二日町共同浴場」。
現在営業している共同浴場の中では、かみのやま温泉駅からおそらく一番近いところにある。
この写真↓は建物の後ろ側からのアプローチ。
「あいさつ浴場」というサブタイトルが付いている。
横付けできる駐車場はないので、先述通り少し離れた二日町駐車場に停めると便利。
11時20分頃に到着。
かみのやま温泉 二日町共同浴場
営業時間は6時~22時と長く、年中無休。
冬期は6時半からの営業となっていた。
入浴料は150円。約10年前の各共同浴場と料金は変わってない。
洗髪するには別途100円かかるのが、かみのやまの共同浴場の特徴(新湯澤の湯を除く)。
坊主頭は影響なし
休憩スペースもあり。
窓から心地よい風が入ってきていた。
浴場は男女別に内湯のみ。
脱衣所は明るく広め。
先客に地元の仲良しじいさまたちが3人。
独り占めできる時間はなかった。
よって浴室内写真は限定されますm(__)m
それでは浴室内へ。
浴室は大きな窓が特徴的で大変明るく開放感があった。
1:2ぐらいに区切られた浴槽は、広い右側が熱い湯、左側がぬるい湯仕様。
洗い場はじいさま達の誰か、あるいは全員が常に使用していて、全体の写真は撮れなかった。
シャンプーや石鹼類の設置はなし。
有料洗髪専用のカラン&シャワーもあった。
源泉か真湯かはチェックできてません。
メインは広め、この写真↓では奥の熱い湯なのでそちらを中心に。
無色透明の湯は源泉名が「上山地区1号源泉、上山地区2号源泉、上山地区3号源泉」の混合泉。
源泉温度62.8度、pH7.6のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。
成分総計の表記はなく、蒸発残留物が2.533g/kg、溶存物質総量が2.389g/kg。
この湯を基本は完全かけ流しにて使用している。
セルフで加水ができるようになっており、実は浴室へ入った当初は先客のじいさまが盛大に加水をしているところだった(^^;
写真↑でおわかりでしょう。
そんな感じでオーバーフローはザンザン状況。
じいさま自ら途中で加水はやめたのだけれど、そんな加水された浴槽の温度を測ってみると。。。
45度とまだまだ十分に熱い
これは加水しないとどうにも入れないほどの温度だったんでしょうねぇ。
とはいえ、これぐらいの温度なら共同浴場らしくてきらいではない
源泉の成分数値を簡単に紹介。
陽イオンはナトリウム505.8mg、カルシウム313.3mgで大半。以下カリウム10.6mg、リチウム0.6mg、マグネシウム0.5mgなど。
陰イオンは硫酸733.1mg、塩化物727.3mgで大半。以下炭酸水素23.0mg、フッ素4.2mg、臭素1.9mgなど。
遊離成分でメタケイ酸56.6mg、メタホウ酸12.0mgなど
湯口の周りにある芒硝系の白いこんもりにニンマリ
淡く芒硝系の香りがあった。
塩味と少しダシ味あり。
湯口の温度を測ってみると。。。
59.2度と十分な温度のまま浴槽まで到達している。
しっかりとしたスベスベ感があった。
一応ぬるい方の浴槽も。
熱い方からパイプを通じて湯が来ており、基本的には湯の行き来は少ない。
体感で40度ぐらいとぬるめで、そういう意味では交互入浴が楽しめる。
一応専用の湯口があるのだけれども、投入される全量がパイプで外へ逃がされていた。
これを入れてしまうとこちらの浴槽も激熱になるんだろうな~。
次もかみのやまの共同浴場。
かみのやま温泉 二日町共同浴場
山形県上山市二日町5-21-6
入浴料 150円
6時~22時まで(冬期は6時半~)
年中無休
<源泉名:上山地区1号源泉、上山地区2号源泉、上山地区3号源泉>
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
62.8度
pH7.6
溶存物質総量(ガス性のものを除く) 2.389g/kg
蒸発残留物 2.533g/kg
無色透明
淡芒硝臭あり
淡塩味、淡ダシ味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し・セルフ加水可能
2022年10月入湯
※数値はR2分析書より
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